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和久井映見 和久井映見

和久井映見女優わくいえみ

1970年生まれ、神奈川県出身。1988年にドラマに初出演して以降、確かな演技力で実力派女優としてテレビや映画で幅広く活躍。NHKでも大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』『功名が辻』『平清盛』、連続テレビ小説『ちりとてちん』『ひよっこ』などに出演し、好評を博す。主演ドラマに、ハイビジョンドラマ『抱きしめたい』、金曜時代劇『華岡青洲の妻』、ドラマ10『四十九日のレシピ』、長野発地域ドラマ『木曽オリオン』。2021年放送の大河ドラマ『青天を衝け』では、吉沢亮が演じる主人公・渋沢栄一の母・ゑい役を好演。

ハイビジョンドラマ 抱きしめたい(2002)

沢田未来子(みきこ)役

ハイビジョンドラマ 抱きしめたい

インタビュー

 自閉症の弟(加瀬亮)を持つ未来子が、恋人(西島秀俊)からのプロポーズをきっかけに、家族や自分自身の気持ちを見つめ直す物語。家族を北海道旅行に連れ出し、旅先で恋人に会わせようと思いついたことから始まるロードムービーで、旅のシーンはオールロケでした。両親を演じられた竜雷太さん、いしだあゆみさん、そして弟役の加瀬亮さんとたくさんの時間を過ごさせていただいたのは、とても貴重な時間でした。

5歳違いの弟・道朗(みちお/加瀬亮)は自閉症だった

 この役を演じたのは32歳のとき。改めて見返すとホントに若くて、こんな時代があったのかと思うほどです(笑)。演じた未来子は微妙な年頃の女性ということもあり、自分の生き方に悩みながらも一歩一歩歩んでいく人。演じるにあたって、髪を短くし、初めて髪を明るく染めて挑んだ作品でした。

未来子は恋人からのプロポーズをきっかけに家族を小樽への旅に誘い出す

 未来子は家族と距離を置いていて、会うのは年に数回。恋人からのプロポーズを機に、疎遠だった家族と向き合うことになるのですが、それがロードムービーのような形で描かれることで、向かい合って話し合わなくても、車に乗って皆で同じ方向を向き、時間を共有することで、何か昇華していくものもあると感じました。

小樽に向かう旅路、道朗が原因で様々なトラブルが起こるが…

 旅先で家族が風に吹かれているシーンがあったのですが、重いシリアスな物語において、ちょっとした軽やかさが感じられるステキな瞬間だと感じました。一緒にいる時間の長さが物事を解決してくれたり、次のステップに進ませてくれることってあるのだなと、そうやって人生は続いていくのかなと、とても考えさせられました。

フェリーで風に吹かれながら、これからは道朗と向き合っていくことを心に決める

金曜時代劇 最後の忠臣蔵(2004)

篠役

金曜時代劇 最後の忠臣蔵

赤穂浪士の討ち入りの後日談を描いた、池宮彰一郎の小説をドラマ化。四十七士で唯一生き延びたといわれる寺坂吉右衛門(てらさかきちえもん/上川隆也)。最後の最後に逃げ出し、後ろ指をさされつつも、残された浪士の家族のために生き抜く一人の男の姿を描いた。篠(和久井映見)との恋模様、篠の兄・瀬尾孫左衛門(香川照之)との男の友情、大石内蔵助(北大路欣也)の遺児・可音(水橋貴己)の物語などを織り込んだ、スケールの大きいヒューマンドラマであり、本格娯楽時代劇。

原作:池宮彰一郎 脚本:ジェームス三木 音楽:宇崎竜童

金曜時代劇 華岡青洲の妻(2005)

加恵役

金曜時代劇 華岡青洲の妻

江戸時代後期、紀州(和歌山県)の紀ノ川沿いに代々医者を勤める華岡家があった。当主・青洲(谷原章介)は名家の娘、加恵(和久井映見)を嫁に迎えた。青洲の母、於継(おつぎ/田中好子)は最初は加恵を大事にしたものの、青洲が帰郷するとないがしろに。そんな時、青洲の妹、於勝(中島ひろ子)が乳がんを患う。世界で初めて全身麻酔による乳がん手術に成功し、医学の新時代を開いた外科医・華岡青洲を巡る、妻と姑(しゅうとめ)の戦いの物語。

原作:有吉佐和子 脚本:古田求 音楽:牟岐礼 語り:渡辺美佐子

連続テレビ小説 ちりとてちん(2005)

和田糸子役

連続テレビ小説 ちりとてちん

インタビュー

 初出演の連続テレビ小説。ヒロイン・喜代美(貫地谷しほり)の母親役を演じました。動画でご紹介されているのは、高校を卒業した喜代美が故郷を離れて大阪に向かうシーン。撮影したのは、貫地谷さんとの共演シーンを撮り始めたばかりのころでした。

引越し先の福井県小浜市にある若狭湾を見て興奮する

 私が歌っている場所と、貫地谷さんを乗せた電車の間には実際かなりの距離があって、電車のやってくる時間、そこから見えてくる貫地谷さん。歌を歌いながらのお芝居。何度も撮ることができない、二度はできない、という緊張感のなかで演じたシーンでした。でもそれは、とても新鮮で、かつリアルに距離を感じられた思い出深い場面です。

大ファンの五木ひろし「ふるさと」を熱唱して喜代美(貫地谷しほり)を送り出す

 当時の私はまだ30代で、違和感なく貫地谷しほりさん演じる喜代美のお母さんに見えること、というのが自分のなかでの大きな課題でした。大阪にいる喜代美を訪ねた糸子が、ひとりで電車に乗って小浜へ戻る場面があるのですが、その中に駅の階段を上がっている後ろ姿を撮られるショットがあり、そこはどういうふうに見えたらいいんだろうと考えたり、子どもと会って別れたあとの気持ちってどうなのだろうと想像をめぐらせました。電車の中の場面では寂しくてしょうがないかもしれない、泣いているかもしれない、などと考えながら演じていた記憶があります。

 『ちりとてちん』では福井のことばや、落語など、出演者の誰もがそれぞれに習得したり、勉強したりするものも抱えていました。ですから、その大変さをみんな分かっていて、お互いを見守り合いながら、自分の役も頑張る、という不思議な、すてきな空気があったような気がしています。

小さい頃から喜代美に寄りそって励まし続ける

 また、長丁場の現場ですから、ひとつひとつの場面が今も印象深く残っています。また共演者の皆さんは、撮影が終わってなかなか会えなくなっても、大切なものとしてずっと胸の中にいる存在です。

大河ドラマ 功名が辻(2006)

濃(のう)役

大河ドラマ 功名が辻

インタビュー

 斎藤道三の娘で、信長の妻・濃を演じました。信長を演じられた舘ひろしさん、明智光秀を演じられた坂東三津五郎さん。ご一緒させていただいた時間、とても幸せでしたが、それとともにとてつもなく緊張していた記憶があります。

信長(舘ひろし)の妻・濃

 舘さんの演じられる信長はとてもカッコ良くて、赤や黒の使われたパキッと鮮やかな衣装とともに、常にカリスマ性をまとっていらっしゃいました。

桶狭間の戦いに出陣する前に鼓を打つ

 動画でご紹介されている本能寺の変での場面。「あの世で会おうぞ」との信長の言葉に対しての、「あの世で会おうとおおせになれども、殿は地獄、私が極楽、これでは死に別れにございます」と返す台詞(せりふ)も、とても印象的でした。本能寺の変。撮影にかかわる皆さん全体の集中力、エネルギーの集約された、すごい場面、すごい時間でした。

本能寺では鉄砲で打たれた信長を抱きかかえる

 また、美しい桜の中、濃が光秀に思いを打ち明ける、心の揺れ動きが描かれた場面も印象的です。光秀を演じられた三津五郎さんは、声の置き方、たたずまい、すべてにおいて到底及ばない、軸のようなものがそこに存在する、すてきな方でした。

明智光秀(坂東三津五郎)に恋心を伝えようとするが…

 舘さん、三津五郎さんとご一緒させていただいた時間、お二人についていくのに必死でした。幸せとともに、とても緊張していた作品です。

光秀が見守る中、鉄砲で撃たれて息を引き取る

ドラマ10 四十九日のレシピ(2011)

遠藤百合子役

ドラマ10 四十九日のレシピ

インタビュー

 10年間、不妊治療を続けてきた38歳の女性。主人公・百合子を演じました。育ての母・乙美(風吹ジュン)を亡くした直後に、夫の不倫が発覚。実家に戻り、父・良平(伊東四朗)とともに乙美の49日の法要を行うまでを描いた作品です。人が生まれることと亡くなること。そのふたつが、同時に存在する作品でした。

育ての母・乙美(風吹ジュン)の四十九日を前に実家に戻る

 百合子が、これまでの不妊治療のことをつづってきたノートを開く場面。そのノートを準備してくださったスタッフの方が、ページをめくってもめくっても文字が途絶えないほど、ノートの中の記録をきちんと書き込んでくださっていて。それを見たときに、百合子の抱えてきたことというものを改めて感じました。

びっしり書かれた不妊治療の記録を見て胸が苦しくなる

 ご一緒させていただいた伊東四朗さんの存在感、目力、エネルギーに圧倒されながら…でもご一緒させていただけるのが、うれしかったり、楽しかったりしたのを覚えています。

気持ちを伝えることに不器用な父・良平(伊東四朗)

よる☆ドラ ビターシュガー(2011)

橋本まり役

よる☆ドラ ビターシュガー

ひと通りの酸いも甘いも経験した39歳の女性・市子(りょう)、まり(和久井映見)、奈津(鈴木砂羽)の3人。友情の絆で結ばれた3人の間に、ある出来事をきっかけに微妙な亀裂が生じる。予期せぬ怒りや嫉妬にかられ、本音をぶつけあううち、その亀裂はさらに大きくなり...。いまを懸命に生きるすべての女性と、そんな女性の気持ちを知りたい男性諸氏に贈る、「本音トークが気持ちイイ」「見れば、生きる勇気のわいてくる」ドラマ。

原作:大島真寿美 脚本:今井雅子 音楽:矢井田瞳

連続テレビ小説 ひよっこ(2017)

永井愛子役

連続テレビ小説 ひよっこ

インタビュー

 「ひよっこ」も思い出深いシーンが多すぎて。動画でご紹介されているのは、愛子さんが恋に落ちてしまった場面。楽しい場面ですよね。

「乙女寮」で舎監(しゃかん)をしている愛子

 愛子さんを演じるにあたり、私の中でたいせつな事ととなったのは、登場したばかりの頃にあった、電話のやりとりのシーン。ここが出発点となりました。電話をしながら、お茶をこぼしてあたふたしてしまうのですが、そこで台本の中に、バタバタではなく、パタパタとしているかんじ…というト書きが…。これが私にとって、軸となりました。

主人公・みね子(有村架純)たちを採用してもらえないかと聞かれる

 岡田(惠和)さんの台本の台詞、書いていただいているト書きを読みながら、ここでは今どういうことを要求されているのだろう…と思いを巡らせながら、「もう!愛子さん!」と思っていただけるような、ちゃんと愛すべき存在の愛子さんになっていられているといいのだけどなぁ…と思います。

 放送が終わった後にも、別の仕事の撮影中に「愛子さん」と声をかけていただいたり、『ちりとてちん』でもそうですが、連続テレビ小説というものの大きさを感じ、また、ひとりの人物を長く演じられることの幸せも感じました。「また続きがあるといいなぁ」と思っているのは、私だけではないはずです!(笑)と、思ったりしています。

思いが叶って二人は結ばれる

大河ドラマ 青天を衝け(2021)

ゑい役

大河ドラマ 青天を衝け

インタビュー

 主人公、渋沢栄一さんの母・ゑいを演じています。ともに暮らした子ども時代から、栄一が成長し、家を出て武士、官僚へと身分を変えていく中でも、母として、心配しながら、愛情深く見守っています。

渋沢栄一(吉沢亮)の母・ゑい

 主人公、栄一役を演じられる吉沢亮さんは、落ち着いていて、きちんと地に足のついたお芝居をされる方。その印象は、以前別の作品を通して、少しの時間でしたがご一緒させていただいたところから、そして今回のクランクイン当初からも変わりません。時間に追われながらの撮影の日々、すべてのシーンの状況、セリフ、感情を消化しながら、ブレずに前に進まれる吉沢さんに、頭の下がる思いでおります。

子ども時代から常に栄一を見守ってきた

 また、栄一の父であり、ゑいの夫・市郎右衛門を演じられる小林薫さんとは、きちんと夫婦に見えるように…見えているだろうか…という思いがずっとありました。小林さんに全然追いつけていない自分がいて。そんな中、お話が進むにつれて、二人が若かった頃のエピソードが語られる場面が出てきたりして。そこで、市郎右衛門に対するゑいの思いの、大きな大きなヒントをいただいたような気がしました。

夫・市郎右衛門(小林薫)を支える

 ゑいさんはいつも子どもたちのことを優しく見守ってきました。もちろん、ゑいさんの人生と栄一たちの人生は皆それぞれに違うけれど、自分の経験を通して、そしてまたこれから彼らが通る道を想像して、心配したり、背中を押したりできる人なのだな、と、たくさんのシーンを重ねてきて思います。

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敬称略

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