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高橋光臣 高橋光臣

高橋光臣俳優たかはしみつおみ

1982年生まれ、大阪府出身。初主演のドラマ『轟轟戦隊ボウケンジャー』で人気を集める。主な出演作に、ドラマ『科捜研の女』『下町ロケット』『ブラックリベンジ』、映画『真田十勇士』など。NHKでは、『テレビでドイツ語』のナビゲーターを務め、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、大河ドラマ『龍馬伝』、『実験刑事トトリ』『神谷玄次郎捕物控』などに出演。大河ドラマ『西郷どん』では、薩摩藩士・有村俊斎(海江田信義)役で出演。

連続テレビ小説 梅ちゃん先生(2012)

松岡敏夫役

連続テレビ小説 梅ちゃん先生

インタビュー

 本当に懐かしいですね。この作品は僕にとってターニングポイントになった作品ですし、松岡敏夫という役にもとても思い入れがありました。ただ最初にお話を聞いたときは、ヒロイン・下村梅子(堀北真希)の学生時代の恋人ということだったので、きっとカッコいい人なんだろうなと思っていたんです。ところが、いざふたを開けてみたら「あれ、なんだろう、この人?」みたいな感じでしたね(笑)。

梅子(堀北真希)とひかれあう松岡は優しく、真面目すぎてちょっと変わり者

 医学生ですから勤勉で真面目、堅物ではあるけれど梅ちゃんが心を寄せるような人でなければと考えて自分なりに役を作ってはいたんです。そんなとき、脚本を担当されている尾崎将夫さんと食事に行かせていただく機会があったのですが、ほとんどしゃべらない。少し変わった方という印象でしたが、一方の奥様(作家の佐伯紅緒)はハキハキとお話しをされていて真逆でした。松岡と梅子のような雰囲気のお二人を見て、僕が考えていた役作りは間違っていなかったんだなと思いました。

 医学生仲間とのやりとりも楽しかったですね。沢田弥生役の徳永えりちゃんは、堀北真希ちゃんも言っていたけどすごく世話焼き。山倉新一役の満島真之介くんは、壁がないというか、壁をぶちこわす勢いで人の懐に入ってきてくれる男。初めてに近い大きな役に緊張していた僕も、そんな彼の明るさに助けられました。

ともに医学を志した仲間 弥生(徳永えり)と山倉(満島真之介)

 いまだに『梅ちゃん先生』を見てくださっていた方から、「私は松岡派です」と言われることもあるんですよ(笑)。好評をいただけた思い出に残る作品です。

ドラマ 実験刑事トトリ(2012)

安永哲平役

ドラマ 実験刑事トトリ

インタビュー

 多くの作品で活躍されている三上博史さんとご一緒できてとても嬉しかったのですが、最初はとても繊細そうな怖い方かなと思っていたんですよ。ところが意外とお茶目で笑わせてくださったりしてありがたかったです。

 何より、お芝居に対する真摯な姿勢が素晴らしくて、いろいろなことを学ばせていただきました。現場で美術さんには迷惑をかけてしまうかもしれないけれど、こうしたらもっと良くなる。そんな想定外の芝居をされることもありました。そのときは美術さんに頭を下げて進められたり、日々、いろいろなことをされていました。こんなにコミカルなお芝居もされるのか、恥じらいもせずにここまでのことも出来るんだといった具合です。もちろん、全部計算のうえのことで、本当にすごいなと思いました。

熱血刑事・安永と動物学者でもある都鳥(三上博史)がコンビを組む

 あるとき、撮影の空き時間に近くのカフェに入ったら、片隅でぶつぶつ言いながら台本を読んでいる三上さんを発見したのですが、そこだけ異空間というか、独特の空気が流れていたことを覚えています。僕の芝居について三上さんに尋ねると、「僕ならこう言うかな」と答えてくださったり、「こんなことをビビっていたらダメだ」など、いろいろなことを言っていただきました。今でも、新たな仕事で台本を開くときに、ふと三上さんの言葉が頭をよぎることがあります。

大量のパスタを料理…これも犯人特定のための都鳥の実験

 安永という人物は、熱血漢だけどちょっとずれている刑事という設定なんですが、この人の身に起こることが自分の身に起こることに似ているんです。僕も本気で怒ったり、本気で何かをするとトラブルが起きたり(笑)。お芝居ならカッコいいけれど、さすがに私生活ではそうはいかないので、もう少し余裕を持たなくてはと思っています。怒るにしても余裕、何かを一生懸命やるときでも余裕(笑)。もし第3シリーズもあれば、今度は少し偉くなった安永を演じてみたいですね。

仕事ハッケン伝・新春スペシャル
大志を抱け!セカイで仕事ハッケン伝(2013)

挑戦者

仕事ハッケン伝・新春スペシャル 大志を抱け!セカイで仕事ハッケン伝

インタビュー

 ニューヨークの博多ラーメン店で働き、新作ラーメンの開発に挑戦するというのが僕の課題でした。これまで一杯のラーメンを作ったこともないのに、麺やスープを工夫して新作を作れというのだからすごいですよね。出発は『実験刑事 トトリ』のクランクアップ直後でした。清潔感がないといけないと思い、撮影終了後、知り合いのメークさんに来ていただいて、楽屋で髪を切ってもらって旅立ちました。

 実際に博多ラーメン店の厨房で修業したのですが、店長は事前にプロデューサーから「弱音を吐いたら怒ってくれ」と言われていたそうです。だけど店長は「これだけミツ(光臣)が頑張っているのだから怒れない」と言ったとか。それでも、やはり指示もあって僕が混乱するようなことを次々と投げてくるんです。とうとう僕がプロデューサーに怒りをぶつけたのですが、まんまと相手の狙い通りだった(笑)。いまだにそのプロデューサーからは「また一緒に番組をやろうね」と声をかけられています(笑)。

新作ラーメンのアイデアを練る

 実際にきつかったんですよ。靴を履いたまま5分寝たと思ったら、「高橋さん、朝です」って。初めて気絶を経験しました。ことに1日目2日目が大変で、逃げ出したい自分もいるけれど、役者としての自分もいますから辛い顔を見せたくない。そういう意味では、やっていることすべてを映しだしてほしい、カットしないでくれとまで思いました。

 最後にブルックリンで新作ラーメンを作って出したときには、音声さんもカメラさんも泣いていました。みんなも同じように大変だったんだなと。逆に僕が泣いてはいけないと思ったことを覚えています。

日本の時代劇をイメージして生み出したオリジナルラーメン

BS時代劇 神谷玄次郎捕物控(2014)

神谷玄次郎役

BS時代劇 神谷玄次郎捕物控

インタビュー

 舞台で『真田十勇士』は経験していましたが、本格的な時代劇はこの作品が初めて。着物のさばき方、刀の差し方、のれんのくぐり方、歩き方など、所作はほぼゼロに近い状態で臨んだのですが、不思議とプレッシャーは感じませんでした。もともと時代劇をやりたいと思って役者になったこともあり、ここに来ないと何も始まらないなと。ありがたかったのが中村梅雀さんとご一緒させていただけたことです。ゼロだから何でも吸収できる、今聞かなければ修正がきかないと思い、梅雀さんの粋な座り方などを盗んだり、いろいろ教えていただいたりしました。

奉行所一の“自堕落男”、玄次郎が事件解明に大活躍!

 また京都の撮影所のスタッフさんからも「走るときに時代劇では腕を振らないんだよ」と注意をしていただいたり。叱られることがストレスになってしまう人もいるかも知れませんが、逆に今は時代劇を経験する場所が少ないので知らなくて当たり前。そこで学びを止めてしまうのはもったいないですよね。現場の先輩方も「いまだに勉強」とおっしゃっていたので、僕もどんどん聞いていくようにしていました。

 神谷玄次郎は庶民的だし、すごく普通の人なんだけれど魅力的ですよね。同心といえばいまの警察官か公務員のような人なのに、遊び人で情にもろくて生き方が粋。かっこいいなと思います。もちろん刃物を振り回したり、浮気だ、不倫だ、殺しだって穏やかではない事件も起きるけれど、なんとなく狭い世界の中で人情味があって周りの人たちも幸せそうで、時代劇っていいな〜と思いますね。

大河ドラマ 西郷どん(2018)

有村俊斎(海江田信義)役

大河ドラマ 西郷どん

インタビュー

 かつて『翔ぶが如く』で佐野史郎さんが演じられた有村俊斎は、陰のある冷徹な人物という印象でしたが、僕が同じ路線でいっても合わないだろうなと思っていました。実際、晩年の写真を見ると気難しそうで……。そんなとき鹿児島に行ってみたら、「目尻にしわがあり、たくさん笑った人」だというお話しを聞いたんです。そこで僕は、若いうちははじけた感じで明るくにぎやかに演じていこうと決めました。

郷中(町内)の幼なじみの中でも俊斎は明るいお調子者

 前半の鹿児島時代は温かくて楽しい空気が満ちていましたが、江戸に来たら探り合いが始まったり、ぎくしゃくしてきたり。それでも大人になったときに信頼できる幼なじみの存在というのは、本当に大きいものだと思います。もちろん、そんな彼らが対立したりもめたりすることになりますが、それによって幕末の面白さも加速していくことになると思います。

島津久光に直訴するため、吉之助(鈴木亮平)に肩車で様子を探る

 有村俊斎として楽しみにしているのは、大村益次郎との軍議での喧嘩です。大村と俊斎は真逆の性格なので、それがぶつかるとどうなるんだろうって。もう一つが、藩主の行列に乱入したイギリス人を斬ったとされる生麦事件ですね。これも諸説あるようなので迷っているのですが、俊斎が冷淡にリチャードソンを刺したのか。あるいは侍としてこれ以上の痛みを感じないよう情けをかけるという意味で斬ったのか。僕がいま作っている人物像からすると、リチャードソンの顔を見て介錯をしたというというのが合っているような気がするのですが。いずれにしても、どんなふうに描かれるのか楽しみにしています。

大久保正助(瑛太)

 実は僕が役者を目指したきっかけは、渡辺謙さんが出演されたハリウッド映画『ラストサムライ』なんです。とにかくカッコよくて憧れました。その謙さんと同じ作品に出られるというのが本当に嬉しかったのですが、一緒にお芝居することができませんでした。ようやくご一緒できた唯一のシーン、僕はただ寝ていただけなんです。嬉しい反面、悔しかったですね。同じ現場にいられたことで吸収できたものもありますし、自分が目標としている方がずっとトップで走っていらっしゃるのだから、決して追い抜くことが出来ないという感慨もありました。同時にだからこそ自分も止まることは出来ない。あの人の背中にタッチしなくてはという思いをいっそう募らせることができました。素晴らしい方を見て役者を志すことができたと改めて思わせていただけて、それもありがたかったですね。

島津斉彬(渡辺謙)
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