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村川絵梨 村川絵梨

村川絵梨女優むらかわえり

1987年生まれ、大阪府出身。2002年に、ユニット「BOYSTYLE」として歌手デビュー。その後、04年に映画『ロード88 出会い路、四国へ』で主演を務め、俳優として本格的に活動をスタート。05年、連続テレビ小説『風のハルカ』のヒロインとしてお茶の間でも人気を博す。以後、『ROOKIES』シリーズなど映画、ドラマ、舞台などで幅広く活躍。NHKではほかに、特集ドラマ『グッジョブ』など。2021年の『青天を衝け』で大河ドラマに初出演。

連続テレビ小説 風のハルカ(2005)

ヒロイン・水野ハルカ役

連続テレビ小説 風のハルカ

インタビュー

 大分県湯布院で育ったハルカが、父(渡辺いっけい)と妹(黒川芽以)の暮らす地元を離れ、離婚した母(真矢ミキ)の住む大阪でツアープランナーに。やがて、父が夢見た理想のレストランを目指す物語。当時の私は歌手活動をしていたことから、なぜか女優としての自分に反抗しているようなところがあったのですが、約1年にわたる撮影期間を通して、その奥深さを知ることになりました。私にとってまさに青春といえる作品です。

 ドラマ初出演でヒロインを演じた私を、脚本の大森美香さんや片岡敬司監督をはじめとするスタッフの方々、共演者のみなさんが陰になり日向(ひなた)になり支えてくださったことは、いまも感謝の気持ちでいっぱいです。キャストでは、やはり両親を演じた渡辺いっけいさん、真矢ミキさんの存在が大きかったですね。いっけいさんとご一緒のシーンでは、お芝居の作り方が本当に勉強になりました。あえて本番だけ本気で演じて、私の感情を動かそうとしてくださったことも。また、セットの小道具を全部触るなど、役に向き合う姿を拝見して「お芝居ってステキだなぁ」と感じさせていただきました。

湯布院で娘2人を育てる父(渡辺いっけい)

 脚本の大森美香さんは、朝ドラの前に映画でご一緒したことがあったので『風のハルカ』では、本当に一心同体になったような気がしていました。大森さんの書かれるハルカと自分がイコールのように感じて、一度読むだけでセリフがスッと体に入り、一瞬で覚えられたんです。

湯布院を離れ大阪でツアープランナーとして頑張る

 NHKの大阪放送局で撮影していたので、撮影中は大阪のウィークリーマンションで一人暮らしをしていました。初めての一人暮らしで、ほとんどの時間をスタジオで過ごしていたこともあって、撮影現場で会う家族を本当の家族のように思っていました。ですから、スタジオを仕事場というよりは、帰る場所のように感じていたのを覚えています。はじめての経験だらけのなか、貴重な学びの機会を与えてくれた思い出の作品。いま私が女優をしていられるのは、演技に目覚めさせてくれた『風のハルカ』のおかげです。

散り散りの家族が湯布院で再開したレストランに集まる

特集ドラマ
グッジョブ Good Job(2007)

斉藤直(なお)役

特集ドラマ グッジョブ Good Job

インタビュー

 松下奈緒さん演じる大手建設会社のOL、上ちゃんを主人公にしたお仕事ドラマ。『風のハルカ』とおなじ大森美香さんの脚本、片岡敬司監督の作品で、私が演じたのは配属されたばかりの新人OL・直役でした。朝ドラと同じチームではありますが、以前演じたハルカとはキャラクターが違ったので、現場ではずっと戸惑いがあったのを覚えています。

使えなさそうな新人OL・直

 主役の上ちゃんを演じた松下さんをはじめ、共演のみなさんがそれぞれに確立したキャラクターをどんどん作っているなかで、自分の居場所が分からなくなってもがいていたような気がします。動画でご紹介しているシーンではずっと泣けなくて、水野真紀さんがずっと手をさすってくれたり、サエコちゃんにも優しくしてもらって、演じた役と同じくらい壁にぶち当たりながら演じた作品でした。

営業2課を支える個性豊かなOLたち

 演じた直が直面したように、私も女優として「まだまだだな」と打ちのめされた記憶があります。でも、共演の女性陣がみなさん明るくて、空き時間にたわいもないおしゃべりをして気分転換をさせてくれました。特にサエコちゃんとは年齢も近く、楽屋で話したり、お茶に誘ってくれたりと、一番近い存在でいてくれました。また、片岡監督も私を心配して、ポジティブにしようと気をつかってくださっていました。『風のハルカ』のときから変わらず、厳しく鍛えつつ、親のような眼差しで見守っていただいたような気がします。

営業の黒木(徳重聡)から自分のミスを棚に上げて八つ当たりしたことを謝罪される

土曜ドラマ チャレンジド(2009)

新谷京子役

土曜ドラマ チャレンジド

塙啓一郎(佐々木蔵之介)は、熱血中学教師だったが、難病で失明し失業。リハビリセンターで点字や、白杖(はくじょう)の使い方を覚え、再び教壇に立ちたいと願うが、都内の学校からは断られる。だが、妻の幸江(富田靖子)の恩師で、静岡県で校長をしている花村聡吉(西郷輝彦)が採用してくれた。そして、担任のクラスで「パニック症候群」に悩む比夜(小池里奈)と出会う。このドラマで村川絵梨は、啓一郎に協力する副担任の京子を演じた。

作:渡邉睦月 音楽:小西香葉

土曜ドラマ 七つの会議(2013)

浜本優衣役

土曜ドラマ 七つの会議

直木賞作家・池井戸潤の同名小説を原作に、大手電機メーカーの下請けである中小企業の「内部告発」を描いた企業サスペンスドラマ。ひとりの平凡な課長が思いがけない出来事をきっかけに、それまで知ることのなかった会社の深層に迫り、巨悪と向かい合っていく。企業が抱える体質、組織の一員として働くサラリーマンの矜持(きょうじ)と悲哀、そして下請けの現場の人間模様。苦悩する課長・原島を、東山紀之が熱演。このドラマで村川絵梨は、自分にできることは何かないか模索する女性社員・浜本を演じた。

原作:池井戸潤 脚本:宮村優子

山形発地域ドラマ 私の青おに(2015)

辻村莉子役

山形発地域ドラマ 私の青おに

インタビュー

 オール山形ロケで撮影した作品です。地元の山形を飛び出し、東京でバリバリ働く今どき女子を演じたのですが、同級生の文香を演じたのが木南晴夏ちゃんだったんです。彼女とは『風のハルカ』で幼なじみを演じていたので、久しぶりに再会するという設定に苦労せず気持ちを込めることができました。時空を越えた幼なじみの再会のように感じてうれしかったです。

東京の小さな出版社で編集者として働く莉子

 でもやはり、この作品でもご紹介してる動画の涙のシーンで苦戦しました。主人公同様に肩に力が入りすぎていて、全然涙が出てこなかったんです。「どうしよう」と思い、車に閉じこもって気持ちを作った記憶があります。

同級生の夏目(木南晴夏)から「辻村さんの時間は止まってたんじゃなくて熟成してたんだよ」と言われる

 過去の出演作品を思い返すと、NHKさんでは節目となる作品に多く出会っているなと気づかされます。『私の青おに』もそのひとつ。当時、27歳の私は演じた莉子と同じくグッと肩に力を入れて仕事をしていたので、自分を役に投影しながら、見つめ直していました。スタートが朝ドラで、以来、そういう役に周期的にめぐり合う運命なのかなと思っています。

完成した絵本を夏目に手渡す

 このとき演出してくださったのが、監督初挑戦だった私と同い年の倉崎憲さん。オールロケで天気や日没時間などの制約があるなか重圧と戦っていて、戦友のような気持ちになっていました。また、このときのロケで飲んだ日本酒がとても美味しくて、以来、日本酒好きに。いまでは日本酒をプロデュースするほどになりました!

土曜時代ドラマ
悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語(2018)

村岡政子役

土曜時代ドラマ 悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語

さえない作詞家の中年男・碌太郎(ユースケ・サンタマリア)、に突然訪れた、人生最大の「モテ期」。実はそれは、亡き妻の忘れ形見、10歳のおてんば娘・悦子(平尾菜々花)が仕組んだことだった! 活気あふれる昭和10年の東京・銀座が舞台の、笑って泣ける極彩色あふれるラブコメディー。10歳の女の子・悦子が、しみったれた「やもめ」の父・碌太郎のために嫁探しに奔走、候補の女性たちと恋のさや当てが始まる。原作は、昭和時代に一世をふうびした大衆小説家・獅子文六の代表作。このドラマで村川絵梨は、碌太郎が恋する悦子の小学校の担任教師・村岡を演じた。

原作:獅子文六 脚本:櫻井剛 音楽:橋本由香利 語り:片岡愛之助

土曜時代ドラマ
そろばん侍 風の市兵衛(2018)

安曇(あずみ)役

土曜時代ドラマ そろばん侍 風の市兵衛

インタビュー

 武家や商家に雇われて家計を預かる“そろばん侍”こと、市兵衛(向井理)が「風の剣」と呼ばれる剣で愛する者を守る新感覚の時代劇。私が演じたのは、第1部のゲストで市兵衛の雇い主、旗本の未亡人・安曇でした。

旗本の妻・安曇。夫が心中を遂げる

 初めてしっかりと時代劇をやらせていただいた作品だったので、慣れない所作に苦労しながらの撮影でした。今見直しても、歩くときにちょっと肩が揺れすぎだなと気になりますね(笑)。でも、何度か共演させていただいたことのある向井理さんとご一緒させていただき、久しぶりにお芝居できたのは楽しかったです。

市兵衛(向井理)は家計を見つつ、安曇の夫の死のなぞに迫る

 演じた安曇は、夫が心中という不名誉な死を遂げた未亡人。嫡男・頼之(鈴木福)を守って気丈に振る舞う控えめで強い、理想の女性です。市兵衛を雇い、日々顔を合わせるなかでお互いに心を寄せていくのですが、思いを口にすることもなく別れの日がやってきて。そんな時代劇で描かれる日本人女性らしいお別れの仕方が大人で、奥ゆかしくステキだなと思っていました。

市兵衛に心を寄せながらも別れの時を迎える

 また、息子を演じた福くんは当時中学生。とても無邪気でありながら、私よりも大人な部分も垣間見られて頼りになりました。空き時間は学校の話や好きな野球の話をたくさんしてくれ、親子というよりも姉弟のようにすごしていました。今では声変わりもして大人に近づいていますが、本当にステキな息子でした。

原作は辻堂 魁による人気シリーズ『風の市兵衛』(祥伝社文庫)

よるドラ きれいのくに(2021)

由香里役

よるドラ きれいのくに

ファンタジーの序章、大人たちの物語。美容師の恵理(吉田羊)と税理士の宏之(平原テツ)は再婚同士。子どもはおらず夫婦で優雅な生活を満喫している。「結婚生活に不満はない」と映画監督(稲垣吾郎)のインタビュー取材に答える二人。しかし恵理は夫に言えない秘密を抱えていた。あるとき宏之の事務所に謎の女(蓮佛美沙子)がやってくる。急速に距離を縮める二人…。そして宏之は驚異の体験をする。このドラマで村川絵梨は、恵理の妹・由香里を演じた。

作:加藤拓也 音楽:蓮沼執太

大河ドラマ 青天を衝け(2021)

なか役

大河ドラマ 青天を衝け

インタビュー

 初めての大河ドラマ出演が、ヒロインを務めた朝ドラ『風のハルカ』と同じ、大森美香さん脚本の作品になりご縁を感じています。日本資本主義の父と称される渋沢栄一の生涯を描いた『青天を衝け』で演じさせていただくのは、主人公・栄一(吉沢亮)の姉・なか。栄一が青年時代までを過ごす血洗島編を中心に、両親を演じる小林薫さん、和久井映見さんらとともに、深い愛情で結ばれた温かい家族を演じています。

栄一(吉沢亮)の気丈な姉・なか

 印象的なのは第5回、縁談相手の家に“憑き物(つきもの)がいる”という迷信的な理由で、親戚たちから結婚を反対され、なかが塞ぎ込むエピソードが描かれたことです。男性中心に描かれやすい時代劇のなかで、女性の揺れる気持ちが表現できることに気合いが入りましたし、実際の出来事を下敷きにして描かれた脚本を読んだときには、すごく感動しました。

結婚が破談になり、なかは塞ぎ込む

 というのも、縁談が壊れたショックでぼう然自失になってしまったなかに「狐に憑かれた」というウワサが立ったとき、栄一がそれは迷信だとキッパリ否定してくれるシーンがあったり、娘を心配した市郎右衛門(小林薫)が外に連れ出すシーンがあったりと、家族の絆がしっかりと濃く描かれていたんです。

栄一は、家に狐が憑いているという行者たちを追い出す
父・市郎右衛門(小林薫)は娘を案じ、旅に連れ出す

 そんな原体験があるからこそ、栄一が農民から武士へ、さらに幕臣、官僚、実業家と身分を変えても、家族とのシーンはいつも温かく感じますし、見る方にホッとしていただけるものになっているのではと思います。番組のために作った血洗島村の広大なオープンセットも、そんな家族を象徴する印象的な風景。私もすばらしい環境に身を置きながら、なかを演じることができ、より役を実感することができました。

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敬称略

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