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番組名 [証言記録 兵士たちの戦争]“鼠”輸送を命じられた精鋭部隊 ~駆逐艦・第二水雷戦隊~
戦地 ガダルカナル島 ソロモン海 坊ノ岬沖  放送日 2011年12月10日

チャプター

[1] チャプター1 最強と唱われた駆逐艦・第2水雷戦隊  04:36
[2] チャプター2 太平洋戦争開戦  05:09
[3] チャプター3 鼠輸送の命令  03:36
[4] チャプター4 鼠輸送の問題  02:12
[5] チャプター5 対空装備の弱い駆逐艦  05:12
[6] チャプター6 ドラム缶輸送  05:31
[7] チャプター7 ガ島撤収  02:44
[8] チャプター8 酷使される駆逐艦  03:07
[9] チャプター9 二水戦 最後の作戦  07:16
[10] チャプター10 海に沈んでいった駆逐艦  03:31

番組内容

小型で機動力に優れた駆逐艦。その最大の武器は日本軍が世界に先がけ開発した酸素魚雷だった。駆逐艦には海軍が想定していた艦隊同士が正面からぶつかり合う決戦において、敵陣に真っ先に突入し相手艦船に打撃を加える任務が与えられていた。駆逐艦部隊の中でも第2水雷戦隊は海軍が誇る最新鋭の船が配備され最強と唱われた。

昭和17年8月、海軍が飛行場を建設していたガダルカナル島に米軍が上陸し飛行場を占領、周辺の制空権を握ろうとしていた。島を巡る激しい戦いが陸海で繰り広げられる中、第2水雷戦隊には速度の遅い輸送船にかわり、ガダルカナル島へ増援部隊や物資を運ぶ輸送任務が命じられた。駆逐艦による輸送作戦は夜間に行われ「鼠(ねずみ)輸送」と呼ばれた。
島への輸送任務は往復距離が約1000キロ、速度の早い駆逐艦でも一昼夜かかった。そのため、帰路の途中などで朝を迎えると、たびたび米軍機の攻撃にさらされた。艦隊同士の戦いを想定して設計された日本軍の駆逐艦は、対空装備が少なく空からの攻撃には弱かったため、次第に消耗していった。結局、日本軍はガダルカナル島を放棄。駆逐艦は陸軍将兵の収容にあたり、多くの乗組員が自分たちが送り込んだ兵士たちのやせ衰えた姿を目にしている。

第2水雷戦隊に最後の命令が下されたのは、米軍が沖縄本島に上陸した昭和20年4月。残った9隻と戦艦「大和」が沖縄に突入する「特攻作戦」だった。4月6日に出撃した艦隊は翌7日、鹿児島沖で米軍艦載機による波状攻撃にさらされ、日本海軍が誇った巨大戦艦「大和」は駆逐艦が見守る中、海に沈んでいった。この特攻作戦で生還を果たしたのは4隻の駆逐艦のみだった。
太平洋戦争中、第2水雷戦隊で戦った駆逐艦51隻のうち9割を超える46隻が失われ、命を落とした乗組員は3500人以上にのぼった。

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ガダルカナル島

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