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タイトル 日本ニュース 第230号
公開日 1944年(昭和19年)10月26日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 決戦開始 敵機台湾空襲  02:14
[2] チャプター2 追撃 台湾沖の米機動部隊攻撃へ  01:16
[3] チャプター3 台湾沖航空戦の戦果発表(大本営)  01:59
[4] チャプター4 米英撃砕国民大会(日比谷公会堂)  03:29

再生テキスト

 敵アメリカの有力なる機動部隊、台湾東方海面に現れ、10月12日より3日間、艦載機をもって台湾の各要地を空襲。我が方、軍官民一致の防衛陣は、一丸となってこれを邀撃(ようげき)。激しい防空砲火を敵に浴びせかけた。敵グラマン艦載機に猛烈なる追い打ちをかける、我が戦闘機。火を吐いて、真っ逆さまに敵機墜落。
明らかなる無差別爆撃。やしを倒し、民家を焼き、そしてバスの車庫を破壊して、いわば所嫌わぬ捨て逃げ爆撃である。しかし、我が防空陣の一撃は、島内各地に撃墜、およそ160機。その残骸(ざんがい)をいち早く集めて、これを島民に示した。来襲せる敵機は、3日間にわたり、述べ3000機に余ったが、よくその被害を最小に食い止めた。しかも間髪を入れず、我が方、雄大なる大攻勢を開始。勝利の知らせは次々に至った。敵の盲爆に対して憤激も新たに、島民必勝の団結は、敵撃滅の備えを断固固めている。

今ぞ反撃より追撃へ。驕(おご)れる敵を迎え撃つ海の荒鷲は、悠々笑う10月12日。
陸の荒鷲は、祖国へ送る必勝の決意。決戦の火蓋(ひぶた)は切られた10月12日。
初めて海の決戦場へ飛ぶ、陸軍新鋭雷撃機隊。百戦錬磨の精鋭、海軍攻撃機隊。翩翻(へんぽん)とひるがえる菊水の旗の下、相ともに携えて飛び立っていく。七生報国の赤心は火と燃えて、必殺の魚雷を抱えて、今ぞ反撃より追撃へ。台湾沖へ。

<大本営発表。昭和19年10月19日18時。我が部隊は、10月12日以降、連日連夜、台湾およびルソン東方海面の敵機動部隊を猛攻し、その過半の兵力を壊滅して、これを潰走(かいそう)せしめたり。本戦闘において、1、我が方の収めたる戦果、総合次のごとし。轟(ごう)撃沈、航空母艦11隻。戦艦2隻。巡洋艦3隻。巡洋艦もしくは駆逐艦1隻。撃破、航空母艦8隻。戦艦2隻。巡洋艦4隻。巡洋艦もしくは駆逐艦1隻。艦種不詳13隻。その他、火炎波及を認めたるもの、12を下らず。撃墜、112機。基地における撃墜を含まず。2、我が方の損害。飛行機未帰還、312機。注、本戦闘を台湾沖航空戦と呼称す。>

 一億の感謝を受けて、大戦果の報至り、明けて20日、東京日比谷に国民大会、開催。

<司会:内閣総理大臣、大政翼賛会総裁、小磯国昭閣下。>

≪小磯首相:
 諸君、かねてより我々国民待望の的であった決戦の幕は、切って落とされました。(拍手)
皇国将来の運命を決する戦闘の火蓋(ひぶた)は、まさに切られたのであります。しかも3、4日の短時日の間に挙げられた戦果の偉大なる、撃沈破させられた敵の艦艇だけを見ましても、空母、戦艦、巡洋艦、駆逐艦等、無慮四十数隻を算し、かくしてひとつの大機動部隊は殲滅(せんめつ)をせられたのでありまするが、実に古来、正史にその類例を見ざる、真に限りなき輝かしさであると言わねばなりません。≫

(天皇陛下 万歳三唱)

<民衆:
司会者に、緊急動議があります。本日の米英撃砕国民大会の感激を、いやが上にも高揚するため、これより全会氏を粛然と宮城の御前に進み、聖寿の万歳を奉唱したいと思います。>

 愛国の民、場外にあふれ、小磯首相とともに決戦、決勝を誓う。

≪小磯首相:
 皆さん、本日この大会に当たり、ご繁用中、かく多数集まられましたこと、更に主催者の一人(いちにん)として喜びにたえないものである。将来、断じて米英を撃滅する上において、かくも熱心なる諸君と、親しくお目にかかり得ることは、私また、諸君と同様、国民の一人として、心から感激に堪えません。≫

(万歳~万歳~万歳~)

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