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タイトル 日本ニュース 第249号
公開日 1945年(昭和20年)4月5日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 ルソン戦線 ~米機 バギオの教会も爆撃~  01:26
[2] チャプター2 ルソン戦線 ~「斬込隊」敵陣へ進発~  01:50
[3] チャプター3 B-24台湾来襲  01:12
[4] チャプター4 南西諸島 陸の特攻隊出動  01:59

再生テキスト

 米機の無差別爆撃。ルソン島の避暑地、バギオの教会内に、戦火を避けて集団避難していた第三国人の頭上に、明らかにそれと知りつつアメリカは、残虐なる殺戮(さつりく)の爆弾を投下した。
いよいよその正体を曝露(ばくろ)したアメリカの野獣性。父母を奪われた幼子。彼らの神に仕える牧師の幾人かも血を流し、教会の床に倒された。この暴挙を敢(あ)えて行うアメリカ。我々の敵アメリカは、まさに人類の敵、神の敵である。

 ルソン戦線。暑熱厳しいルソン島の山間にも、清く冷たい渓流が流れる。さる正月、敵の上陸を迎えて、我が主力は山脈の堅陣に拠る。山に起きつつ幾月。しかしその間、我が卓越せる作戦は、あるいは大部隊の強襲となり、あるいは斬込(きりこみ)隊の奇襲となって、アメリカ兵を覆った。就中(なかんずく)、挺身(ていしん)斬込戦法、殴り込み戦法は、飛行機と鉄量の絶対優勢な敵軍の弱点、出血を強要する。粗末な部隊本部に綿密な作戦が練られていく。
野戦電話がかけられる。伝令が飛ぶ。命令が伝達され、斬込隊、進発。精鋭部隊は密林を分けて、一筋に敵陣深く山を下る。比島における我が出血作戦はいよいよ激しさを加えていく。

 戦爆連合による敵B-24の数編隊、台湾を襲う。戦闘機、グラマン。
(上空 銃撃戦)
我が防御砲火に白煙を吐いて落ちるB-24。また1機、青空を切って真っ逆さま。敵アメリカは、我が比島への補給を遮断し、あるいは空の包囲圏を圧縮。我が本土に迫らんと、ほとんど連日にわたって台湾に来襲。我が邀撃(ようげき)に多大の損害を重ねつつありとはいえ、敵の戦意にはあなどりがたきものがある。

 硫黄島を侵した敵アメリカは、3月23日以来、海上勢力の全力を挙げて、我が要衝、南西諸島に迫り、3月25日、ついに一部は慶良間列島へ。さらに主力は4月1日、沖縄本島に上陸するに至った。
敵機動部隊、発見。ここ、我が陸軍最前線航空基地に、必殺の気、みなぎる。この快報を受けて、我が特攻隊はただちに進発。九州南端を隔たるわずか600キロ。我が戦略基地、南西諸島。ここを敵に委ねんか。海陸及び南方への補給路は全く脅かされるに至るであろう。されば、敵の企図、断じて許すべからず。戦友の手をしっかと握って、明るく笑う若武者たち。
1機、また1機。見事な離陸を開始。祖国へ永久の別れを告げる翼を振って。

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