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タイトル 日本ニュース 第40号
公開日 1941年(昭和16年)3月11日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 畑支那派遣軍総司令官着任  01:17
[2] チャプター2 石炭増産へ! 闘う採炭戦士  01:36
[3] チャプター3 山下中将独軍総司令官と会見<週間話題>  00:29
[4] チャプター4 駐支英大使上海へ<週間話題>  00:38
[5] チャプター5 国防自転車隊行進<週間話題>  00:31
[6] チャプター6 長野で綿羊増殖へ<週間話題>  00:45
[7] チャプター7 李長江軍三万和平陣営に参加  01:25
[8] チャプター8 対英決戦迫る独伊共同大攻勢  02:25

再生テキスト

新任支那派遣軍総司令官、畑俊六大将は、3月8日特別飛行機穂高号で南京城内飛行場に到着しました。前総司令官西尾大将、本多大使、国民政府徐外交部長ら、官民多数の出迎えあり。中支方面最高指揮官として、武漢攻略戦を行ってからあしかけ4年ぶりに、再び大陸の土を踏みました。
明けて着任2日目の9日午前11時、畑大将は総軍司令部に初登庁。板垣総参謀長以下、全幕僚の出迎えを受けて総司令官室に入りました。午後からは西尾大将との間に新旧総司令官の軍務引き継ぎを完了しました。

未曽有の非常時局において、あらゆる産業の原動力として、石炭がいかに重要であるかはいまさら言うを待ちません。政府では今春1月から3月をもって石炭増産強調期間と決め、その期間中、石炭採掘に従事している優秀なる全国炭鉱労務者の表彰を行いましたが、彼らまた、これに応えるべく、懸命の活動を続けています。
国家的表彰の栄誉に輝く黒十字章を胸に、採炭の戦士たちは増産報国を目指して粉砕機をかたく握りしめ、つるはしをふるい、たくましき息と力を打ち込んでいます。職場も戦場と、職域奉公の一念に燃え、日夜、地底深い暗黒の世界に闘う彼らの真摯(しんし)なる姿は、誠に力強きものがあります。

盟邦ドイツの軍事視察に赴いた山下中将を団長とする一行は、このほどベルリンに到着して、ドイツ国軍総司令ブラフウィツチ元帥を訪問し、日本軍人の魂であるひとふりの日本刀を贈呈いたしました。元帥は、水もしたたるような氷の刃に、しばし賛嘆の眼を見張りました。

2月25日以来、香港に滞在中であったカー駐支イギリス大使は、3月4日午後3時半、上海入港のジャーデンマジソン・ユ・セン号にて夫人同伴フランス碼頭(まとう)に到着しました。最近、イギリス側が躍起となって太平洋キセツを宣伝している折から、カー大使の上海、着はすこぶる注目されております。

聖戦下、4度迎える第36回陸軍記念日には、意義深い数々の催しが行われました。その一つ、約2000台からなる国防自転車隊の市中大行進は、天候麗らか(てんこううららか)な街頭に颯爽(さっそう)として繰り広げられ、実用自転車の国防国民的訓練促進の実をあげました。

左に八ヶ岳、右に噴煙煙る浅間を眺める。ここは長野県畜産試験場の綿羊牧場。生めよ、増やせよの春を謳歌(おうか)して、ここでは、綿羊の双子がたくさん生まれました。燦々(さんさん)と降り注ぐ春の陽をいっぱいに浴びて、綿羊の赤ん坊は喜々としています。国策資源の獲得と増産に、双子どころか三つ子、四つ子まで生ませてみせると、試験場の技師さんたちは科学的な研究に大わらわです。

江北地区沛県・徐州(とうほくちく はいけん じょしゅう)一帯にかけて、和平建国運動に反攻し、治安かく乱に狂奔していた、重慶直系の遊撃隊副司令・李長江は、重慶政府の傀儡におどるおろかさを悟り、敢然、重慶より脱却して、汪精衛主席傘下の和平陣営に投ずることになり、部下三万余を率いて2月13日午後1時を期して、翻然(ほんぜん)、和平陣営に参加いたしました。南京軍事委員会では、直ちに同軍の改編、陣容(じんよう)の立て直しを命じた結果、全軍いっせいに矛先を重慶軍に逆転するに至り、同軍の誠意を確認したので、李長江を第一集団軍総司令に任命しました。
李将軍は五尺六寸の巨躯を茶色の便衣に包んで陽焼けのした顔。だが、優しい眼差しのうちにも三軍を叱咤(しった)した破鐘(われがね)の錆声(さびごえ)を上げ、窮乏遁走(?)の道は和平擁護にあるのみと、烈々火を吐く新郷土決意(?)を披瀝(ひれき)しました。かくて応戦の悪夢から覚めた遊撃軍の大部隊は、和平陣営擁護の第一線に、力強く進軍しました。

いまや刻々として近づきつつある独伊両軍の春季大攻勢を前にして、敢然、地中海よりアフリカ一帯のイギリス勢力を一掃すべく、ドイツイタリア空軍共同作戦のもとに、イギリスの海軍根拠地マルタ島へ向け、南イタリアの基地を勇躍出動しました。ドイツ側からは、ユンカース爆撃機、シュトゥーカ急降下爆撃機、メッサーシュミット戦闘機、イタリア側からは、アプローニ重爆撃機と、両国が世界に誇る新鋭機を網羅し、堂々密雲をついてマルタ島ラバレッタ港上空に現れました。かくて、独伊空軍は、いっせいに巨弾を雨と注ぎ、港内停泊中のイギリス艦船多数を爆撃しました。
一方、海上においては、潜水艦の活躍、ますます猛烈を極め、ヒトラー総統はいまや我が潜水艦の戦力は質量ともに極めて充実されており、世界の何処(いずこ)の地を問わず、およそイギリス艦船の現れるところに我が潜水艦の攻撃は果敢に展開されるであろうと叫び、大規模な潜水艦戦術によってイギリス本国に徹底的鉄槌(てっつい)を下すべき、決意と自信を明らかにしました。今、ドイツ海の狼、Uボートは、故国をはるか幾千海里、赤道直下の真っ只中に進出。軍需品を満載した敵商船の姿を発見、ここに大西洋上、凄愴(せいそう)な海の死闘が展開されました。大戦開始以来、海底の藻くずと消えたイギリス商船は、約600隻、250万トンと言われ、最近、ドイツ潜水艦、拍車をかけての活躍は、いよいよイギリス本土総攻撃の緊迫さを思わせるものがあります。

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