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タイトル 日本ニュース 第104号
公開日 1942年(昭和17年)6月2日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 高松御差遣宮殿下 建国十周年御慶祝  03:30
[2] チャプター2 第八十臨時議会  03:52
[3] チャプター3 ビルマ戦線 緬支国境突破  03:27

再生テキスト

満洲国皇帝陛下、親しくお出迎えあらせられるうちに、建国10周年ご慶祝のため、御差遣(ごさけん)の高松宮殿下には、5月28日、御つつがなく新京にお着き遊ばされました。ホームに降り立たせられた御差遣(ごさけん)の宮殿下には、皇帝陛下と固き御握手、御挨拶を交わさせられ、我が皇室と満洲国帝室とのご親交のほどは、拝するだにかしこき極み。日満一徳一心(にちまんいっとくいっしん)の大義は、栄として中外に輝いたのであります。建設躍進の努力を積み重ねて、ここに10周年を迎えた満洲国民草4300万の喜びは、殿下奉迎のありがたさにいやまし、大東亜戦争完遂に邁進(まいしん)する日本に協力の誓いを新たにしたのでありました。29日、帝宮にてご慶祝の盛儀を終えさせられた殿下には、30日、満洲国政府協和会主催の奉迎式に御台臨(たいりん)あらせられました。この日、光栄(こうえい)に満ちてお迎え申し上げた3万の若人は、見事な分列行進に、集団体操に、日頃の意気と訓練を溌剌(はつらつ)と繰り広げました。
終わって、張国務総理の発声にて、聖寿の万歳を奉唱。
「天皇陛下、万歳、万歳、万歳」

≪東條首相施政演説≫
「大東亜戦争の勃発以来、いまだ半歳に満たざる短期間におきまして、皇軍は随所に敵兵力を撃砕。大東亜における要域はことごとく皇軍の占有するところとなり、米英の海上部隊はもろくも太平洋及びインド洋より駆逐せられ、ここに御嘉尚の優渥なる勅語を拝しますること、実に8回におよんだのであります。かくのごとく相次ぐ無上の光栄により、国威を世界に宣揚(せんよう)いたしましたることは、まことに前古未曽有の事績であります。しかもこの世界に類例なき、連戦連勝と並んで各方面共に盛大なる新建設が行われ、今や大東亜戦争の目的は着々として達成せられつつあるのであります。しかして在支皇軍の活躍は、いよいよ重慶軍の勢力を減殺しつつあります。さらにまた、北方の守り、厳として盤石の固きを加えつつあるのであります。」
≪嶋田海相戦況報告≫
「かようにして彼我の活発なる作戦が次第に戦旗を進め、ついに珊瑚海の海戦を見るにいたりました。アメリカ、イギリス、両総督は、この損害をひた隠しに隠しておりますが、いずれはその真相が知れわたること必然であります。その時こそは、先のインド洋の戦果と合わせ、米英両国が国民を挙げて、いっそう悲痛なる衝動に打たれることは明らかであります。」
次いで皇軍感謝敬弔(けいちょう)決議案を上程。秋田清氏より、提案理由を説明して、岡田議長ただちに採決に入る。
「採決いたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。起立総員。よって本案は全会一致、議決いたしました。」

(音声中断)国境の町、椀鎮(えんちん)。敵はこの道を「勝利路(しょうりろ)」と言い、「歓送遠征将士」と記す。なんと、はからん彼らは、同じ道を敗残にあえぎ、敗走に焦る。我が軍は追撃の手をいささかも緩めず、5月5日、逃げ遅れた敵兵を殲滅(せんめつ)しながら椀鎮より84マイルを一気に突破して、堂々竜陵(りゅうりょう)に入城しました。蒋介石軍が唯一の補給路と頼むビルマ輸送路の要衝には、いまだ重慶に渡らずして残された敵軍事資材が山と積まれ、石油、タイヤ、錫、砲弾など、いかにこの輸送路に敵が期待していたかを如実に物語っているのであります。
竜陵占領の皇軍は疲れも見せず、またも快速進撃を続行。同じ5日の夕刻、ついにサルウィン河、すなわち怒江河畔に到達。
河を隔てて堅固な重慶軍陣地と相対峙(あいたいじ)、かつて我が海鷲の猛爆を浴びた鉄の釣橋、恵通橋(けいつうきょう)は、皇軍の大追撃を恐れた蒋介石軍自らの手によって、今再び破壊され、はるか断崖の下に、急速に衰えた敵の戦力を物語っているのであります。(音声中断)

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