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タイトル 日本ニュース 第150号
公開日 1943年(昭和18年)4月21日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 戦う最前線 オロ湾襲撃  03:11
[2] チャプター2 雲南作戦  01:53
[3] チャプター3 アリューシャン戦線  01:40

再生テキスト

南太平洋に米英必死の反攻が開始せられて既に9か月。戦局はとみに悽愴(せいそう)の度を加え、日米航空決戦場と化す。重慶軍、またイギリス軍と呼応してビルマ国境に蠢動(しゅんどう)す。アリューシャンに我が本土空襲の機をうかがうアメリカ軍の動き、日を追うてしきりなり。

日米ともに超大なる航空兵力を擁して相対峙(たいじ)する南太平洋最前線航空基地に、帝国海軍空襲部隊が世界に誇る新鋭戦闘機、翼を連ねて今し増強整備を終わる。時はよし、ニューギニア方面海上輸送路確保を巡る彼我の防空戦は最高潮に達し、新たなる機材、生気あふるる兵員の補充なって、将兵の意気既に敵軍をのむ。3月28日、折しもニューギニア南東のオロ湾に敵輸送船団多数集結の報至り、戦爆連合の大編隊は時を移さず一斉に大地を蹴(け)って南に下る。

(戦闘機が離陸していく様子)

ソロモンに、ニューギニア海域に、次々に上がる勝利の記録は、南太平洋作戦の現段階を如実に物語るものである。

≪字幕テロップ≫
「艦船撃沈 輸送船2隻 駆逐艦1隻 哨戒艇1隻 航空機撃墜 19機」

マユ、アキャブ等、ビルマ西境に盤踞(ばんきょ)した残存イギリス軍に対する大包囲作戦と呼応して、先にビルマ北辺を狙う怒江地区重慶軍の蠢動(しゅんどう)を封殺した皇軍は、更に残敵を追ってイラワジ川上流の大渓谷に沿い、ひた押しに進撃する。この渓谷の南岸を埋める隘路(あいろ)はその昔マルコポーロが黄金の夢を抱いて歩んだ東洋への道である。重慶政権はかつての補給路たりしビルマルートの喪失に替えんとして、この道路の補強に狂奔していた。

(銃撃戦の様子)

かくて快進撃を続けた皇軍は、雲南地区最前線の敵拠点を陥れれば、村の指導者は自警団を率いて心から皇軍の進駐を出迎えた。

朔風吹きすさぶ鳴神島、ここは今我が北辺の最前線である。この北の果てでは春の訪れとともに白夜の季節が近づいて来るのだ。島全体はツンドラに覆われ、食料といえば米一粒も生み出ぬこの島では、満目荒涼として目を楽しますものとてもない。ただ子犬を飼うことが戦いの合間のわずかな慰めであった。しかしあらゆる困難と戦う将兵の士気は、かえって上がった。上陸以来10か月、この闘志の塊とも言うべき勇士の労苦に対して、我々はひたすら感謝の祈りを捧(ささ)げねばならない。対空監視の眼(まなこ)は一瞬の休みもあってはならぬ。皇軍がこの島を占領して以来、アメリカはその本土に重大な脅威を感じ、死に物狂いの反攻に出てきた。彼らが得意とするめくらめっぽうな爆撃を受けない日は、ほとんどなかった。それ、また敵機だ。小癪(こしゃく)なる二つ胴のロッキードP38は見事撃墜された。

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