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タイトル 日本ニュース 第258号
公開日 1945年(昭和20年)11月7日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 幣原内閣成立  02:49
[2] チャプター2 政治犯釈放  01:47
[3] チャプター3 電球生産開始<今日の話題>  00:38
[4] チャプター4 焼け跡にヤミ市<今日の話題>  00:56
[5] チャプター5 野球も復活<今日の話題>  00:21
[6] チャプター6 進駐軍風景  03:31

再生テキスト

東久邇宮内閣は10月4日連合国軍最高司令部より政治犯人の即時釈放、内務大臣・警察首脳の罷免、皇室制への自由討議制限撤廃の三大要求を受けいれるにおよび、同5日同総辞職を決行。同6日、組閣の拝命は元外相・幣原喜重郎男爵に降下。かつて国際政界に活躍せる同男爵の組閣は極めて慎重に行われ、9日全閣僚の顔ぶれを決定。吉田外務大臣、前田文部大臣、岩田司法大臣、堀切内務大臣、松本国務大臣、渋沢大蔵大臣、小笠原商工大臣、芦田厚生大臣、松村農林大臣、田中運輸大臣、楢橋法制局長官。親任式を終えて幣原新首相は施政方針を明示しました。

≪幣原首相≫
「我が国、我が国民が当面いたしておりまする現下の事態は、誠に歴史上未曽有の国難であります。食糧その他民生問題の対策、財政問題の処理、行政制度の改革、教育の刷新等、国民の心配しておる問題は山積しておるのであります。新内閣は迅速果敢にこれらの問題に対処せんとする決意を有するものでありますが、政府といたしましては常に国民の声に聞いて社会における正義を重んじ、民主主義政治確立のため、最善の努力を尽くす覚悟であります。」


*258号と259号は制作当時の事情により公開順が逆になっています。

東京都豊多摩刑務所。外見は白い建物ながら、中はただ暗黒の桎梏(しっこく)。国を憂え、民族の幸福を図って、かえって不当なる封建中世史的官憲の暴圧により、聞くに堪えざる虐待を受けつつ、重い鉄鎖につながれていた社会主義、自由主義の党首たちは連合国軍司令部よりの命により、10月10日までに全国刑務所より解放されました。

≪徳田球一氏≫
(Q:…いろんなつらい思いもされましたんでしょうな。)
「つらい思いも何も、死の牢獄ですから。だから、ぶたれる、けるはもちろんのこと、栄養失調で死んでいくのもたくさんあります。三木くんの死んだのも、そのひとつです。今度は連合軍と、人民大衆の同情と絶大なる援助のもとに、解放されるようになったんです。それで私たちは非常にその人たちに対して感謝をしているわけです。」

<日本ホーリネス教会 小原十三司氏>
「私もこの戦時下にあって信仰弾圧の憂き目にあい、2か年の間、苦難を経て来た者のひとりでありますが、この苦難においてキリストに学ぶことのできたことは大いなる感謝です。そして、信仰のありがたさを苦しみの内において深く学び、感謝しておるものであります。」


*258号と259号は制作当時の事情により公開順が逆になっています。

明るい生活に明るい光を。マツダランプ川崎工場では今、電球の増産に全力を挙げております。軍閥官僚の思い上がった暴挙は、我々国民をかつて無意味な戦争の矢面に立て、日常生活を窮乏のどん底に陥れてきました。しかし戦争が終了し、私たちの日常生活には今や希望の曙光(しょこう)が訪れて来たのです。


*258号と259号は制作当時の事情により公開順が逆になっています。

ヤミの氾濫(はんらん)する東京に安い品物を豊富に。これはまた明朗な新宿のマーケットが開店いたしました。仕入れ値段から利益、売値まで一目でわかるように掲示されています。開店当時、例えば大鍋30円、フライパン17円、クリーム10円、ズックの靴65円等の高値であったものが1日ごとに値下がりし、品数も増し、中にはマル公以下の物さえあります。


*258号と259号は制作当時の事情により公開順が逆になっています。

明るい新しい日本再建はスポーツから。秋晴れの一日、浦和対大宮チームの熱戦のひとコマ。


*258号と259号は制作当時の事情により公開順が逆になっています。

アメリカ軍進駐すでに1か月。見るもの聞くもの、私たち日本人は驚きの眼(まなこ)を見張りました。ハトンボに似た米海軍の愛嬌者ヘリコプター。輸送船の甲板からやおら秋晴れの空に舞い上がりました。おどけた姿で飛び続け、横浜伊勢佐木町の上空に達します。あれよあれよと驚く人々を尻目に、狭い焼け跡に舞い降り、涼しい顔です。
横浜アメリカ軍の焼け跡計画。ここにもアメリカ軍の能率がいかんなく発揮されております。累々(るいるい)たる残骸(ざんがい)の片づけから地ならしにいたるまで、全てが機械力で進行します。わずか短時日できちんと整備された広場ができあがりました。
アメリカ軍憲兵のラジオジープ。細いアンテナ1本で絶えず本部と連絡しながら、町の治安を守ってかけまわっております。東京は銀座。ひょっこり現れたおなじみのスター、タイロン・パワーの軍服姿。帝都の町は昔の雑踏に返って、交通整理にアメリカ兵も一役、進駐軍でにぎわう今日このごろの銀座風景です。

(銀座を歩く米兵の様子)


*258号と259号は制作当時の事情により公開順が逆になっています。

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