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ど~する?地球のあした海のゴミから地球が見える

日本で私たちが捨てたゴミが海流にのって遠く南の島で自然や生き物に影響を与えている。地球環境と自分たちの暮らしが直接、つながっていることを学ぶ。

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チャプター

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オープニング
(オープニングテーマ)
scene 01 大分県の中津干潟の問題
地球の環境(かんきょう)について考え、行動していくこの番組。今回のテーマは、「海のゴミから地球が見える」。舞台(ぶたい)は九州の大分県中津(なかつ)市にある中津干潟(ひがた)です。引き潮(しお)になると、おき合い3kmまで砂浜(すなはま)が広がります。あたたかい季節(きせつ)にはカニや貝などがすがたを見せ、それらを食べにおとずれるわたり鳥など、およそ500種類(しゅるい)の生き物たちがここに集まります。ゆたかな命が育まれている場所なのです。
scene 02 ゴミだらけの干潟
2月、よく見ると、中津干潟にはゴミがたくさん落ちていましたす。空きカンやペットボトル、卵(たまご)のパック、プラスチック、レジぶくろ。ふだんわたしたちが使っているものばかりです。なかには、自動車まですてられていました。そんな干潟で、ゴミを拾っている人たちがいます。足利由紀子さんとその家族です。週末(しゅうまつ)などを利用(りよう)して、海岸のそうじをつづけています。むすめの瑞萌(みなも)さんにとって、この海は小さいころからの遊び場です。
scene 03 危機にさらされている海の生き物たち
海の生き物たちがゴミによって危機(きき)にさらされている。それを知ったことが、足利さんたちがゴミを拾うようになったきっかけでした。足利さんはある日、海岸でスナメリが死んでいるのを見つけます。引き取りにきた水族館の人から、海の動物がプラスチックのキャップのようなものをのみこんでしまい、それがおなかの中を傷(きず)つけて死んでしまうことが時々あると教えられました。わたしたちがくらしのなかで使っているものが、海の生き物の命をうばうこともあるということを知ったのです。
scene 04 生き物はゴミを拾うことができない
ゴミを拾い始めてからも、ゴミによって死ぬ動物はあとをたちません。おなかにプラスチックの輪(わ)っかをためて死んでいたカモ。漁業(ぎょぎょう)用のあみが首にからまった状態(じょうたい)で死んでいる鳥もいました。拾っても拾っても、生き物たちをころすゴミはなかなかへりません。でも、瑞萌さんは、大すきな海でゴミを拾いつづけます。「生き物はゴミを拾ったりできないから、人間が拾ってあげないと」(瑞萌さん)。
scene 05 ゴミは外国からも来ていた
ゴミは日本のゴミだけではありません。近くの海岸に流れついたゴミをみると、ハングル文字や中国語、ロシア語が書かれたゴミが見つかります。どうして外国のゴミが日本にやってくるのでしょうか。地図をみると、中国、韓国(かんこく)、ロシア、それに日本は海でつながっています。ゴミは、海を流れて日本にやってくるのです。しかし、わたしたちが捨てたゴミも、どこかでめいわくをかけているかもしれません。実際(じっさい)に日本のゴミも、遠い外国で問題を起こしているのです。
scene 06 6000kmはなれたミッドウェー諸島まで
日本から6000kmはなれた、北太平洋にうかぶミッドウェー諸島(しょとう)。ここは、コアホウドリの楽園として知られています。しかし、この島の海岸にもゴミがたくさん落ちています。コアホウドリがのどにつまらせているものをみてみると、プラスチックでできた、つり用のうきでした。海にうかんでいるゴミを、えさとまちがえて食べてしまうのです。ヒナが親からもらおうとしていたえさも、つりに使ううきでした。プラスチックを食べて死んでしまうヒナもいます。おなかには、ライターなどがのこっていました。
scene 07 海流で運ばれていくゴミ
島にはたくさんのライターが流れ着いています。日本語が書かれたライターもあります。どうやってここまで来たのでしょうか。世界の海の流れ、「海流」を表した地図をみると、海は世界中を流れ、まわっています。日本の海にすてられたゴミは、海流に乗り、はるか遠くのミッドウェーまで流れ着いているのです。
scene 08 みんなでつづけるゴミ拾い
中津干潟では、地域(ちいき)の人たちによるわたり鳥の観察(かんさつ)会が開かれています。足利さんはこうしたもよおしで、ミッドウェーのゴミについてもつたえています。ミッドウェーでくらす鳥たちのことを考え、子どもたちがゴミを拾い始めました。空きカンやペットボトルなど、20分で15ふくろのゴミを集めました。「ぼくたちもゴミをすてないようにする」と話す男の子。ゴミで死んでしまう海の生き物を少しでもへらしたい。みんなのゴミ拾いはつづきます。
scene 09 一人ひとりの力を集めて 
わたしたちがすてたゴミが、遠い島で鳥たちにめいわくをかけていましたね。大事なのは、世界がつながっているということをしっかり考えること。「ゴミはポイすてしない」。まずはそれを一人ひとりが守らなければなりません。一人ひとりの力は小さくても、みんなの力が集まれば大きくなるのです。今日はゴミの問題を見てきましたが、これから、地球温暖化(おんだんか)や自然(しぜん)を守る工夫(くふう)、そして食べものの安全など、さまざまなテーマで地球環境(かんきょう)について考えていきましょう。

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