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蘭学の広まり

江戸時代中ごろ、杉田玄白たちがオランダ語で書かれた医学書を日本語に翻訳。解体新書は医学の進歩に大きな役わりを果たした。蘭学への関心も高まり、外国の文化が広まる。

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ねらい

西洋の医学や地理学、天文学が蘭学によって、日本に広がっていったことがわかる。

内容

これは「解体新書(かいたいしんしょ)」です。江戸時代の中ごろ、医者の杉田玄白(すぎたげんぱく)たちが、オランダ語で書かれた医学書を日本語に翻訳しました。人体を解ぼうしてえがいた正確な図と、解説からなっています。この本は医学の進歩に大きな役わりを果たしただけでなく、鎖国をしていた日本で、人びとがオランダ語で学ぶことのきっかけとなりました。当時、オランダのことは、このように書いていました。この「蘭」の字をとって、オランダ語の本から学ぶことを「蘭学(らんがく)」といいました。そして、解体新書が出版されておよそ20年後。蘭学者たちの努力でオランダ語の辞書「ハルマ和解(わげ)」がつくられました。この辞書によって、オランダの天文学や地理学など、さまざまな学問についての本が、日本語に翻訳されるようになりました。それまで知ることの限られていたヨーロッパの科学や文化が急速に広まっていったのです。