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樋口一葉

父を早くに亡くした一葉は、小説家としてくらしをたてようといくつかの作品をかくようになり、『たけくらべ』や『にごりえ』は高い評価を得た。

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ねらい

樋口一葉が、つらい境遇の中で働かなくてはならない女性たちをえがいた『にごりえ』などの作品を書いたことがわかる。

内容

樋口一葉は1872年、明治5年に、東京で生まれました。母と妹、家族3人のくらしは一葉が支えました。裁縫の内職や駄菓子屋を開いてみたりと、苦労は続きました。一葉は小説を書いてくらしを立てようといくつか作品を書きますが、なかなか認められません。駄菓子屋もうまくいかず、店を閉めたころ一葉はこんな言葉を残しました。「わたしはひどく苦しみ、望みを失った人びとを文学でなぐさめるために生まれて来たのです」やがて一葉の小説は人びとの注目を集めるようになります。代表作となった『たけくらべ』や『にごりえ』です。どちらも、つらい境遇で働かなくてはならない、女性たちが登場する小説です。『にごりえ』の主人公、お力に一葉はこんなセリフをいわせています。「これが一生か、一生がこれか、ああ嫌だ嫌だ」この時代の貧しい女性たちの本音をえがきだしたのです。「にごりえ」を発表した翌年、24歳の若さで樋口一葉はこの世を去りました。