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杉田玄白の解体新書

江戸時代の医師・杉田玄白が4年がかりで翻訳したターヘル・アナトミア。これにより日本の医学が大きく前進するとともに、オランダの学問が盛んになった。

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ねらい

杉田玄白がターヘル・アナトミアを翻訳して解体新書を作るまでの苦労と、それによって日本の医学、蘭学が発展したことを知る。

内容

今からおよそ240年前、杉田玄白は、人の体の解剖書『解体新書』を発行しました。そのもととなったのが、『ターヘル・アナトミア』という解剖書です。オランダ人が長崎の出島に持ちこんだものです。ある日、処刑された囚人の解剖に立ち会う機会を得た玄白は、『ターヘル・アナトミア』にかかれている解剖図の正確さにおどろきました。当時の医者は、患者の様子を外から見て判断し、薬を使って治していました。そのため、体の中がどうなっているかという知識はありませんでした。玄白は仲間たちと『ターヘル・アナトミア』の翻訳を開始します。しかし辞書もなくオランダ語がわからないため、作業は困難をきわめました。苦労を重ねて4年。日本語に訳された『解体新書』が完成しました。この本の出版で日本の医学は大きく前進することになります。またオランダ語の翻訳技術が進み、医学以外の学問も盛んになります。このような西洋の学問を「蘭学」と呼びました