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ヤリイカの一生

水温が下がるころ浅い砂地でヤリイカが産卵する様子を紹介します。

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ねらい

生物の発生や成長と周囲の環境とのかかわりに興味・関心をもつ。

内容

暗い海の底を漂うヤリイカ。水温が下がる12月になると、水深200mの海底から、産卵のために浅い砂地に上がってきます。砂地で産卵が始まりました。メスが卵の入った白い袋を抱えて、産卵場所へ向かいます。卵の袋が砂地にたくさん産みつけられていきます。1つの袋は長さ10cmほど。寒天質の袋で、中には200個ほどの卵が入っています。流されないよう、砂地にしっかり固定します。イカは卵を産むのに、その全精力を振り絞ります。このメスは卵の袋を抱えたまま、漂っています。何とか産みつけようと、もがきますが、残された力はもう少ないようです。ようやく産卵を終えましたが、今度は、ヒラメが襲いかかってきました。もはやこのイカに抵抗する力はありません。なすすべもなく、ヒラメにつつかれます。この産卵場所で、イカはその一生を終えました。海の底で繰り返される生命のドラマ。人知れず、命は海の中から生まれ、そして消えていくのです。