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ウミガラスの大群

北海道の天売島ではわずかな数で生息するウミガラスですが、本来は大集団で生活する鳥です。サハリンのチュレニー島ではウミガラスの大群が見られます。

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学習のねらい

天売島とチュレニー島の繁殖期のウミガラスの様子がわかる。ふたつの島の違いに気づき、集団繁殖には豊かな自然環境が必要であることがわかる。

詳しい内容

北海道、天売島。切り立った断崖に、身を寄せ合って生きる鳥がいます。ウミガラスです。体長43cm程の渡り鳥。ふだんは海で生活し、繁殖の時期、島に戻ってきます。天売島のウミガラスは、環境の悪化などで、20羽ほどにまで数を減らしました。しかし、天売島から北へおよそ500km、サハリンのチュレニー島では、10万羽もの大繁殖を見ることができます。繁殖のために島に戻ってきたウミガラスの群れ。産む卵は一つだけ。巣は作らず、岩の上に直に産みます。集団の中でも区別がつくように、卵は一つずつ形や色が違います。一月ほどでヒナがかえると、親鳥はエサを運ぶのに忙しくなります。周辺の豊かな海に支えられ、ヒナは育ちます。孵化から2週間程で、親鳥の半分程の大きさに成長します。巣立ちは間近です。ウミガラスは、群れを作り、天敵から身を守りながら繁殖します。窮屈そうなこの大きな集団こそ、本来の繁殖の姿なのです。