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大仏のつくりかた

大仏の完成には、10年の年月とのべ260万人の労力がかかりました。大陸から伝わった鋳造技術を使った、銅製の大仏本体の作り方などを紹介します。

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学習のねらい

大仏作りには高度な技術や260万の人々の力を集め、5年もの歳月を費やした事実を知る。そのことから、聖武天皇の力や仏教を重んじる心を理解する。

詳しい内容

まず、山を削って平らにした土地をしっかりと突き固め、その上に木と竹で大仏の骨組みを作ります。その上に土と石膏を塗り固めます。これが大仏の原型となります。表面に粘土で型を取り、すき間に高温で溶かした銅を流し込みます。金属を溶かして型に流し込み物を作る技術を「鋳造」といい、中国大陸や朝鮮半島から伝えられました。大仏のまわりには、銅を溶かす熱を保つための「たたら」という大きな装置が並び、大勢の人が足で踏んで動かしていました。溶けた銅の温度は1000℃以上。危険な作業です。大仏は巨大なので、鋳造は8段に分けて下から順に進められました。工事が始まっておよそ4年、銅でできた大仏の全身が完成しました。次に直径1m高さ20mの柱を84本使って、巨大な大仏殿が作られました。大仏の全身を金で覆います。この作業にさらに5年がかかりました。こうして10年の年月と260万人もの人々の力を集めて、大仏が完成したのです