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東大寺南大門 金剛力士像

鎌倉時代の彫刻の特徴が東大寺南大門の金剛力士像によく現れています。

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学習のねらい

武士の文化を背景とした、力強い鎌倉時代の文化について学ぶ。

詳しい内容

源氏と平氏の争いによって多くの建物を失った「東大寺」は、鎌倉時代のはじめまでに再建が進められました。そのうちの一つ、「南大門」。あまり装飾のないつくりが、豪快さ・力強さを表現しています。この時代を代表する「大仏様(だいぶつよう)」と呼ばれる様式です。この南大門に、「金剛力士像」が立っています。運慶・快慶らによって作られた、鎌倉彫刻の代表作です。向かって左側に置かれているのが、口を開いた「阿形(あぎょう)像」。宇宙の始まりを表わしているといわれます。鎌倉時代の彫刻の特徴は、写実性です。力強い目鼻立ち、隆々とした筋肉、緊張感みなぎる手足の表現など、質実剛健を旨とする武士の時代を表わしています。向かって右側が、「吽形(うんぎょう)像」。閉じた口は、宇宙の完成を表わします。阿形像、吽形像ともに、高さはおよそ8.4m。それぞれ約3000個の部材から成る「寄木造(よせぎづくり)」で作られています。