ロボットと暮らす?

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scene 01 ロボットが動いた!

モジャくん、大学の研究室にやってきました。そこで見たのは…、ロボット!? 手が動いた!

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scene 02 人間のように動くロボットの研究 

なんと、ロボットが握手(あくしゅ)してくれました。研究室の先生、菅野重樹(すがの・しげき)さんは、人間のように動くロボットの研究をしています。モジャくんが握手したのは、菅野さんのチームが開発した最新のロボット「トゥエンディー・ワン」。人間と共存することをめざしたロボットです。菅野さんは学生たちといっしょにこのロボットの改良に取り組んでいます。たとえば、テーブルの上のストローをつまむ実験。なかなかうまくいきません。ストローの位置を変えてみると今度はうまくつまみ上げましたが…。

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scene 03 人間の動きをよく観察する

「ストローって、けっこうつかむのむずかしいんですよ」と菅野先生。2本の指で持つのと、3本の指で持つのとでは動きがちがうのだそうです。3本の指で持つとき、親指は人差し指と中指の真ん中にあります。2本の指で持つとき、親指は人差し指と向き合っています。親指の位置が少しちがっているのです。トゥエンディー・ワンの指はどんなふうに動くのか見てみると、3本の指で持つとき、2本の指で持つとき、ちゃんと親指が動いていました。ロボット作りには、人間の動きをよく観察することが大事なのです。

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scene 04 指の動きの研究から

菅野さんがロボットを作りたいと思ったのは中学生のころ。人間の形をしたロボットが開発されて大きなニュースになったのがきっかけです。ロボットを研究する道に進んだ菅野さんが最初に取り組んだのは、オルガンをひくロボットの開発でした。菅野さんは指の部分を担当。すばやく、なめらかに動かすにはどうしたらいいか、研究を重ねました。人間の指の動きには関節が大きな役割を果たしています。そこで菅野さんは、ロボットの指にもたくさんの関節を作りました。最初は、1本の指を完成させるのに2年もかかりました。

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scene 05 目標は“卵を上手に割ること”

菅野さんが次にめざしたのは、もっと繊細(せんさい)な動きができる手。たとえば、料理をするとき人間の手は、力を微妙(びみょう)に加減しながら複雑に動くことができます。目標は“卵を上手に割ること”。卵は、あまり強く持つと割れてしまいます。でも、そっと持っているとすべって落とすこともあります。ちょうどいい力でつかまなければなりません。さらに、割るときに力が入りすぎると黄身までつぶれてしまうこともあります。

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scene 06 人間の指の形やかたちがヒント 

やわらかくおさえることと、強い力を加えること。これを同時にやるにはどうすればいいのでしょう。卵を割るとき、親指は指先のつめを使っています。ほかの指は、指の腹で卵をそっとおさえています。指の形やかたさにヒントがありました。そのころのロボットの指は、かたくて丸い形をしていました。そこで菅野さんは、人間の指とそっくりな形にしました。なだらかでやわらかい指の腹。かたいつめもつけました。

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scene 07 人間の暮らしを支えるロボットを

そして新しいロボット「ウェンディー」が誕生。指の腹で卵をおさえ、指先をぎゅっとおしこんで開くと、卵がきれいに割れました。「ロボットで一生けんめいやってもなかなか人間に追いつかない。でも人間は簡単にやってしまう。人間のすばらしさにおどろくことのほうが多いんですよ」(菅野さん)。ロボットにできることを、一つひとつ増やしてきた菅野さん。“人間のそばにいて、暮らしを支えるロボット”…菅野さんの研究は、未来へと続きます。