無料ゲームのはずが…

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scene 01 スマホをスマートに使いこなそう

買ってもらったばかりのスマホでゲームに夢中(むちゅう)の鈴木福(すずき・ふく)くん。「えいっ。行け! えいっ」。敵(てき)キャラをたおして大喜びです。「スマホっていろんなことができてすごいなぁ。最高!」。すると、とつぜんスマホが勝手に動いてしゃべり始めました。「福くん、先週オレを買ってくれて、ありがとな。でも、まだまだオレを使いこなせてないねぇ。スマートに使いこなすための極意、教えてやっからな」。

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scene 02 スマホには面白いだけじゃないことも

もう小学生がスマホを持つ時代。福くんの友だちにも、スマホを持っている子がけっこういるそうです。「スマホは、いつでもどこでも音楽聞けるし、動画だって見られるもん。でも、ぼく的にはやっぱりゲームかな。無料だし、種類もたくさん。ハマっちゃうよね~」と福くん。するとスマホが、「でも、面白いだけじゃないこともあるんだよね~」と言いました。「ゲームにハマりすぎて、こんなことになった小学生もいたんだよ…」。

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scene 03 誕生日にスマホを買ってもらって

「翔(しょう)、12歳(さい)おめでとう!」。小学6年生の翔は、誕生日(たんじょうび)にほしかったスマホを買ってもらって大喜び。「スマホはまだ早いんじゃない?」と言うお母さんですが、お父さんが、「スマホがないと友だちの会話についていけないからなぁ」と言ってくれたのです。スマホには、無料ゲーム『ものクエ』も入っていました。さっそく、遊び始める翔ですが、お母さんに、「お金がかかることはぜったいダメだからね」と念をおされました。「これはタダだから、だいじょうぶだって」と翔。

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scene 04 課金でお札を買う?

公園で翔と友だちが、スマホで『ものクエ』に熱中しています。「あー、やられた~」と翔。友だちは、「行け! やったあ!」と強い敵(てき)キャラをたおしました。感心する翔に、「実は課金で、お札(ふだ)を買ったんだ」と言います。お札5枚(まい)で一回プレミアくじが引け、たまに、すごく強いアイテムがもらえるのだそうです。「でもお金使っておこられないの?」と翔が聞くと、「おこづかいだったら何に使ってもいいって言われてるから」と言います。「いいなぁ。オレはおこづかいもないし、課金はぜったいダメって言われてるもんなぁ」。

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scene 05 「うそ! なんで買えちゃったの?」

翔がスマホの『お札ショップ』をのぞいています。「これがお札かぁ。5枚(まい)500円? たっけー! チョー金持ちだったら『購入(こうにゅう)』!っておし放題なのになぁ」。何気なく画面の『購入』にふれると、『年齢確認(ねんれいかくにん)』という画面があらわれました。『あなたは20歳(さい)以上ですか?』とあります。「ちがうけどどうせ買えないしな」と、翔は『はい』をタップ。すると購入画面があらわれ、そのまま『購入』をタップしてみると…、「うそ! なんで買えちゃったの?」。そして画面には『お支払(しはら)いが完了(かんりょう)しました』の文字が。

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scene 06 お父さんのカード番号で

「もしかして…」。翔は思い出しました。スマホの有料のブロックゲームを買って、とお父さんにねだっていたとき、「しょうがないなぁ。お母さんにはないしょだぞ」と、クレジットカードで支払(しはら)い手続きをしてくれたのです。「あのとき、クレジットカードの番号を登録したから、お札(ふだ)も買えちゃったんだ」。考えていた翔、「せっかくお札買えたし、プレミアくじ、やっちゃおっかな」とくじを引きました。すると、激(げき)レアアイテムが当たったのです。「ひゃっほー! やっぱ、すげ~な!」。

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scene 07 もう一回だけ…

2週間後、お父さんがテレビで野球を見ています。「よーし、チャンスだ。打て! カキーンと。カキンと!」。「カ、カキン?」。ドキッとした翔は、「最近どうだ? 『ものクエ』強くなったか?」と聞かれ、あわてて自分の部屋へにげました。部屋で『ものクエ』で遊ぶ翔。でもまた負けました。全然勝てなくなってしまったのです。翔は『お札(ふだ)ショップ』の画面を開きました。「バレてないみたいだし、もう一回課金したいなあ。もう一回だけ…」。そして、『購入(こうにゅう)』ボタンをタップ。その日から、「あと一回だけ」、「あと一回だけ」、「あと一回だけ」…。翔の課金は続いたのでした。

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scene 08 30万円の課金請求

3か月後。翔が学校から帰ってくると、玄関(げんかん)にお父さんとお母さんが立っていました。「翔ーっ!!」。お父さんの心当たりのない請求(せいきゅう)が来たのでカード会社に問い合わせたところ、ゲームの支払(しはら)いだと言われたのです。「先々月が5800円、先月が7万8000円、そして今月分は22万円。全部で30万よ、30万!」と言われ、「30万…そんなに…」とおどろく翔。「どうするのよ、こんなことになって。お金のかかることはぜったいしないって約束したでしょ。もうスマホは一生使わせないからね!」とお母さんにしかられ、「ごめんなさい!」とあやまる翔でした。

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scene 09 「このくらいにしておこう」というがまん

これは本当にあった話です。福くんも、もっとレベルを上げたいとか、もっと先に進みたいというときに、アイテムを買いたくなることがあるそうです。「だから、自分で『このくらいにしとこう』ってがまんできなきゃ、オレを使いこなすのはむずかしいのよね~」とスマホ。でも翔くんは小学生だけどお金をはらわなくてはいけないのでしょうか。「未成年が親の許可(きょか)なしにアイテムを買った場合は支払(しはら)いを取り消すことができるんだけど、翔くんの場合、『20歳(さい)以上』とウソをついちゃった。これやっちゃうと取り消すことがむずかしくなるんだ」とスマホ。みんなも覚えておきましょう。