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ミクロワールド 不思議な変身 クラゲの一生 オープニング
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ミクロワールド 不思議な変身 クラゲの一生 オープニング

クラゲもプランクトンの仲間
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水に漂うたくさんの動物プランクトン。「プランクトン」というのは、「水中を漂う生きもの」を表す言葉です。ですから、大きなクラゲもプランクトンの仲間なのです。クラゲは、複雑で不思議な変身を繰り返しながら子孫を殖やします。

卵からプラヌラ幼生へ
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入り江などでよく姿を見かけるミズクラゲの一生を見てみましょう。ミズクラゲは、雄が水中に出した精子を雌が体に取り込み、卵を受精させます。卵は雌の体の中でかえり、「プラヌラ幼生」と呼ばれる子どもになります。プラヌラは、やがて親の体を離れて自力で泳ぎ出します。

プラヌラからポリプへ
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プラヌラは、海底の岩などにたどり着くと、そこにくっついて、「ポリプ」と呼ばれるイソギンチャクに似た生きものに姿を変えます。ミズクラゲのポリプの大きさは、わずか1mmほどです。ポリプは16本ある触手を伸ばし、プランクトンを捕えて食べます。

ポリプからストロビラへ
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ミズクラゲのポリプは、生命力旺盛(おうせい)です。一つのポリプが「根」を出し、そこから新しいポリプをつくっていくことができます。秋、水温が下がると、ポリプの体に変化が起きます。体が伸び、触手が縮んでくるのです。触手の付け根にくびれが一つでき、このくびれは、体の下のほうに向かって数が増えていきます。この状態は「ストロビラ」と呼ばれます。

ストロビラからエフィラへ
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ストロビラは、四日ほどのあいだにどんどんくびれの数を増やしていきます。やがて、ストロビラ全体が動きはじめます。一枚一枚が、「エフィラ」と呼ばれる幼生となって、海の中へと泳ぎ出すのです。ストロビラが動き出してから20時間。最初のエフィラが旅立っていきました。大きさは、およそ3mm。その姿は、海中を漂う小さな花びらのようです。

変身を繰り返してクラゲに
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エフィラの体の真ん中にある飛び出した部分が口です。エフィラは自分より小さなプランクトンを食べて成長し、一週間ほどで、およそ1cmの小さなクラゲになります。ミズクラゲは、一つの幼生が変身を繰り返し、たくさんのクラゲとなって海に泳ぎ出していくのです。

ミクロワールド
不思議な変身 クラゲの一生
海底に付着して成長した幼生は、数を増やして泳ぎ出す。
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理科生物海中動物成長

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