チャプターあらすじを読む
オープニング
ないようを読む

オープニングタイトル

scene 01パンタだけしゅくだいがどっさり
ないようを読む

本日も銀河町は、ぬけるような青空がひろがり、パンタたちも外(そと)で元気(げんき)にあそび…。とおもったら、パンタがためいきをついています。「あ~ぁ。こんなにたくさん、しゅくだいのドリルをやらなきゃいけないなんて。ぼくがなにしたっていうんだよ~」。ギギが、「ちゃんとテストのべんきょうしなかったからでしょ」といいます。しゅくだいをどっさり出されたのはパンタだけなのです。ギギとバースにしゅくだいを手つだってもらおうとするパンタですが、二人とも用事(ようじ)があるといってかえってしまいます。「なんだい、なんだい! みんな、いっそがしいなぁ~」。

scene 02お父さんもお母さんもいそがしい
ないようを読む

そこへ、「プププーッ」とパンキチが出てきました。「パンタ、オカエリ!」。お母さんも出てきて、「パンタ、おかえり! お母さん、ハニーハントにいってくるから、おうちのお手つだい、おねがいね!」といいます。「あしたまでにしゅくだいのドリルやんないといけなくて…」とパンタがいいかけると、「あんたがちゃんとやっとかないのがいけないんでしょ!」と、いってしまいました。そこへ出てきたお父さんも、「いやはや~! 月にいちどの町内会議(ちょうないかいぎ)、わすれてた~!」と大あわてでいってしまいます。「お、お父さん! みんな、いっそがしいなぁ~!」。

scene 03おこってとびだしていったガンさん
ないようを読む

「オフロ、ゴシゴシ。ミガイテ、ピカピカ」。パンキチがおふろそうじをしています。パンタはかんじドリルをしながらおふろみがき。「岩(いわ)は、山と石で、岩」。よくそうの岩に、あわで字をかいておぼえます。すると、その岩がぐるぐるまわりはじめました。ガンさんだったのです。「なにあそんでんの?」とパンタにいわれ、「ガガ! オデ、あそんでないガン!」とショックをうけるガンさん。さらに、「いいよなぁ、ガンさんは毎日(まいにち)ひまそうで」といわれ、「オデ、オデ…、ひまじゃないガーン!!」と、まっ赤におこってまどからとびだしていきました。「なんだぁ? きゅうに?」。

scene 04ガンさんの金色のこな?
ないようを読む

ピエールさんが広場(ひろば)をとおりかかりました。いそがしくておはだもボロボロだというピエールさん、こんなときは、「♪アメイジングなほどつかれがとれる♪銀河ノ湯に入るのがいちばん!」といいます。「もしかすると、あのお湯になにかひみつが…これはビッグなビジネスチャンス?!」とおもったとき、むこうから、「ゴロゴロ、ガーン! ゴロゴロ、ガーン!」とガンさんがころがりながらやってきました。そして、金色(きんいろ)のこなをふりまきながら、あっというまにとおりすぎていきました。金色のこなにまみれたピエールさん。気がつくと「あら? おはだがすべすべ!」。

scene 05湯ぶねのそこに大きなひびが
ないようを読む

オバケモールのスベトンさんのへやで、ガンさんがうなっています。「いつまでそこでねとるんじゃ」とスベトンさん。「銀河ノ湯はおまえさんがおらんと…」。そのころ銀河ノ湯では、お父さんがこまっていました。湯ぶねのそこに大きなひびがあるのです。「なんでいままで気づかなかったんだろう?」とパンタ。「ププーッ。ココ、ガンサン、イタ!」とパンキチ。「そうか! ガンさんがこのひびふさいでたんだ!」とパンタは気がつきました。「ガンさんは? どこいったんだ?」とお父さん。ガンさんをおこらせてしまったことをいえないパンタは、とっさにひらめきます。「そうだ! そうこにあったでしょ、でっかいドラムかん!」。

scene 06しゅくだいをしながらお手つだい
ないようを読む

銀河ノ湯におおぜいおきゃくさんがきています。「いらっしゃいませ~。今日(きょう)はとくべつに、ドラムかんぶろをごよういしておりますよ~」とお父さん。パンタはしゅくだいをしながら、あせだくになってまきをくべています。「え~と、八百屋(やおや)さんで、リンゴのカゴが3こありました。もう一つ足すと…」。パンキチはたのしそうにまきわり。「♪プップップー。ヤオヤ~サンサン、サンサンサ~ン! リンゴ~ゴゴゴ、カゴ、ゴゴゴ~♪」。「パンキチ! いま計算(けいさん)してるんだから、サンとかゴとか、ややこしい歌(うた)やめろよ~!」。

scene 07ガンさんみたいなら楽?
ないようを読む

すると、「ヒョヒョヒョ~。パンタ、いそがしそうじゃのう」。スベトンさんがおふろ場(ば)のまどから顔(かお)を出しました。「ガンさんがおらんようになって、たいへんそうじゃのう」。そういわれ、「まあね…。ぼくもガンさんみたいなら楽(らく)だったのになぁ」というパンタ。ところがそれを、ガンさんが木のかげできいていました。「ガ…、ガン…」とショックなようです。「そうかのう。毎日(まいにち)たいへんそうじゃが…」とスベトンさん。そこへ、「パンタさん! がんがんお湯わかしちゃってくださいまし!」とピエールさん。パンタのしゅくだいはぜんぜんすすみません。

scene 08お湯のすべすべ成分は
ないようを読む

「はぁ~、このお湯を、『おはだすべすべびようえき』としてうりだせば…。ん? このお湯、なんかちがいますですね」。お湯の成分(せいぶん)をしらべたピエールさんはびっくり。すべすべ成分がゼロなのです。おどろくみんなにスベトンさんがいいました。「じつはな、銀河ノ湯のお湯にはガンさんの岩石(がんせき)成分がとけだしておったから、つかれもとれるし、おはだもすべすべになったんじゃ。ガンさんがくるくる頭(あたま)をまわして、金色(きんいろ)のこなを出しておったじゃろ。あれじゃよ。毎日(まいにち)みんなのために、何時間(なんじかん)もかけて出しておるらしいぞぉ~ヒョヒョヒョ」。

scene 09ガンさんのおかげ
ないようを読む

「ガンさん、そこにいるんじゃろ?」。見ると、まどの外(そと)にガンさんがいました。「ガガガン、オデ、オデ…」。すると、「ガンさん、よければ、またうちにもどってきてくれませんか」とお父さんがいいました。ピエールさんも、「ガンさんのおかげで、いつもおはだすべすべなのでございますですよ!」といいます。ほかの人たちも口々に、「カタコリ、ヨクナッタ。アリガトウ」「ツカレ、トレル。アリガトウ」といいます。「あの…」といいかけてだまってしまうパンタ。スベトンさんは、「パンタ、ちゃんとことばでつたえたいことがあるんじゃろ」といいます。「えっと、えっと…」。

scene 10うれしくてとびこんできたガンさん
ないようを読む

パンタがまよっていると、ドッチロンがあらわれました。「おれいをいう? いわない? ドッチ? ドッチ?」。パンタがおもいきっていいました。「ガンさん、ひどいこといって、ごめんなさい。いつも、みんなのためにがんばってくれてたんだね。ありがとう!」。「ガガガ、パンタ、わかってくれた…。オデ、オデ、うれしいガーン!」とガンさんも大よろこび。「ガンガガガーン!」とドラムかんぶろにとびこんできました。バッシャーン! すると、「うひゃあーっ!」「ヒョヒョ~ッ」「プププーッ!」。みんな、あっというまにながされていきました。「すまんガン…」。

scene 11パンキチの妹が
ないようを読む

「そういえば、おしごとでトーネル星(せい)にくるのははじめてでございますですなぁ~」。ピエールさんが『おはだすべすべびようえき』をうるために、トーネル星にきています。「いつも、べつにきたくもないのにパンキチさんにすいこまれちゃってもう…」。そこに、いつものようにパンキチの妹(いもうと)がいました。「あ、どうも、どうも。いつもお世話(せわ)になっておりますです…ん?」。すると、そこへうちゅうバスがやってきました。そしてパンキチの妹はそれにのって、とびさっていきました。

銀河銭湯パンタくん
ありがとう!ガンさん
銀河ノ湯に入り浸っている暇そうなガンさんをパンタがからかうと、ガンさんは、ショックで出て行く。すると、風呂の水が空になってしまう。