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オープニング
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オープニングタイトル

scene 01地上69階の296mと地下7階の深さ42m
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高いビルがいっぱい建ちならんでいます。いちばん高い横浜のランドマークタワーの上までのぼってみましょう。エレベーターに乗って、69階に着きました。このビルの高さは、296m。遠くまでよく見わたせます。一方、東京の地下鉄の六本木駅。かなり深いところにホームがあるそうなので、ホームまで行ってみます。どんどん階段(かいだん)を下りていくと、なんと、地下7階、42mの深さでやっとホームです。

scene 02青函トンネルの深さは海面下240m
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もっと深いところにもぐってみましょう。工事中の深いたてあなです。リフトで下りていくと、このあなの深さはおよそ60m。そこからよこにのびているのは、洪水(こうずい)をふせぐためのトンネルです。これは、大雨のときに雨水を流しこんで貯めておく、地下の放水路です。これより、もっともっと深い場所もあります。北海道と本州を結ぶ「青函(せいかん)トンネル」です。海の下を走っているこのトンネルの深さは、なんと、海面下240mです。

scene 030より小さいマイナスの世界
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地面を0mとすると、ランドマークタワーの高さは296m。東京タワーの高さは、333m。では、0より低いところはどう表すのでしょう。地下鉄六本木駅の深さは、42m。青函トンネルの深さは、240m。数の世界は、0より大きい数だけではありません。0より小さい方向にも数は広がっています。それが「マイナス」の世界です。地上の世界を0より大きい数の世界と考えると、地下の世界は、0より小さいマイナスの世界と考えることができます。

scene 04温度にもマイナスの世界が
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温度計は、0を境(さかい)に、プラスとマイナスの目もりが書いてあります。熱いお湯に温度計を入れると、温度がプラスのほうにどんどん上がっていきます。氷屋さんの冷凍庫(れいとうこ)の中の温度を計ってみると、0℃よりもっと下に下がっていきました。温度にも、0より小さいマイナスの世界のあることがわかります。

scene 05イッシー人の「イッシーすごろく!」
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石田くん、石井くん、石野くんが、地面にとても大きなすごろくがあるのを見つけました。ゴールにはごうかな賞品もあります。さっそく三人ですごろくに挑戦(ちょうせん)! スタートの「0」地点で、順番をジャンケンで決めました。石田くんからです。石田くんがサイコロをふると、「4」。4コマ飛ばされて進みました。次は石井くんです。今度は「5」。石井くんが5コマ進みました。石野くんは「6」。6コマ進んで、石野くん、一歩リードです。

scene 06「-1」のマスにもどると…
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ふたたび石田くんです。サイコロの目は「5」。5コマ進んで、「9」のマスに入りました。ところが「9」の看板(かんばん)がうらがえると、「10コマもどる」とあります。石田くん、10コマ飛ばされて、スタートのマスの一つのうしろの「-1」のマスにもどり、あなの中に落ちていきました。「うわぁ~!」。続いて石井くんのサイコロの目は「4」。4コマ進んで「9」のマスに入ります。すると、石田くんと同じように10コマ飛ばされて「-1」のマスにもどり、あなの中に落ちていきました。「うわぁ~!」。

scene 075時を目標に料理を作る
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料理研究家の浜内(はまうち)先生と生徒さんたちに、料理を作っていただきます。メニューは、「しょうが焼き」、「たきこみごはん」、「みそしる」の三品。仕上がりの目標は5時です。生徒の友田さんは、料理は初心者。まず、たきこみごはんを炊飯器(すいはんき)にセットしました。すぐに、みそしるを作りはじめます。さらに、しょうが焼き。友田さんのやり方を図にしてみると、たきこみごはんをセットしたのが4時5分、しょうが焼きを作ったのは4時20分、みそしるは4時10分です。これでおいしく食べられるのでしょうか。

scene 08時間をマイナスして予定を立てる
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一方、浜内先生が炊飯器(すいはんき)をセットしたのは、友田さんより15分もあとでした。先生の予定を図にしてみると、友田さんのとはずいぶんちがいます。たきこみごはんをセットしたのが4時20分、しょうが焼きを作ったのが4時45分、みそしるは4時55分です。浜内先生の予定では、料理にかかる時間は、たきこみごはんが40分。しょうが焼きは15分。みそしるは5分でした。できあがりがちょうど5時になるように、時間をマイナスして予定を立てていたのです。

scene 09料理のコツは、「マイナスの数」
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5時まで、残り15分。先生たちがいっせいにしょうが焼きにとりかかりました。最後の5分で、みそしるをさっと仕上げます。できあがりの5時を「0」と考えると、かかる時間を逆算(ぎゃくさん)して、予定を立てることができます。友田さんのやり方だと、料理が早くできあがって、さめてしまいます。おいしい料理のコツは、「マイナスの数」でした。

scene 10「イッシーすごろく!」の続き
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石野くんがサイコロをふると、「5」。4コマ進んで「ゴール」から1コマもどって「9」のマスへ。すると「10コマもどる」の看板(かんばん)が出て「-1」のマスまで飛ばされ、石野くんもあなの中へ落ちていきました。「うわぁ~!」。飛び出たところは、マイナスの世界。石田くんと石井くんもいます。さいころにもマイナスの数字がふってあります。石田くんがさいころをふると、「-2」。マイナスの方向に2コマ飛ばされて、「-3」のマスへ。すると看板に「6コマ、マイナス」と出ます。石田くんはさらに6コマ飛ばされました。

scene 111000コマ、マイナス!
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石井くんもさいころをふります。出たのは、「-3」。3コマ飛ばされて、「-4」のマスに入りました。そこで看板(かんばん)がうらがえると、なんと「20コマ、マイナス」。石井くんはマイナス方向へ20コマジャンプして遠ざかっていきました。石野くんもおそるおそるサイコロをふりました。「-1」です。一つ飛ばされて「-2」のマスに入りました。すると、看板にはなんと、「1000コマ、マイナス」。石野くん、どんどん飛ばされていって、見えなくなってしまいました。

マテマティカ2
0(ゼロ)より小さく
光があれば影がある。補数、負の数などさまざまな「影の世界」を想像する。

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