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オープニング
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お笑いコンビ「COWCOW」の善し(よし)さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる?』。

scene 01すてきな箱をつくろう
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「♪箱、箱、箱~。箱をつくるって楽しいな~♪」。図工室でよしさんが何かつくっています。「よしさん、こんにちは~」。うぶちゃんと多田さんがやってきました。「何やってるの?」と聞くと、「図工室をきれいにしようと思って、木の板で、色紙を整理する箱をつくってんねん」とよしさん。どうやってつくるのか聞くと…。まず木の板を5枚(まい)に切ります。1枚の板を底にして、底を囲むように4枚の板を合わせて立てると、箱の形になりました。「これ、しっかりくっつけたらじょうぶな入れ物になるね」とうぶちゃん。いろいろなものが整理できて便利そうです。そこで今日は、みんなですてきな入れ物をつくります。

scene 02つくりたいものを絵に表して考える
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用意するのは、長さ90cm・はば15cmの板、木工用接着剤(ざい)、くぎ、きり、かなづち、のこぎり、電動糸のこぎりです。まず、どんなものをつくりたいか考えて、絵に表します。本をまとめておけるものをつくろうと思ったうぶちゃん、「よし、ウサギのマガジンラックにしよう!」。いろいろな種類の筆を見て考えていた多田さんは、「これをみんなまとめて入れられる筆立てってどうよ!」と決めました。仕切りで種類を分けて入れられます。よしさんは、「図工室のものは大事な宝物(たからもの)やもんなぁ。よし、ぼくは宝箱をつくろう!」。みんな、つくりたいもののイメージが決まりました。

scene 03のこぎりは“まっすぐ”がポイント
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「うーん。この板をどう切ったらいいんだろう…?」。うぶちゃんが板を見て考えています。うぶちゃんのマガジンラックをつくるには、向かい合う2枚(まい)が同じ大きさ、もう一つの向かい合う2枚も同じ大きさです。あとは、底の板が1枚。全部で5枚に切ればいいのです。「よーし、切るぞ」。うぶちゃんはのこぎりで板を切っていきます。でも、板にのこぎりの歯(は)がくいこんだり、のこぎりが曲がったりしてうまく切れません。するとよしさんが、「のこぎりは、“まっすぐ”がポイントなんやで」とアドバイスしました。

scene 04切りたい線の真上から
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「♪あたりまえ あたりまえ あたりまえ図工 切りたい線の 真上(まうえ)からみて 切る あたりまえ図工♪」。のこぎりは、引くときに切れるよ。

scene 05しっかりくっつけるには
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板を全部切ったうぶちゃん、次は、板をウサギの形に切ります。曲線を切るときは、電動糸のこぎりを使います。「よし。かわいいウサギができた!」とうぶちゃん。一方、よしさんは、「この板をここに置いて…、うん、こんな形に仕上げたいなぁ」と、トラックの形を考えています。まずは、2枚(まい)の板をくっつけて荷台の部分をつくります。くぎを打つところには、きりで穴(あな)をあけておきます。板と板をしっかりくっつけるために、木工用接着剤(ざい)をつけてから、くぎを打っていきます。

scene 06板の長さが足りない?!
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「よっしゃあ、ここまで組み立てられたぞ」。箱の真ん中の仕切り板を立ててうれしそうな多田さん。ところが、残りの2枚(まい)の板の長さが足りず、箱の形にならないことに気がつきました。「もう切ってしまったから取り返しがつかへん…。おれの人生おしまいや…。あーぁ、どうしようかなぁ」ととほうにくれる多田さん。でも手にとって見ているうちに、「いや、待てよ。こうやって…」とひらめきました。置き方を変えてみると、「これ、たなになるやん!」。そして、「思うがままに板を切って、横にはりつけたら、ちょっとええ感じになるんちゃうん?!」。

scene 07みんなの作品発表会
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作品発表会。うぶちゃんの作品は『キュートなラビットマガジンラック』。本を入れる箱です。ウサギの口のところが持ち手になっていて、かんたんに運べます。目をくりぬいた部分は鼻(はな)として使いました。多田さんの作品は、思いがけない幸運が重なってたなになったので、『たなからぼたもち』。ギザギザやフワフワした形がいろいろはりつけてあって面白い作品です。よしさんの作品は『夢をのせてカー』。荷台にものを置くことができ、荷台のうしろの板が開きます。運転席も開くようになっていて、かぎなどが入ります。とてもかわいい作品です。すると、「みんな~、ぼくの作品も見てくださ~い」という声が…。

scene 08ワクワクするようなしかけ
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それは、木工作家の丹野則雄(たんの・のりお)さんでした。丹野さんの作品『木の芽の箱』は、ふたについた木の芽を引っ張ると、ふたが開けられるようになっています。開ける人がワクワクするようなしかけが丹野さんの作品の持ち味です。いろいろな面白いしかけを丹野さんはどうやって考えているのでしょう。「どんなふうにするとビックリするか、どんな動きをして中が見えてくるかということを、いつも考えています」(丹野さん)。たとえば、二つに分けたふたのはしをそれぞれねじで留めて、一方のふたを横に動かしていくとふたが開いていくしかけの箱。とってもワクワクします! さあ、みんなは何つくる?

キミなら何つくる?
ギ~コギコ!1枚の板から組み立てよう
自分の生活を楽しくするものを思い付き、板を切ったり組み立てたりするなど表し方を工夫してつくる。