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オープニング
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(オープニングタイトル)

scene 01リコーダーは奥が深い
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「ハロハロー! 今日のテーマはこれ、リコーダー! なあみんな、リコーダーはどうよ?」とブラボー。「けっこうとくいかな」とそら。「ひくい音が出ないから苦手」とひなた。「あたしはとくいですよ。だって、“フーッ”とやったら音が出る楽器(がっき)ですよ。こんなかんたんなのないもん」としらとり。ところが、「あまいな。リコーダーは奥(おく)が深いんやでえ」とブラボーが言います。「さあ、今日は、ブラボーがとっておきの人をよんできたぞ! カモーン!」。するとだれかがあらわれました。

scene 02『シ』の一音だけで演奏できる曲?
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見事なリコーダー演奏(えんそう)をきかせてくれたその人は、リコーダーの達人(たつじん)、江崎浩司(えざき・こうじ)さんです。「すごーい!」とみんな大拍手(はくしゅ)。「今日は、みんなにもってこいの曲を用意しました。これ!」と江崎さん。きこえてきたのは、おどりだしたくなるような楽しそうな曲です。みんなが挑戦(ちょうせん)するこの曲は、『マンボ No.5』という曲。「実はこの曲、『シ』の一音だけで演奏できます」と江崎さんが言います。「えーっ?」とおどろく3人。「ふしぎやろ。みんなマスターして、いっしょにもりあがろうぜ!」とブラボー。

scene 03自然にかまえて『姿勢』よく
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達人(たつじん)のレッスンの始まりです。「最初(さいしょ)のポイントは、『姿勢(しせい)』です。リコーダーの『シ』の音をかまえてみて」と達人。そらは、OK。ひなたには、「右手のおさえる指の下に(人さし指の下に)親指を持ってこよう」とアドバイス。そしてしらとりには、「あごを引きすぎちゃってますね」。あごを引くと息を出しにくくなるので、楽に、自然(しぜん)にかまえましょう。「それと、歯でかんじゃいけません。かんだり、深くくわえたりすると、上手に息がふきこめません。やさしくくちびるの上にのせるようにします」と達人のアドバイスです。かまえるときは、背筋(せすじ)をのばして前を見ましょう。

scene 04『息の量』の感覚をおぼえよう
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「二つめのポイントは、『息の量(りょう)』です」と達人(たつじん)。ためしにしらとりがふいてみます。「♪シー」。すると、「それは強すぎるね。いろいろふきくらべて、自分なりのちょうどいい息の量を感覚(かんかく)でつかむしかないんだ」と達人。もう一度ふいてみるしらとり。「♪シー」。今度は「ちょっとおそるおそるすぎるかな?」と達人。もう少し大きくふくと、「ああ、いい感じ」と達人が言いました。「しゃぼん玉をフーってふくときの息の感じかな?」としらとり。ひなたもそらも、ふいてみました。きれいな音が出る、ちょうどよい『息の量』をおぼえましょう。

scene 05『タンギング』で音を区切る
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達人(たつじん)に聞く最後(さいご)のポイント。「今から二通りの演奏(えんそう)をするからききくらべてみて」と達人。「♪シー、シー、シー」、「♪シー、シー、シー」と二度ふきました。「最初(さいしょ)はぼんやりとした音だったよね。2回目はくっきりきれいにきこえる感じがしたなぁ」としらとり。そらは、「2回目はパーンと迫力(はくりょく)がある感じだった」と言います。実は達人、1回目は『タンギング』なし、2回目は『タンギング』ありで演奏したのです。「タンギングは、舌(した)を使って音を区切ること。これができないとぼやけた演奏になってしまうんだよ」(江崎さん)。

scene 06タンギングで大事な発音は『トゥ』
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「それじゃ達人(たつじん)、タンギングを伝授(でんじゅ)してやって下さい」とブラボー。「英語(えいご)で“2”のことは『トゥ』。この『トゥ』が、タンギングでは大事な発音です。『トゥ』と言うときは、いったん舌(した)が歯のうらにつくよね。それを意識(いしき)して、『トゥ トゥ トゥ』と言ってみてください」と達人。みんなは声に出して、「トゥ トゥ トゥ」。次は、声ではなく息だけで言います。「(トゥ トゥ トゥ)」。次はリコーダーをかまえて、『トゥ トゥ トゥ』とふいてみました。みんなばっちり、タンギングができました。タンギングでは「トゥ」と言うときの舌の使い方が大事。はじめはリコーダーを使わないで練習しましょう。

scene 07タンギングで遊んでみよう!
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「みんなできるようになったので、タンギングで遊んでみよう!」と達人(たつじん)。「ぼくがふいたあとでまねしてみてね。♪シー・シー・シー、はい!」。みんなは、「♪シー・シー・シー」とまねします。つづいて達人が「♪シシシシシシシー」。みんなもまねして「♪シシシシシシシー」。さらに達人が「♪シシシシシシシシシシシー」。みんなも「♪シシシシシシシシシシシー」とつづけます。「やった! ふけた、ふけた!」とみんな。「リコーダーの基本(きほん)は、姿勢(しせい)、息の量(りょう)、タンギング。この三つだゲロ。みんなも達人に一歩近づいたじゃないか。ブラボー!」。

scene 08ブラボー音楽実験
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ここで、ブラボー音楽実験(じっけん)。今回習ったタンギングを使って、有名なあの曲を演奏(えんそう)してもらいましょう。ラヴェル作曲『ボレロ』という曲です。♪………。「ブラボー!」。

scene 09練習の成果を発表!
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「OK! レディース・アンド・ジェントルメン、練習の成果(せいか)を発表しよう。ヒアウィーゴー!」とブラボー。最後(さいご)にみんなで、『マンボ No.5』を演奏(えんそう)します。♪………。みんなノリノリ。楽しそう!

おんがくブラボー
[器楽編]リコーダーに挑戦しよう
みんなもおなじみのリコーダー。たった3つのポイントに気をつけるだけで、きれいな音が出せるようになる!そら、ひなた、しらとりといっしょに練習しよう。