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橋爪功 橋爪功

橋爪功俳優はしづめいさお

1941年、大阪府出身。文学座から劇団「雲」を経て、演劇集団「円」に設立参加。ユニークな個性派、実力派の演技で活躍。日本アカデミー賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞、菊田一夫演劇賞、橋田賞など受賞多数。主な出演作に、映画『すばらしき世界』『家族はつらいよシリーズ』、ドラマ『トッカイ不良債権特別回収部』『やすらぎの刻~道~』、舞台「Le Pere 父」「フェイクスピア」など。NHKでは、大河ドラマ『武田信玄』、連続テレビ小説『青春家族』、『夕凪の街 桜の国』などに出演。ドラマ10『オリバーな犬』では、謎の老紳士・神々廻を演じる。

海も暮れきる 小豆島の放哉(1985)

尾崎放哉(おざきほうさい)役

海も暮れきる 小豆島の放哉

インタビュー

 この作品は、自由律俳句で有名な俳人・尾崎放哉が流浪の末に渡った小豆島で最期を迎えるまでの8か月間を描いたもので、僕にとって唯一、ナンバーワンと言っていいほど印象に残っているNHKドラマです。最初はテレビではなくラジオドラマだったのですが、ラジオ収録なのに衣装を着けて現地ロケをするという不思議な演出でした。橘高幸三ディレクター(当時)から「小豆島でロケをやりましょう」と電話が来た時には、ラジオなのにロケというのも変わっているなと思ったんだけど、彼の演出は僕の想像を超えていました(笑)。

小舟に乗って小豆島にやってくる

 まず高速船が小豆島に着く前にぼろぼろの浴衣と下駄(げた)に着替えて船を降りるんです。その格好で僕がデンスケ(肩掛け式テープレコーダー)を担いで道を尋ねながら町に向かうところからがスタート。橘高ディレクターは「ちゃんとした返事が返ってこなくても大丈夫だから」なんて言うんだけど、何しろものすごく汚い格好だから道行く人たちは何ごとかという顔をして見ているんですよ(笑)。そこから僕自身が完全にフィクションに取り込まれてしまったわけで、なかなか面白い演出家でした。

島ではぼろぼろの浴衣と下駄での生活

 出演者も僕以外はすべて小豆島に住む一般の人たち。一応、セリフは事前に渡してあるとはいえ、素人ですから僕以上に訳が分からないまま芝居の中に飲み込まれていったと思うんだけど、これが恐ろしく出来がいいんです。全員、衣装やかつらを着けて1回通しでやり、さらに2回3回と繰り返して本番となるのですが、芝居をするたびにどんどん良くなっていく。最終的に放哉は寝たきりになって死んでいくのですが、それを陰になり日向になり世話をした島の人たちの気持ちが芝居とはいえ本当に伝わってきて、こちらもうかうかできないという思いに駆られました。彼らは僕のことを放哉だと思ってみていましたからね。

島の住民たちと酒や三味線で団らんする

 完成した番組はドラマというよりドキュメンタリーのような印象で、いいものが出来上がったなと思いました。いつかテレビドラマでもやりたいねなんて話をしていたら1年後に松山放送局で制作することになったんです。配役はラジオの時とほぼ同じでした。
 夏に1回目のロケをやり、その後、秋編、そして放哉が亡くなるまでの冬から春にかけてと全編ロケで収録しました。これも不思議な魅力とインパクトに満ちた作品になりましたね。俳優さんではないからうまくはないけれど、上手とか下手ということを越えて心情が伝わってくる。テレビ編でもリハーサルを繰り返しているとますますみんなが良くなってくるので、橘高Dに「(こちらが)やばいから早く回してくれ」と(笑)、テスト1回で本番に挑んでいました。小豆島という土地柄、気候、そして島の人たちの人情……すべてが僕の中のナンバーワンの作品になりました。

放哉の自由律俳句が島の風景とあわせて詠まれる

 後日談になりますが、渥美清さんが「放哉を演じてみたい」とNHKでお話されたことがあったそうです。「放哉を描いたドラマがひとつあります」とこの作品を見ていただいたところ、「うん、これはもう橋爪くんの放哉でいいね。僕はいいや」と。渥美さんの感想は僕にとって最大の褒め言葉になり、後年一番うれしかったことでした。

最期、見えなくなった目で「海が見たい」と声を絞り出す

ドラマ人間模様 追う男(1986)

後藤専務役

ドラマ人間模様 追う男

大阪と若狭(福井県)を舞台に、興信所の調査員が大金と共に姿を消した銀行員の行方を追う。自らも蒸発した過去を持つ調査員とその元妻、そして銀行員の妻との複雑で微妙な心模様を描くサスペンスドラマ。陰のあるクールな調査員を松田優作が好演。亡くなった後も根強い人気を誇る俳優・松田優作の後期を代表するTVドラマシリーズである。このドラマで橋爪功は、失踪した銀行員の調査を依頼する同じ銀行の専務・後藤を演じた。

作:筒井ともみ 音楽:井野信義

大河ドラマ 武田信玄(1988)

真田幸隆役

大河ドラマ 武田信玄

インタビュー

 武田二十四将の一人・真田幸隆を演じたのですが、初登場は碁盤を持って晴信=信玄(中井貴一)の前に現れ、領地を賭けて勝負を挑むという幸隆らしいシーンでした。ここで信玄の重臣である板垣信方役の菅原文太さんが日本刀を抜いて僕に突きつけるという芝居があって、これが非常に印象的でしたね。大河ドラマの撮影が終わってしばらくして羽田空港で偶然文太さんとお会いしたら「おー!」と喜んでくださり、文太さんも「あの時は面白かったなあ」と言ってくれました。

碁盤を抱えて堂々と歩く初登場シーン

 撮影中の思い出はいくつもありますが、やはり『武田信玄』といえば武田騎馬隊です。馬に乗るシーンが本当に多くて、その結果、撮影中に20数人が落馬して、かの有名な「落馬会」というのが誕生しました(笑)。僕も最初に小淵沢で乗馬練習をした時に3頭で外周に出たら、大学時代に馬術部だった宇津井健さんがバーッと近くに寄ってきて僕の馬に鞭を入れたので、馬が勢いよく飛び出して死にそうになりました(笑)。

上田原の合戦で馬上から前進の号令をかける

 その時は持ちこたえましたが、合戦シーンで一度落馬しています。幸隆が雑兵の槍ぶすまに囲まれるシーン。いっせいに槍を突き出して責めてくるのを馬が嫌がって後ろに下がろうとする。それを乗馬スタッフが押し返すから、馬はどちらにもいけず、ガーッと前足で跳ね上がったんです。たまらず落馬してしまったのですが、妙に滞空時間が長かったことを覚えています。幸い、地面が固くなくガッチリとした鎧も着けていたのであまり痛みは感じませんでした。起き上がるのは大変でしたけどね。

 何人も落馬していますが、馬回り奉行・原昌俊役の小林克也さんの時は申し訳ないけれど傑作でした。先鋒として出陣するシーンで信玄に「行って参ります」とあいさつをした後、さっそうと馬で駆けていくという大事なシーン。ところがわずか5,6メートル先で落馬してしまったんです。カメラは見送る信玄の顔を映していたので、真面目な中井くんはNGになってはいけないと表情ひとつ変えずに、そのまま馬がずっと向こうまで駆けているかのように見送り続けていました。僕はカメラに入らない位置にいたので、それがおかしくておかしくて、不謹慎なんだけど笑い転げていました。

馬回り奉行・原昌俊(小林克也)が晴信(中井貴一)に進言するシーン

 乗馬は宍戸錠さんも見事でしたし、菅原文太さん、宇津井健さん、児玉清さんなど、みんな亡くなられてしまいましたが、すごい顔ぶれの中で、信濃の小県出身の貧しい武将がセコい手を使ったりしながら生き残っていく。そんな役どころを演じられたのが本当に楽しかったですね。

海津城から飯富虎昌(おぶとらまさ/児玉清)らと上杉軍の行軍を眺める

翼をください(1988)

丸山光政 役

翼をください

学校格差から生じるコンプレックスを乗り越えていく高校生・丸山栄作(江口洋介)。その表情や言葉をいかにリアルに表現するかにポイントをおいた。ドラマ収録の約束事を最小限にとどめ、 ドキュメンタリー的手法を用い、リアリティーを重視したカメラワーク、ライティングに徹した。映像・音声ともマルチ収録とし、リアクションを生かすよう編集、構成した。このドラマで橋爪功は、栄作の父・光政を演じた。

作:ジェームス三木 音楽:坂田晃一

連続テレビ小説 青春家族(1989)

阿川久司役

連続テレビ小説 青春家族

インタビュー

 『青春家族』は、それまでの朝ドラとはひと味もふた味も違う作品でした。現代の家族の絆を明るく描いた井沢満さんの脚本がすばらしかったこと。また、このドラマに出演したことで僕が俳優として全国区になったという意味でも非常に思い出深いものがあります。さらに現在にも繋がる大きな出会いをもたらしてくれたのも『青春家族』でした。

娘・咲(清水美沙)の結婚式が初登場シーン

 僕はヒロイン・麻子(いしだあゆみ)の夫で、もう一人のヒロイン・咲(清水美沙)の父親・久司役。久司が転勤先の静岡県土肥町に単身赴任をしたことがきっかけで、一家が東京から地方に目を向け自然のある生活を見直すことになる。今でこそ、そういう生き方を選ぶ人たちも増えているようですが、あの当時では珍しかったと思うし、明るくてからっとした新しい家族だなというふうに感じましたね。

妻・麻子(いしだあゆみ)から20年働いた仕事をやめる相談を受ける

 いしだあゆみさんとは、その後も他のドラマでご一緒することがあるし、清水美砂さんはアメリカから帰国した時は子どもを連れて会いに来てくれる。稲垣吾郎くんはSMAPで大活躍していたころ、新幹線で一緒になったら「親父、立ってみて」と言うんですよ。何かと思ったら横に並んで「あ、背抜いた」って(笑)。何年経っても父と子のような感覚でいられるところが朝ドラならではという気がしますね。

 そして最も大きかったのが土肥の人たちとの出会い。ロケで何度も訪れるうちに地元の人たちとすっかり仲良くなって、撮影が終わってからもたびたび通っては一緒にお酒を飲むなど交流が続いたんです。

土肥町の自然があふれる場所でおにぎりを食べる

 そんな時期にたまたま都内のマンション購入話があって「バブル真っ最中だからとんでもない価格だった」なんて話を彼らにしたんですね。そしたら土肥に土地を買って稽古場を作ったらいいじゃないかと。半分おだてられてその気になって稽古場が出来たら、今度は「せっかくだから、ここで芝居をしようよ」と。そこから稽古場の前の田んぼに特設野外舞台を作り、劇団員(演劇集団 円)と土肥のメンバーが参加する「橋爪功と仲間たち 菜の花舞台」が始まったんです。1994年の第1回から毎年開催、26回まで続けてきたのに、ここ2年は残念ながらコロナ禍で休止となりました。年1回のこの舞台から本当に元気がもらえるので来年こそは再開したいと思っています。

 『青春家族』がきっかけで、土肥町の仲間たちと毎年春に舞台を開催することになるなんて、まさかあのころは想像も出来ませんでしたね。

連続テレビ小説 君の名は(1991)

加瀨田修造役

連続テレビ小説 君の名は

1952年(昭和27年)から2年間、ラジオ放送されてヒットした同名ドラマのテレビ版。東京大空襲下、偶然出会った真知子(鈴木京香)と春樹(倉田てつを)は互いの名も知らぬまま、銀座・数寄屋橋での再開を約束して別れる。2人の運命的なラブストーリーが東京、新潟、三重など、全国を舞台に繰り広げられる。このドラマで橋爪功は、元陸軍少将・加瀬田を演じた。原作は菊田一夫。「連続テレビ小説」30周年の記念作品で、「おしん」以来の1年間放送。

原作:菊田一夫 脚本:井沢満 音楽:池辺晋一郎 語り:八千草薫

土曜ドラマ 銀行 男たちのサバイバル(1994)

松岡紀一郎役

土曜ドラマ 銀行 男たちのサバイバル

新春特番企画として2週連続放映された迫真の金融界再編ドラマ。大手銀行に勤務する同期入行の3人の男。本社の総合企画部長・石倉(中村敦夫)、業務推進部長・松岡(橋爪功)、そして名古屋の老舗の支店長・長谷部(小林稔侍)。横浜支店長が謎の死を遂げ、3人は運命にたぐり寄せられるように再会する。そこに、「合併を工作せよ」との極秘指令が、頭取から総合企画部長に下る。3人の対立、苦悩を描く。

原作:山田智彦 脚本:仲倉重郎 音楽:五輪真弓 語り:小林稔侍

水曜シリーズドラマ 結婚前夜(1998)

高杉楯夫役

水曜シリーズドラマ 結婚前夜

結婚適齢期の女性に向けた人生の応援歌。自分が作り上げた理想の女を結婚式場に送り出す中年男。そんな推理作家のやせ我慢が描かれた。野沢尚が向田邦子賞。

作:野沢尚 出演:夏川結衣、橋爪功、ユースケ・サンタマリア

連続テレビ小説 すずらん(1999)

常盤次郎役

連続テレビ小説 すずらん

北海道の小さな駅に捨てられ、駅長・次郎(橋爪功)に育てられたヒロイン・萌(柊瑠美/遠野凪子/倍賞千恵子)が、北海道と東京を舞台に大正末から平成へ、日本の鉄道の発展と共に幾多の困難を乗り越え、波乱万丈の生涯を生きる一代記。

作:清水有生 音楽:服部隆之 語り:倍賞千恵子

正月時代劇
四千万歩の男・伊能忠敬(2001)

伊能忠敬(いのうただたか)役

正月時代劇 四千万歩の男・伊能忠敬

インタビュー

 江戸時代に伊能忠敬が自分の足で測量して作り上げた日本地図は、現在の衛星画像をもとにした地図と重ね合わせてもそれほど大きな差異はないそうですね。そう考えると本当に偉業を成し遂げたと思うけれど、それを隠居後に始めたということにさらに驚かされましたね。

日本の地図を最初に作り上げた人物・伊能忠敬

 元は商人で隠居してから好きな天文学に没頭して、そこから日本地図の原型を作るために全土を歩測する旅を始めている。「二歩で1間」の歩き方で1日に約40キロ近く歩く旅を55歳から71歳まで10回にわたって続けたというのは、その体力、精神力ともにすさまじいものがありますね。

72歳になるまで歩測する旅を続けて、計3万5千キロを歩いた

 最近、久しぶりに佐原市にある「伊能忠敬記念館」を訪れる機会があったので、測量に使った道具や絵図を見たり関連本を買ったりしたのですが、改めて伊能さんのすごさを実感。我々のようなふつうの人間はなかなかこうは生きられないと思いつつも、ぼやぼやしてはいられないなって。
 最近も交通整理をやっている80代の方をテレビで見ていたら、その人は僕より早く歩くし、「生きるんじゃないよ、生かされるんだよ」なんて言うわけ。見事だなと思ったし、年を取るのも悪くないなと実感させられました。サボりがちではあるけれど、こんな調子でもうちょっと仕事を続けていってもいいかなという心境です。

金曜時代劇 お登勢(2001)

加納市左衛門役

金曜時代劇 お登勢

淡路島に生まれた貧農の娘・お登勢(沢口靖子)。その当時は誰もがそうだったように、彼女も幼くして武家へと奉公に出される。そこで出会ったのが勤王の志士・津田貢(葛山信吾)。彼こそがお登勢の運命の人であった。しかし、まるでその愛を試すかのごとく、数々の試練が彼女を襲う。お登勢は淡路から東京、北海道・静内へと身の置き場を変えていった。時代に翻弄されながらも、運命と正面から向き合い、困難を乗り越えていくお登勢の波乱の人生を描く。このドラマで橋爪功は、お登勢が奉公する加納家の当主・市左衛門を演じた。

原作:船山馨 脚本:ジェームス三木

土曜ドラマ 監査法人(2008)

篠原勇蔵役

土曜ドラマ 監査法人

日本経済がバブル崩壊の後遺症を引きずる2002年(平成14年)、公認会計士・若杉健司(塚本高史)が勤めるジャパン監査法人では、企業を救うためには多少の粉飾は見逃そうという「なれあい監査」派と、いかなる不正も認めない「厳格監査」派による二つの大きな意見対立があった。そんな中で、若杉は大手企業の粉飾を発見。やがてそれが財界、金融界を巻き込んだスキャンダルに発展し、若杉たちも巨大なうねりに飲み込まれていく。このドラマで橋爪功は、監査法人理事長・篠原を演じた。

作:矢島正雄 音楽:村松崇継 語り:窪田等

NHKスペシャル
緒方貞子 戦争が終わらない この世界で(2013)

NHKスペシャル 緒方貞子 戦争が終わらない この世界で

戦争の犠牲者を救い続けた日本人女性、元国連難民高等弁務官・緒方貞子(おがたさだこ)さん、85歳。世界中で地域紛争が激化した1991年から10年間にわたり、類いまれなリーダーシップを発揮。徹底した現場主義を貫き、人道支援の歴史を変える数々の決断を下していった。世界の尊敬を集めた仕事ぶりと緒方さんという人間を育んだ知られざる人生を、ドラマとドキュメンタリーを織り交ぜて描く。

ドラマ主演・斉藤由貴 語り・橋爪功

ドラマ10
オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ(2021)

神々廻(ししば)役

ドラマ10 オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ

インタビュー

 オダギリジョーさんのことは、前からちょっと変わった面白い人だなと思っていました。彼が監督した映画『ある船頭の話』にも出演しましたが、すごく人当たりがよくて優しいんですよ。テンションもフラットなんだけど、考えていることはフラットじゃない(笑)。カメラアングルもそうなんだけど、時々「えっ!」と思うようなことをやりますからね。そういう経験があったので、今回の『オリバーな犬』も人間の捉え方や配役の仕方が興味深かったですね。

映画の話をしながら髭を剃ってもらう初登場シーン

 登場人物に、いわゆるふつうの時間軸で動いているという人間がいない。オダギリさん自身も犬で出てくるんだから(笑)。みんながみんないわくありげで、謎っぽいとまでは言わないけれど「なんだ、こいつは」という人ばかり。本当に「?」ってクエスチョンマークが多い。あまりリアルにやるのではなく、だからと言って夢物語でもつまらない。現実と空想の間(あわい)のようなところで作っているドラマだと思いますね。

伝説の警察犬の血を引く犬・オリバー(オダギリジョー)

 僕の演じている神々廻という男も、「やくざ」を匂わせるけど一瞬だけ。後半でやっと本性を表すと言っていましたけど、それもわからないまま、とにかく任せるしかない。僕が「(役を)作らないで現場に入るので、いろいろ言ってください。その通りにやりますから」と言うと「わかりました」。そこでリハーサルをすると「けっこうです」となるので「ちゃんと言ってよ」と言うと「大丈夫です」って。何が大丈夫かわからない(笑)。

「あの映画のタイトルなんだっけ?」と運転手の渡辺(甲本雅裕)とのゆるい会話が続く

 逢魔が時みたいな不思議な世界観の中でやっているのかもしれない。だから不安なんだけど、それと同時にすごく楽しみです。僕も、ただリアルなものより、あながちこういう感覚の作品も好きなので。役者陣もみんな楽しみながらやっていたと思いますよ。最終回できれいに完結するわけではないので、これがシリーズ化されたらいいですね。

人を毒殺したとの報告を受けても淡々とした表情の神々廻
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敬称略

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