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麻生祐未 麻生祐未

麻生祐未女優あそうゆみ

大阪府出身。1985年、化粧品のCMで鮮烈なデビューを飾る。以後、ドラマ、映画で活躍。主な作品にドラマ『波の塔』『白夜行』『JIN-仁-』など。NHKでは、連続テレビ小説『ほんまもん』『カーネーション』、『サラリーマンNEOシーズン4・5・6』、『みをつくし料理帖』などに出演。連続テレビ小説『半分、青い。』では、藤村三姉妹の三女で野鳥オタクの藤村麦役で出演。

NHKドラマ館 愛の詩シリーズ 少年たち(2002)

小田朋子役

NHKドラマ館 愛の詩シリーズ 少年たち

インタビュー

 少年犯罪を扱う家裁調査官の役で、なぜ彼らは罪を犯してしまったのか、その背景となる出来事や家庭の問題までを描いていて、とても心に残るものでした。それまで、あまりドラマで取り上げることのなかった少年犯罪がテーマでしたから、みんなで勉強しながら一生懸命に取り組んでいた思い出があります。

朋子は少年事件の原因や背景を調査する家庭裁判所の調査官

 演出は岡崎栄さん。チーム最年長ですが誰よりもエネルギーに満ちあふれていて、現場にも一番早くいらっしゃっていました。エネルギッシュに動き回り、絶対に座ることがない(笑)。みんなを盛り上げてくださり、良い気分のまま勢いで演じることができる。たとえば夜のシーンを昼に撮ってしまったことがありました。それは夜まで待つより、いま撮ったほうがいいものになる。そう判断されてのことで、「ああ、そんなことができるんだ」と驚きながらも、役者たちの気持ちを考えてくださっているんだなと嬉しかったことを覚えています。とにかく、岡崎さんの熱血ぶりに、全員が触発される楽しい現場でした。

朋子の後輩・広川(上川隆也)は少年たちを救いたいと願う
耕一(高橋一生)は不良グループのリーダー格

 主演の上川隆也さんは役柄同様、とても誠実で“いい人”なので広川役がよく合っていましたね。あと第1シリーズに少年役で出演していた山下智久くん、相葉雅紀くん、高橋一生くんが、いまや大人気の有名人になっていたことも驚きです。当時はまだ初々しい少年でしたから。

連続テレビ小説 カーネーション(2011)

小原千代役

連続テレビ小説 カーネーション

インタビュー

 ヒロイン・糸子(尾野真千子)の母親でおっとりとした気質の役でしたが、実は私自身はせっかちなタイプなんです。だから、きりきりしない、のんびりしようと気をつけるようにしていたことを覚えています。たぶん、夫の善作(小林薫)と糸子は似たような性格で、だからこそぶつかってしまう。激しいやりとりが繰り広げられる中で、千代のおおらかさが救いになる部分もあったと思います。東日本大震災の起きた年だったこともあり、何でも肯定してくれる存在がほしいという私の思いもあり、この役は、どんな時でも笑顔でいようと心がけていました。

頑固な善作(小林薫)と一本気な糸子(尾野真千子)は正面から衝突する
千代は洋裁店を開くという糸子の夢を支え励ます

 渡辺あやさんの脚本が素晴らしくて、演出の田中健二さんもみんながのびのびと演じられる環境を作ってくださった。物語が良くて、真千子ちゃんをはじめ出演者も役柄にぴったりの方ばかり、完成度高く大事に作っていった作品だったと思います。

 物語の舞台が私の郷里・泉州だったことも嬉しかったことの一つです。朝ドラに出演するというのは、とても名誉なことで、どんな役でもありがたくお受けしたいと思っていましたが、小原家のある岸和田は私が生まれた泉佐野市に近いんです。プロデューサーはそのことをご存じなかったので偶然だったのですが、私はなつかしい言葉が登場するのも楽しみでした。

ドキュメンタリードラマ
優雅な生活が最高の復讐である(2012)

安井かずみ役

ドキュメンタリードラマ 優雅な生活が最高の復讐である

インタビュー

 テレビや雑誌などで拝見するあこがれのカッコいい存在、それが安井かずみさんでした。私より少し上の世代ですが、東京の最先端をゆく人たちという噂なども耳にしていました。そんな方を演じさせていただくのですから、楽しみでもありました。ただ、まだ亡くなられてあまり時間も経っていなかったころで、安井さんをご存じの方も大勢いらっしゃる。私が安井さんでいいのだろうか、申し訳ないという気持ちもありました。

生涯4000曲を手がけた作詞家・安井かずみ

 演出は大島渚監督の息子さんである大島新さんで、舞台とは違うテレビならではの面白い挑戦でもありました。広いスタジオの四方のコーナーにセットが組んであり、そこを移動しながらの撮影だったのです。正味2日間くらいの撮影でしたが、出演者は基本的に私と加藤和彦さん役の袴田吉彦さんの2人だけなので、セリフの量が膨大でした。難しかったけれど興味深い作品でもありました。

病に倒れたかずみと夫・加藤和彦(袴田吉彦)の日々を描く

 そういえば、その後、偶然に飛行機で加藤和彦さんと隣り合わせたことがあります。間近で拝見して、なんとエレガントで素敵な人なんだろうと思ったのですが、それからまもなく亡くなられてしまいました。このドラマに出演させていただいただけに、あの時の姿が心に残っています。

土曜時代ドラマ みをつくし料理帖(2017)

おりょう役

土曜時代ドラマ みをつくし料理帖

インタビュー

 黒木華さんが演じるヒロイン・澪ちゃんが天才料理人ということで、さまざまな形で料理が出てきましたが、中心となるのはやはり人と人との結びつきや、距離感、関係性ですね。私は澪ちゃん、芳さん(安田成美)と同じ庶民的な長屋の住人。当時、壁一枚隔てたお隣さんとどんなつきあい方をしていたのか想像するしかないのですが、家族は家族として守りながらも、他人とも助け合って生きていく。現代でも通じる理想のような気がします。

澪(黒木華)が料理番付に載ったことをおりょうたちは自分のことのように喜ぶ

 もちろん、毎回登場するお料理はとてもおいしくて、とくに今でも手に入る食材で簡単に作れるものがほとんど。難しいものではないんです。たとえば塩だけで、こんなにおいしくなるんだとか、旬の物をいい瞬間にいただくことが一番という物語でした。出演者全員で、もっといろんな食べものが登場してほしいとか、このドラマがシリーズで続くといいねなどと話していました。

料理対決で澪が作った寒鰆(さわら)の昆布締め

 番組の最後に澪ちゃんが江戸時代の扮装のまま、現代のキッチンで物語に登場した料理を作るという試みも、最初は斬新でびっくりしましたが面白いですよね。黒木さんは、撮影前に何か月か料理特訓をされたというけれど、なかなかあれほど見事に出来るものではないと思います。鱧(はも)も本当にさばいていましたし、カツオも一気に処理していましたから。女優さんとしてもすごいと思うのは、この人のいろんな表情をもっともっと見てみたいと感じさせてくれるところ。本当に素敵な人だと思います。

鱧(はも)をさばく

連続テレビ小説 半分、青い。(2018)

藤村麦役

連続テレビ小説 半分、青い。

インタビュー

 藤村三姉妹の三女で“野鳥オタク”の役です。帽子にも鳥がとまっていますし(笑)、最初はなぜ鳥なんだろうと思ったのですが、そこが北川悦吏子さんの本の面白いところ。先になると「これか!」というエピソードが必ず出てきて、鳥でなくてはいけなかったということがわかってくるんです。

麦は鈴愛(永野芽郁)が働く100円ショップのオーナー

 それにしても藤村家は、お姉ちゃんの光江(キムラ緑子)も妹のめあり(須藤理彩)も強力!3人ともにマイペースですが、一番しっかりしているのは妹のめありですね。一番現実的でみんなが変だけれど、私がしっかりまとめるといったところだと思います。甥の涼次(間宮祥太朗)は、純粋に良い子に育ってくれたという感じですね。北川さんは、あて書きをされる方なので、間宮さんにお会いして「なんて純粋な」と思われて書かれたのではないでしょうか。本当に疑うことを知らないようなかわいい人です。

藤村家の三姉妹、右から二女の光江(キムラ緑子)、三女の麦、四女めあり(須藤理彩)

 ただ、この三姉妹をはじめ、涼次も、100円ショップの店長・田辺さん(嶋田久作)、そして元住吉監督(斎藤工)も本当に強力なキャラクターばかり(笑)。台本だけでも、それぞれのキャラ設定がかなり濃いのに、さらにみなさん上手な方ばかりだから、いっそう面白く表現されるんです。現場では、笑ってしまって何度も撮影が止まってしまったことがありました。

 「半分、青い。」は視聴者としても楽しんでいたのですが、その時から鈴愛ちゃんを演じる永野芽郁ちゃんはすごいなと思っていました。実際に会ってみて、その瞬発力やいきいきとした躍動感になおさら感心、まだ18歳だと聞いてさらにびっくりでした。

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