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南果歩 南果歩

南果歩女優みなみかほ

1964年生まれ、兵庫県出身。1984年、映画『伽倻子のために』のヒロイン役でデビュー。89年に第32回ブルーリボン賞助演女優賞、2005年には第19回高崎映画祭最優秀助演女優賞を受賞。2016年『MASTERLESS』でハリウッド映画デビュー。NHKではドラマスペシャル『橋の上においでよ』、大河ドラマ『翔ぶが如く』、『元禄繚乱』、『はんなり菊太郎』シリーズ、土曜ドラマ『再生の町』、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、ドラマ『妻たちの新幹線』など。

ドラマスペシャル 橋の上においでよ(1987)

青木由利役

ドラマスペシャル 橋の上においでよ

インタビュー

 30年も前の作品! 当時は21、2歳くらいで、台本がすごく面白かったのを覚えています。

 私が演じたのは、若い時に出産して母性が目覚める前にそのことを自分で封印してしまっている由利という女の子。子供はそのまま預けっぱなしで、都会を漂っていました。どこか闇を抱えた子で、物語のなかで預けていた子供に会いにいくシーンも描かれました。

謎めいた由利にひかれてゆく春樹(堤真一)

 ドラマの舞台は、このころ社会現象になっていたテレホンクラブ。撮影に先立って事前リサーチに行ったのですが、当時の私にとってはとんでもない世界でしたね。人との出会いを求めているけれど、ちゃんと出会うのが怖いから、かりそめに出会うことを求めている人々が集まってくる場所というか…。

 撮影自体は、ほとんどがロケ。スタジオでの撮影はほんの少しでした。撮り方もワンキャメで独特で、面白かったですね。

第3回文化庁芸術作品賞を受賞した話題作

大河ドラマ 元禄繚乱(1999)

おまさ役

大河ドラマ 元禄繚乱

インタビュー

 亡くなった勘三郎さん(当時は勘九郎さん)が主演で大石内蔵助をされていました。私が演じたのは内蔵助の愛妾・おまさ。控えめで分をわきまえた人物像だったので、笑顔の温かい、母性的な女性として演じたいと思っていました。

討ち入りを決意した内蔵助(中村勘三郎)はおまさに別れを告げる

 おまさが旅芸人だったことから三味線を弾くシーンがあり、下手な三味線を猛特訓したんですよ。それを耳の肥えた勘三郎さんの前で演奏しなきゃいけなくて…でも、勘三郎さんは褒めてくださいました。

 勘三郎さんは、お芝居のすべてを愛している方で、共演者はもちろん、スタッフや小道具まで愛情を持って接していらっしゃいました。面白いのは、撮影を終えられても浴衣でスタジオの周辺をウロウロされていて、みんなとコミュニケーションをとられていたこと。疲れているはずなのに、どんなことも楽しむ姿が印象的で、教わることも多かったですね。あんな偉大な人にはもう出会えないんじゃないかな。

内蔵助とおまさ 最後の夜

連続テレビ小説 梅ちゃん先生(2012)

下村芳子役

連続テレビ小説 梅ちゃん先生

インタビュー

 「梅ちゃん先生」で描かれたヒロインの家庭は、古き良き日本を想像させてくれるものでした。家長がいて、お母さんがいて、子供たちがいるという、かつてほとんどの家庭がそうだっただろうなと思わせるノスタルジックな姿。私なんかはそんな家庭像にそれほど違和感はないけれど、共働きが当たり前になった現代の若い人から見ると「昭和の話ね」って感じるかもしれないですね。

劣等生のヒロイン・梅子(堀北真希)が医師として成長してゆく姿を描く

 私が演じたのは、高橋克実さん演じる昭和のお父さんを支えるヒロインの母親役。こんな奥さん、なかなかいませんけどね(笑)。演じていて「サザエさん」のお母さん・フネさんになったような気分でした。

 当時の家族関係は関わり方や距離感が現代とは随分と違うんですよね。言葉にはなかなかしないけれど、心情としてはあふれんばかりのものがあるというか…。克美さんが演じられた建造さんも、無口で普段は渋面を作っていることが多かったのですが、家出をした妻の芳子が戻ってきたときは、不器用ながらも精一杯の愛情を示してくれました。このシーンでは、そんな建造さんの本音が垣間見られた気がします。

芳子は頑固な夫・建造と子ども達の間を取り持つ“昭和のお母さん”
家族への愛情表現が不器用な“昭和の頑固おやじ”建造(高橋克実)

ドラマ 妻たちの新幹線(2014)

島豊子役

ドラマ 妻たちの新幹線

インタビュー

 ドラマ「妻たちの新幹線」は、高度成長期を支えた新幹線の技術者とその家族を描いた作品で、私が演じたのは同じ道を選んだ夫と息子を支える母親の役でした。実話をドラマ化した作品でしたので、演じるにあたってモデルとなった島さんご一家のお話をうかがい、夫婦や家族の関係性を感じることができて本当に参考になりました。

豊子は新幹線開発に挑む島秀雄(中村雅俊)を献身的に支えた

 島さんご一家は本当に家族の仲が良く、お亡くなりになったご主人はとてもオシャレな方だったようです。視察で海外に行かれるたびに、奥様にお土産として香水を買っていらしたんですって。そんな思い出の香水のひとつを「劇中につけてください」と奥様からいただいて、とても恐縮したことを覚えています。また、ご家族の写真をたくさん見せていただき、エピソードもたっぷりうかがえて、ありがたかったです。

プレミアムドラマ 定年女子(2017)

深山麻子役

プレミアムドラマ 定年女子

インタビュー

 田渕久美子さんの脚本を読んで「こんな面白い人生賛歌があるんだ」と思いました。一読した瞬間に深山麻子が頭のなかで走り出し、それを私が演じることができるという出会いに感謝しましたね。

 50代の女性を主人公にしたドラマは日本ではなかなか描かれませんが、箱根駅伝で例えると往路が終わって復路を折り返した年齢。麻子と共に人生を歩くなかで、人生の前半で眺めた景色を逆方向から眺めると、自分の人生ともシンクロする瞬間があると感じます。

大手商社の部長を務める麻子は突然“役職定年”を言い渡され…

 私もずっと仕事を持っていましたし、その間に子育てもしてきました。女性は仕事、結婚、出産と、自分の人生にいろいろなものを取り入れたいので時間がないでしょう。でも、だからこそ人生が豊かになるともいえる。確かに苦労も多くて若いころは落ち込むと立ち直りまで時間がかかったけれど、50代はたくましいんです!ドラマではそんな女性の喜怒哀楽がさまざま描かれますが、このドラマはそれすら楽しんでいこうという応援歌だと思っています。

どうなる?麻子の人生の第二ステージ!
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