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吉行和子 吉行和子

吉行和子女優よしゆきかずこ

プレミアムドラマ『珈琲屋の人々』

プレミアムドラマ『珈琲屋の人々』

下町の商店街にあるひっそりとした珈琲屋。そこに集う人々の物語が繰り広げられる中、ひとり別の場所で悲喜こもごもの人間模様を見ているのが吉行和子さん演じる熊谷章枝だ。病院で療養中の章枝は、担当看護師の冬子の話し相手でもある。冬子が夫を殺した犯人である行介(高橋克典)に会いに行く決心をしたところから物語は始まったが、その冬子の背中を押したのが章枝だった。

「年齢を重ねた分、いろんな経験をしていますからね。人間というのはある一面だけで語れるものではないのだから、とにかく自分の目でどんな人か見たほうがいいわよと。そこから始まるなんて、ある意味、素敵な役ですね」と話す。ただ、病院に入院中の役なので「収録が始まった当初は、ずっとパジャマを着てせいぜい病院内をうろうろするくらいの役かと思っていました(笑)」とのこと。

それが「珈琲屋」での出来事を冬子から聞くうちに「とても興味を持ってしまって、病院を脱け出して、その商店街に自分で見に行ってしまうというお話になっていったんです。ですから急に忙しくなりまして、パジャマなんか着ている場合じゃなくなりました(笑)。きちんと洋服を着て珈琲屋さんに行ってコーヒーも飲んだりして、とても楽しかったですね」とか。

ドラマのメイン舞台である「珈琲屋」を訪れ、行介役の高橋克典さんが入れたコーヒーも飲んだそうだ。「私の役は、香りだけでどこで採れた豆かわかるくらいのコーヒー通なんです。私自身もコーヒーは大好きですけど、それは全然わからないですね(笑)。でも、そんな話しをしながらコーヒーを飲むというシーンで、実際にとても美味しくいただきました」と、病院から脱け出した章枝と同じように、「珈琲屋」でのひとときを楽しんだそうだ。

そして、やはり章枝同様、珈琲屋に集う人々の物語を興味深く見ていたという。「本当にいろいろなキャラクターがいて一人一人に人生の物語がある。そして、それを演じる役者さんたちも力がある方ばかり。私はその場にいないのだけれど、とても面白いですよね」と話してくれた。

連続テレビ小説『ごちそうさん』

連続テレビ小説『ごちそうさん』

吉行和子さんが『ごちそうさん』で演じたのは、ヒロインめ衣子の祖母トラだが、“ぬか床の精”という不思議な役どころでナレーションもつとめた。

「私は1週間だけ、子ども時代のめ衣子ちゃんと一緒に出演して、あとはぬか床になってしまいました」と、楽しそうに振り返る。実は“朝ドラ”の語りと聞いて、最初は「私の声を朝からなんて、あまりにもふさわしくないので、お引き受けしないほうがいいと思ったんですよ。ところが、ぬか床がしゃべるっていうでしょう。ああ、それなら合うかも知れないと、妙な自信を持ってしまったんです(笑)」。何しろ“ぬか床”だ。人間ではないのだから表現も自由でとても楽しかったという。ただし「め衣子のおばあちゃんということだけは忘れずにやりました。め衣子に寄り添って励ましたり、少し引いてからかってみたり…」。一視聴者の立場でも、ハラハラ、ドキドキしながら見ていたそうだ。

「このドラマは、食べものだけで女の一生を、それもきちんと描いたところがすごかったですね」とも話してくれた。ドラマに登場する食べものの一つ一つに、さまざまな物語があった。「いまはふつうに食べているオムレツやイチゴも、最初はみんながびっくりするくらい珍しいものだったわけでしょう。初めて味わったときには、どんなことを思ったんだろうなぁなんて想像してしまいましたね」。 食べものを通して、改めて当時の人々に思いを馳せるドラマでもあったようだ。

連続テレビ小説『つばさ』

連続テレビ小説『つばさ』

『つばさ』で吉行さんが演じたのは、川越の老舗和菓子屋の女将・玉木千代。ヒロイン・つばさ(多部未華子)の祖母でもある。「いまでも覚えているのが、そんなにいろいろ宣伝したり何かしなくても、この味を覚えて、それをまた味わいたいと思えば、お客さんはどこからでも来てくれるんだというセリフなんです。そんなふうに自信を持って商いをしている芯の通った女将さんでしたね」と振り返る。

しかし店を守ることにこだわるあまり一人娘の加乃子(高畑敦子)が家出。やがて実家へ舞い戻ってきた加乃子とは激しく衝突する。

「そうですね、激しい親子げんかのシーンもたくさんあったような気がするけれど、もう忘れてしまいました」と笑う。そう言いつつも「なんだか大騒ぎになるんですけど、それはそれで面白く演じられましたよ」とのこと。老舗を守るために奮闘する女将の思いを、凛としたたたずまいで演じた。

舞台となった川越の街並みも元々大好きだったそうだ。江戸情緒が残り、変わらないものの良さを実感できたという。その一方、朝ドラのヒロインとの出会いはいつも新鮮でとてもうれしいそうだ。

「多部未華子ちゃんも、『ごちそうさん』の杏ちゃんも、まだ若いのにドラマを引っ張っていくだけの力があり、これからいい女優さんになっていくんだろうなということがわかるんです。そういう人たちとふれあうのは私にとって良いチャンスなんですよ。こちらの気持ちまで揺さぶられて新しくなるでしょう。いつも感激しながらやっているんですよ」とのこと。朝ドラのヒロインのおばあちゃん役が続いたのは、決して偶然ではなさそうだ。

連続テレビ小説『あぐり』

連続テレビ小説『あぐり』

『あぐり』は、吉行さんの母・あぐりさんがモデルとなったドラマだ。「あれはびっくりしましたね。母は本当に自分のことを話さない人なので、私も知らなかったことばかり」と振り返る。それだけに一視聴者としてドラマを楽しむこともできたそうだ。

「私が生まれる少し前までの物語なので、ああ、こんなことがあったところに生まれて育ったのねという感じです」とか。吉行さんの父親エイスケさんは、吉行さんが4歳のときに34歳という若さで亡くなっている。「ドラマでエイスケを演じた野村萬斎さんがあまりにも素敵で、お父さんでこんな人だったのかと錯覚を起こしました」と、家族ならではの感想も。そして「実は、エイスケさんという人は、どうしようもない旦那さんだったらしいんです(笑)。母も本当にウンザリしていたらしいんですけど、あまりにも萬斎さんが素敵だったので、あのエイスケさんていいわねなんて言ってましたよ」と、楽しいエピソードも明かしてくれた。

吉行さんは当初は出演予定がなかったとのことだが、後半に3回ほど、あぐりのお客さん役で登場した。「あぐりさん(田中美里)のお腹には私がいるんです。あぐりさんに向かって、『まぁ、あなた大変ね』とか、『元気な赤ちゃん、産んでくださいね』なんてセリフがありましたね」。ちょっとシュールなシチュエーションも楽しまれたそうだ。

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