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谷原章介 谷原章介

谷原章介俳優たにはらしょうすけ

1972年生まれ。神奈川県出身。1992年より『メンズノンノ』の専属モデルとして活躍。1995年俳優デビュー。以後、映画、ドラマ、ナレーションなどで幅広く活躍。また司会やナビゲーターとしても、多彩な番組に携わる。NHKでも出演作多数。『華岡青洲の妻』、大河ドラマ『風林火山』『龍馬伝』『軍師官兵衛』、土曜ドラマスペシャル『負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~』、スペシャルドラマ『償い』、ドラマ10『第二楽章』など。2016年より『うたコン』のMC、『きょうの料理』のナビゲーターとして番組を盛り上げている。また、2018年4月スタートの連続テレビ小説『半分、青い。』にも出演。

大河ドラマ 龍馬伝(2010)

桂小五郎/木戸貫治役

大河ドラマ 龍馬伝

インタビュー

 大河ドラマの場合、登場人物が歴史上の実在の武将や偉人である場合がほとんどです。やはりご覧になる方にとっても、強い思い入れがあったり、愛着のある人物だったりすることが多いんですよね。そうした方々の期待に少しでもお応えできるよう、俳優としても役作りの際はとても緊張して臨むものなんです。桂小五郎は、まして幕末に活躍した人物。ゆかりの方々も、非常に多くご存命です。そういう意味でも、しっかりと演じなければと覚悟していましたし、僕の母が山口県出身だったので不思議なご縁も感じていました。また、以前山口県を訪れた際に、松下村塾を訪ね、郷土史家の方にさまざまなお話を伺ったのも、演じるうえでよいベースになったと思っています。

 維新三傑に数えられる小五郎ですが、時に“逃げの小五郎”とも言われてきました。しかし、このドラマの中で演じながら思ったのは、激動の時代を生き抜くには、武力や手練手管だけでは無理で、時代の先を見る力がどれほど必要だったろうということです。そういう力を持った人間たちの力がなければ、徳川300年の歴史を覆すことはできなかった、と。小五郎の時代を読む力、そして、徳川を倒すんだという長州藩士としての心意気に深く感じ入るものがありました。

 そういえばこの撮影現場で僕の長州ことばを指導してくれたのが、偶然にも以前まったく別の業界でとてもお世話になった方だったんです。そんな懐かしい方と十数年ぶりに再会し、大河ドラマを通してご一緒することができて本当にうれしかったです。小五郎が結んでくれた縁だったのかもしれません。

土曜ドラマスペシャル 負けて、勝つ
~戦後を創った男・吉田茂~(2012)

白洲次郎役

土曜ドラマスペシャル 負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~

インタビュー

 白洲次郎さん――この方も演じさせていただけることになって、大変光栄でした。若いころにイギリスに留学するなど、進取の気風で“風の男”と呼ばれていた白洲さん。実業家でありながら英国紳士的な気品があり、また、吉田茂のような大人物にさえ“じいさん”と親しみを込めて話せる人物。そうした偉大な昭和の男を演じられることが、プレッシャーでありつつも楽しみでもありました。

吉田茂(渡辺謙)の側近 白州次郎役

 しかも主人公・吉田茂を演じるのが渡辺謙さん。初めてご一緒できるという喜びだけで、ものすごく気合いが入ったのを覚えています。でもそんな僕に、謙さんから撮影前にお声がけいただいて、2人きりで食事をすることになったんです。それはもう緊張しました! 初対面の僕に謙さんは、こう言ったんです。「吉田茂と白洲次郎は親子のように親しい間柄だったと聞いている、だから今日からお前も俺を現場では“謙”と呼び捨てで呼べ」、と(笑)。一瞬、本当に戸惑いましたけど、謙さんは真剣に「もう、この場からだ」とおっしゃる。謙さんの作品にかける思いを強く感じ、僕も腹が据わりました。

 現場での謙さんは、まさに吉田茂でした。体重もかなり増やし内面も掘り下げ、今持てるすべての力を注ぎ込んでいく。謙さんの芝居への情熱、そして周囲を巻き込む力、すべてに魅入られてしまったほどです。世界で活躍される方の背中を、間近で拝見することができた本当に貴重な時間でした。

ドラマ 償い(2012)

日高英介役

ドラマ 償い

インタビュー

 この役は、とても思い出深い役柄です。主人公の日高英介は優秀な脳外科医でありながら複雑な過去に絶望し、しょく罪の日々を生きている。この役を通して、罪を償うということの本質とは何だろうか、そして、人間は一度犯してしまった罪を償うことができるのだろうか、ということを深く考えさせられました。

 英介がホームレスとなり、絶望感の中にありながら物語が進行していくという出発点だったので、ある程度の減量は覚悟していました。僕は身長が180cm以上あり、通常は75キロぐらいなんです。そこからグンと減らしたつもりが、撮影前に監督にお会いしたら、「もう少し落とせるよね」って(笑)。それで、63キロぐらいまで体を絞ったのを覚えています。

かつての恋人で精神科医の美和子(木村多江)が英介に手をさしのべる

 でも体作りは役者にとっての下準備みたいなことなので、それは大した問題ではないのです。それよりも辛かったのはこの減量中に、親しくさせていただいている先輩の唐沢寿明さんに呼び出されまして。そのとき体をしぼり込む最終段階だったので、サプリメントを紹介してくれたりと、親身に相談に乗ってくださったんです。でも、話し終わった後、涼しい顔で唐沢さんがラーメンを注文し、とってもおいしそうに僕の目の前で食べ始めました。「唐沢さん、僕、減量中なんです」と言ったら、「うん。知ってるよ!」って(笑)。思わず笑ってしまいましたが、なにくそと思い、おかげで元気に減量を達成することができました。真夏のオールロケできつかったのも覚えていますが、スタッフの皆さんの努力で、映像も美しい印象的な作品に仕上がったと思います。

“人の心を殺した者はどうやって償えばよいのか”英介は傷つき、悩む

土曜ドラマ 限界集落株式会社(2015)

多岐川優役

土曜ドラマ 限界集落株式会社

インタビュー

 限界集落と化した止村に現れた、東京の経営コンサルタントの多岐川。当初、絵に描いたようなチャラけた怪しい男でもあり、なかなか面白い役どころでした。印象的だったのは、多岐川が自分たちの事業展開を集まってもらった農家の方々を前にベラベラとしゃべりまくるシーン。実は、あれ1発撮りなんです。しかも、カメラの角度を変えて、何度もやらなくてはいけないので本当に大変でした。しかも、ただしゃべるというよりは、ペテン師のように相手を巻き込みながら、身振り手振りをつけて話しまくるというスタイルが本当に大変だったんです。でも、多岐川役を演じながら、止村のかかえる現状というのは、そのまま日本の地域が今後向き合わなければいけない課題なのだとも感じました。

“限界集落”に企業コンサルタントがやってくる

 撮影では、山梨でのロケが多かったので帰りに直売所に寄っては産地のおいしい食材に出会うのも楽しみでした。また、僕は1995年に放送された『未成年』(TBS系)がドラマデビュー作なのですが、そこで共演して以来、20年ぶりに反町隆史くんとこのドラマで共演できたのもとてもいい思い出です。反町くんは、雑誌『メンズノンノ』のモデル時代も一緒に頑張ってきた仲間なので、こうして大人になり、また同じ場所に立っていられることを感慨深く思います。

東京から村に戻った正登(反町隆史)と多岐川は水と油
2人は反発しながらも村の復興に力を合わせていく

 また、寺田農さん、高橋長英さん、平泉成さんといったベテランの方々との共演もうれしかったですね。寺田さんに「谷原、お前、いい役者だな」と言っていただいた言葉、本当にうれしかったです。

多岐川は萩野(平泉成)、菅原(寺田農)らベテラン農家の心を動かせるのか…

うたコン(2016~)

MC

うたコン

インタビュー

 NHKの毎週火曜日の生放送。NHKホールには約3000人もの観覧のお客さまをお迎えし、毎回豪華な歌手のみなさんの歌の競演を楽しんで頂きます。その熱気たるや、まるで毎週僕自身が、小さな『紅白』を拝見しているような、とてもぜいたくな気分を味わわせていてだいています。テーマや演出、構成が毎週違うのが『うたコン』の面白さ。でもそれが最初のころは、毎週新番組の収録に携わっているような目まぐるしさと、緊張感がありましたね。

2017年春から小郷知子アナウンサーがともにMCを務める

 でも今も毎週45分、気を抜ける時間はありません。皆さんの生歌の瞬発力に負けじと、こちらも進行をしなくてはなりません。普段の芝居でしたら、8割セリフなどをしっかりと記憶し、あとの2~3割りをアドリブでとっさに返す感覚ですが、生のステージでは2~3割を頭に入れたら、あとの8割はその場その場での臨機応変さが求められる。全く違う勉強になっています。また、『うたコン』は幅広い世代が見ている番組ですので、話し方などはお年寄りの方が見ても安心いただけるように気を付けているつもりです。

 それでも今も終盤で、大御所の方が歌う際の、歌へのつなぎ方などは毎回緊張します。生番組では“分”ではなく、“秒”単位の遅れが命取り。でも、そのあわただしさを感じさせず、気持ちよく僕のMCで歌に入っていただきたいからです。“MC”とは“Master of Ceremonies”の意味。プラスマイナス5秒くらいの感覚をいつも意識しながらの番組進行ですが、歌っていただく皆さんには最高のステージを、そして聞いていただく皆さんには最高の歌を届けたいと思って日々頑張っています。

“永遠の若大将”が歌う!
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