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香川京子 香川京子

香川京子女優かがわきょうこ

東京都出身。1949年、新東宝入社。デビュー後、映画『ひめゆりの塔』『東京物語』『近松物語』『悪い奴ほどよく眠る』『天国と地獄』など、成瀬巳喜男、溝口健二、黒澤明と日本を代表する監督作品に多数出演。近作は2020年公開の映画『峠 最後のサムライ』。NHKでは大河ドラマ『花の生涯』『樅ノ木は残った』『春日局』、連続テレビ小説『水色の時』『ふたりっ子』『芋たこなんきん』、『蔵』『上杉鷹山』『はんなり菊太郎』『サイレント・プア』など。『サギデカ』では、主人公・今宮夏蓮(木村文乃)を女手一つで育てた気丈な祖母・しのぶ役を演じる。

大河ドラマ 樅ノ木は残った(1970)

くみ役

大河ドラマ 樅ノ木は残った

インタビュー

 仙台藩の伊達家で起こったお家騒動を描いた作品で、主人公の仙台藩家老・原田甲斐を演じられた平幹二朗さんに尽くす女性の役でした。撮影の合間に平さんと談笑している写真が残っているのですが、たしか平さんのところにお子さんが生まれたばかりのころだったかも知れません。私にも子どもがいたので、時代劇のセットで二人で子どもの話をしていた記憶があります(笑)。

くみは仙台藩家老・原田甲斐(平幹二朗)を支える聡明な女性

 私がとても嬉しかったのは大ファンだった森雅之さんが涌谷伊達家のお殿様役でご出演されていたこと。森さんといえば荒くれた役から端正な役まで、時代劇、現代劇を問わず、何を演じられても素敵なのですが、この時はまさに“お殿様”そのもの。やっぱりすごいなと思ったことを覚えています。

幼い藩主の後見人として権勢をふるう兵部(佐藤慶)と藩の重臣、安芸(森雅之)

 そういえばこの作品の監督をつとめられた吉田直哉さんは、NHK特集などのドキュメンタリーも制作された方なんですね。私がニューヨークから帰国後、在住中に遭遇したニューヨーク大停電(=1965年、北アメリカ大停電)の話をしてほしいと言われたのが最初の出会いでした。それから何作かご一緒させていただきましたが、とても素晴らしい方でした。

仙台藩とりつぶしをたくらむ老中・酒井雅楽頭(北大路欣也)が偶然、原田の家へ
原田は自分を浪人と偽り、雅楽頭がすすめる杯を拒む
一触即発の事態にくみが機転を利かし…

連続テレビ小説 ふたりっ子(1996)

有沢理佐子役

連続テレビ小説 ふたりっ子

インタビュー

 『ふたりっ子』は初めての大阪でのお仕事でした。大石静さんのご本(脚本)がとても面白かったですね。当時、朝ドラを見る男の人はそれほど多くなかったそうですが、将棋を取り上げていたことで興味を持たれて、男の人もよくご覧になっていたと聞きました。

 私の役はヒロインの双子の祖母で、マナカナ(三倉茉奈、三倉佳奈)さんが、まだ小さいのによくやっていてかわいかったことを覚えています。成長してからの双子を演じた菊池麻衣子さん、岩崎ひろみさんも頑張っていらっしゃって、その後の活躍なども嬉しく見ています。

有沢家の一人娘・千有希(手塚理美)は結婚に反対され、父の英之に勘当される
千有希が産んだ双子の姉妹、香子(三倉佳奈)と麗子(三倉茉奈)は正反対の性格で…
成長した麗子(菊池麻衣子)は実業家に
香子(岩崎ひろみ)は将棋の棋士になる
長い間、夫・英之の横暴に耐えてきた理佐子の怒りが頂点に達し…
英之(高島忠夫)に暴力をふるうまでになる

 夫の有沢英之を演じられた高島忠夫さんとは初共演でした。でも実は高島さんとはご縁があったんです。新東宝に入社してまだ1,2年しか経っていなかった私が、なぜか「ニューフェース」の審査員をつとめることになり、その時、応募されていたお一人が高島さん。だから後輩にあたるのですが、高島さんは私に会うと「香川さんのおかげです」とおっしゃるんですよ(笑)。「私一人が決めたわけではないから」と笑うんですけどね。歌がお上手でミュージカルなどの舞台にお出になることが多く、なかなかご一緒する機会がなかったので、このドラマが初めてということになりました。

 高島さんは本当に明るく楽しい方で、お話が上手で面白いから、いつも笑わされてばかり。スタッフさんたちも温かくて、とても楽しいお仕事になりました。でも、高島さんは亡くなられて、とても寂しいです。ご冥福をお祈りします。監督の長沖渉さんとはいまだに年賀状のやりとりなどしているんですよ。

“殴りたかったら殴ってええ、わたしはお前から逃げんと決めたんや”

金曜時代劇 はんなり菊太郎
〜京・公事宿事件帳〜(2002,2004,2007)

政江役

金曜時代劇 はんなり菊太郎〜京・公事宿事件帳〜

インタビュー

 このドラマは原作があるのですが、捕り物事件と家族の物語が自然に繋がっていて、とても良く出来た脚本だと思いました。京都での撮影も楽しかったですね。第2シリーズ、第3シリーズまで続き、そのたびに顔合わせでみなさんとお会いすると、またご一緒できるかと嬉しく思っていました。

7年前に家を出たきり行方知れずだった菊太郎が帰ってきた
政江は菊太郎を我が子と思い、分け隔てなく接してきたが…
菊太郎(内藤剛志)は政江の子である弟に家督を譲る

 私の夫で菊太郎の父・田村次右衛門を第2シリーズまで演じられた田中邦衛さんはとても面白い方で、撮影の合間に笑わせてくださることが多かったんです。役の上では妻である私がけっこう強くて、いつもだんな様をつついていました(笑)。少し喜劇的な要素もありましたが、現代劇より役を作りやすいこともあり楽しくできました。

父の田村次右衛門(田中邦衛)は京都東町奉行所同心組頭

 主人公・菊太郎を演じられた内藤剛志さんも、なかなかカッコよかったですよ。私は菊太郎の育ての母役なので、最近、他局のドラマで警視正を演じられているのを見ると、「菊太郎も偉くなって」なんて思ってしまいますが(笑)。

菊太郎は訴訟手続きを代行する“公事宿”に居候しながら市井の事件を解決してゆく

ドラマ10 サイレント・プア(2014)

江田房枝役

ドラマ10 サイレント・プア

インタビュー

 世の中で孤立している人たちなどを支援する地域福祉の専門家を主人公に、さまざまなケースを描くというドラマでした。私はゴミ屋敷の主という役でしたので、みなさんびっくりされていましたね。ゴミ屋敷にしてしまうのは精神的に病んでいる人だと思いがちなのですが、ドラマの監修をされた勝部麗子さんにお話を聞くとそれは間違っているそうです。たとえばお習字の先生で、外出する時はきれいにきちんとしてみなさんの指導をされている方なのに、お家に帰るとゴミ屋敷だったりする。ごく普通の人が孤独感などにさいなまれ、あるきっかけからそうなってしまうことがあるというのです。

近隣住民から苦情が出ている“ゴミ屋敷”
その家の主、江田房枝は身ぎれいで上品な老婦人で…
コミュニティ・ソーシャルワーカーの里見涼(深田恭子)は房枝の孤独と向き合う

 私が演じた房枝も、主人を亡くし、また息子にも先立たれ、大きな家に一人きりで住んでいることから寂しくて、いつの間にかゴミ屋敷になってしまったという女性です。演じていて気づいたことがあるんですよ。とても寒い中で撮影することが多かったのですが、ゴミ屋敷のセットに入ると中が暖かいのよね(笑)。ゴミやら何やらいろいろなものに囲まれているから。それだけでなく、ゴミとはいっても全部自分のものだから、気持ちが安心できるということもあるのかなと思ったんです。わりあい広い家でしたから、何もなかったら寂しいですものね。房枝がハンバーガーショップに行くのも、そこにいけば人がたくさんいるし、親切にしてもらえるからで、その気持ちはわかります。

 私の役には実際にモデルとなった方がいらして、今はホームに入られているそうです。本読みの時、私のセリフを聞いて勝部さんが「思い出してしまって」とおっしゃっていました。その方とふれた勝部さんの言葉に、このドラマにウソがないことを実感させていただけました。世の中には表に出ないけれど辛い思いをしている人がたくさんいて、それをドラマを通してみなさんに知っていただくというのは、すごくいいことだと思いました。

ため込んだゴミを片付け、房枝は涼の活動に協力するようになる

土曜ドラマ サギデカ(2019)

今宮しのぶ役

土曜ドラマ サギデカ

インタビュー

 私の役は主人公・今宮夏蓮の祖母ですが、最初にお話をいただいた時に「非常に強くしっかりとした女性です」とうかがいました。焼き鳥屋さんをやりながら孫を育てているおばあさんかと思ったら、息子夫婦がいなくなり、その悲しみ、苦しみの中で、まだ小さかった孫娘を守らなくてはと気丈に生きてきた人なんですね。なかなか重いものを背負っているということがわかりました。成長した孫娘とは、お互いに好きなことを言い合い、けんかをしたりもしますが、自分がこの子を守るという気持ちは揺るがない、強い気持ちを持ったおばあさんです。

警部補・今宮夏蓮(木村文乃)は祖母しのぶと二人暮らし
関節炎のしのぶに代わり、夏蓮が焼き鳥の串打ちを手伝うことも

 捜査二課の刑事として特殊詐欺事件に向き合う夏蓮ですが、ドラマではもう一つ彼女自身の家族の物語も描かれていきます。過去を知りたいといろいろなことを聞いてくる夏蓮に対して、私は辛いことは忘れてしまいたい、ふれてほしくないと思っているので、かなり感情的になってしまったりするシーンもこれから出てきます。夏蓮役の木村文乃さんとは初めてご一緒しましたが、とてもかわいい孫娘で、お互い好き勝手に言い合う感じがとても良かったんです。

 特殊詐欺という犯罪事件と同時に、回を追うごとに明らかになる夏蓮の家族の物語も、ある意味、サスペンスの要素があり、楽しんでいただけると思います。

夏蓮は特殊詐欺捜査を専門とする刑事
あの手この手で市民をだまし、大金を奪い取る“振り込め詐欺”
「必ず捕まえる」という強い意志と地を這うような捜査で犯人に迫る!
その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
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