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松平健 松平健

松平健俳優まつだいらけん

1953年生まれ、愛知県出身。1975年に俳優デビュー。その後、『暴れん坊将軍』(テレビ朝日系)シリーズで、時代劇スターとしての地位を不動のものに。舞台でも、ミュージカル『王様と私』など代表作多数。またNHKでは、『花神』『草燃える』『峠の群像』『元禄繚乱』『利家とまつ~加賀百万石物語』『義経』など、大河ドラマを中心に多くの番組に出演。また、2017年4月スタートのプレミアムドラマ『PTAグランパ!』の主演としても注目を集める。

大河ドラマ 花神(1977)

時山直八役

大河ドラマ 花神

インタビュー

 もう40年も前になるんですね。とても懐かしいです。私にとって、初めて大河ドラマに出演させていただいたのがこの作品でした。まだ『暴れん坊将軍』(テレビ朝日系・1978年~)がスタートする前の年で、20代前半のころ。自分で見ても若いですね(笑)。

この作品の主人公は明治維新十傑のひとりであり、長州の医師で兵学者の大村益次郎です。大村益次郎役は、中村梅之助さんが熱演され、大きな話題を集めていました。また、時代劇に初出演された中村雅俊さんが演じたさわやかで血気盛んな高杉晋作も印象的です。

大村益次郎役 中村梅之助
高杉晋作役 中村雅俊

 僕が演じた時山直八は、そうした時代のカリスマたちに刺激され維新を影で支えた萩藩士の役でした。そのほかに山県狂介(有朋)役を西田敏行さん、久坂義助(玄瑞)役を志垣太郎さんなど、それぞれがそれぞれのキャラクターを個性的に演じたことで、維新のために命を懸けた男たちの生き様をとてもドラマチックに見せることができたように思います。

 それにしても、当時の自分を見るのは照れますね。とても目が鋭くて、ギラギラしている(笑)。でもそんな風ぼうも、明治の世を見ずに戦で落命した時山直八役にはぴたりとはまっていたのかもしれません。

奇兵隊の参謀・時山直八を演じる

大河ドラマ 草燃える(1979)

北条義時役

大河ドラマ 草燃える

インタビュー

 出演したのは、25歳のころです。私にとって初めて“老け役”まで務めたのが、この北条義時役でした。晩年のころは老いた雰囲気を出すために声を低めに作るなど、自分なりに工夫をしたんです。やはり1年をかけて撮影する大河ドラマならではというか、歴史上の人物の生涯にじっくりと向き合って演じる醍醐味を感じさせていただいた作品でした。

 源氏三代の栄光と悲劇、そして北条氏の台頭まで、物語が進んでいくにつれて私の役もどんどん大きく膨らんでいったように思います。最初のころの義時は、伊豆の土豪である北条家の次男でごく純粋な若武者でした。それが源頼朝(石坂浩二)の死後、政争に徐々に巻き込まれていく。義時は尼将軍として台頭する姉・政子(岩下志麻)を執権として支え、次第に冷徹な北条家の“長”としての顔を見せるようにまでなるのです。役作りは大変でしたけれど、昔の大河ドラマならではの大がかりな撮影は楽しかったですね。25歳の自分がいかに義時の老かいさを表現するか、いろいろと試行錯誤しながら演じた思い出深い作品です。

政子役 岩下志麻と頼朝役 石坂浩二
義時は冷徹な政治家として成長してゆく

大河ドラマ 利家とまつ~加賀百万石物語(2002)

柴田勝家役

大河ドラマ 利家とまつ~加賀百万石物語

インタビュー

 「利家とまつ」は、主演の唐沢寿明さんや松嶋菜々子さんといった当時注目の俳優さんが多数出演された華やかな大河ドラマでした。そんな中で私が演じた柴田勝家は、反町隆史さん演じる“お屋形様”の織田信長と、利家をはじめとする若い武将たちとの調整役でありまとめ役。誰からも慕われる、兄貴的な存在の武将でした。これまでの柴田勝家というと信長寄りの重鎮で、寡黙かつコワモテというイメージでしたが、この作品での勝家は実に人間味にあふれていて役作りに少し戸惑うこともあったように思います。女性に奥手だったり、最初のころはひょうきんでよく笑っていたりしましたしね。

 しかし、そんな勝家もお屋形様を失ったことで、立場が大きく変化していきます。“信長が死んだ”と聞いた場面は、勝家にとってひとつのクライマックスとして演じたつもりです。やはりショックな出来事でしたよね。それに勝家は一本気で、秀吉のように信長不在となった戦国の世を器用に渡っていくことはできなかった部分もありました。だからこそ、そんな勝家の最期だけは美しく終わってやりたいと、それだけはこの仕事を受けたときからスタッフとも話をしてきました。念願通り武将として、信長に忠義を誓った一人の男として、美しく自害して果てることができました。僕の“柴田勝家”を、きちんと全うできたような気がしています。

秀吉との戦を前に勝家は死を覚悟する

BS時代劇 伝七捕物帳(2016~)

遠山左衛門尉役

BS時代劇 伝七捕物帳

インタビュー

 中村梅雀さん主演の「伝七捕物帳」に出演させていただけたのも、とても幸せなご縁でした。“黒門町の伝七”といえば、梅雀さんのお父様である中村梅之助さんの当たり役です。梅雀さんとは撮影中も、お父様の思い出などいろいろとお話をさせていただきました。2016年の1月に梅之助さんは他界されましたが、その少し前に梅雀さんは伝七役を演じることになったと、ちゃんと報告することができたそうです。そして、秘蔵の十手を梅之助さんから託されたことなども、しみじみと語ってくださいました。

伝七役 中村梅雀

 私は、遠山左衛門尉役での出演です。「遠山の金さん」(テレビ朝日系)で演じて以来、9年ぶりの同じ役どころ。また、時代劇ファンの方ならご存じの方も多いでしょうが、テレビドラマの「遠山の金さん」シリーズの草分け的な存在といえば、中村梅之助さんです。私もとてもご縁を感じながら、今回の金さん役を演じさせていただきました。伝七の「よよよい、よよよい、よよよい、よい! めでてえな!」の掛け声が、約40年ぶりに平成の今によみがえって、また新たにたくさんの方に愛されたらうれしい限りです。

プレミアムドラマ PTAグランパ!(2017)

武曾勤役

プレミアムドラマ PTAグランパ!

インタビュー

 この年齢になって、まさか“PTA副会長”の役を演じるなんて思ってもみなかったですね(笑)。でも、こういうコメディータッチで意外性のある役はチャレンジのしがいがあるというか、俳優としても新たな発見があり楽しいものなんです。私が演じる武曾(むそ)勤という男は、大手電機メーカーを退職した元“モーレツ”サラリーマン。本当ならこれから先は悠々自適の生活を――となるところでしょうが、どうやら計算が甘かったようです。娘が離婚をして孫と一緒に出戻ってきたうえに、ひょんなことから孫の通う小学校のPTA副会長を引き受けることになるなんて。私にも小さな子どもがいますがPTAはやったことがないので、演じながらいろいろと勉強しているところです(笑)。

勤は順子(安達祐実)とともにPTA副会長を務めることに…

 勤にとっても、今さらPTAの役員なんて考えてもみなかったでしょうね。でも、やっぱり娘や孫にはからきし弱いところなんかは、勤はいかにも父親らしいなとも感じます。自分を曲げることのできないはずの昭和の男が、娘や孫のためになら未知なるPTAという世界にも飛び込んでいってしまう。でも、子どものためや孫のためになら、思わぬ力が出て頑張れてしまうのも父親なんですよね。PTA副会長として若いママ軍団と渡り合い孤軍奮闘する“グランパ”の姿に、楽しみながら声援を送っていただけたらうれしいです。

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