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山本耕史 山本耕史

山本耕史俳優やまもとこうじ

1976年生まれ、東京都出身。主な出演作に、ドラマ『ひとつ屋根の下』『華麗なる一族』『トットちゃん!』、映画『世にも奇妙な物語 映画の特別編』『ステキな金縛り』『ギャラクシー街道』、舞台『レ・ミゼラブル』『RENT』『メンフィス』『嵐が丘』など。NHKでは『新選組!! 土方歳三最期の一日』『陽炎の辻〜居眠り磐音江戸双紙〜』シリーズなどに出演。大河ドラマは『新選組!』『平清盛』『真田丸』など。『植木等とのぼせもん』では植木等役で主演。

大河ドラマ 新選組!(2004)

土方歳三役

大河ドラマ 新選組!

インタビュー

 三谷幸喜さんが書かれたものを演じるのは、この作品の3年前の舞台『オケピ!』が初めてでした。そのときに三谷さんがイメージする土方歳三と僕が似ていると感じられたそうです。三谷さんいわく「ベビーフェイスのいい男なんだけど、中身はすごく硬派」だとか。これは、あくまで三谷さんがおっしゃっていたことです(笑)。

 三谷さんは、登場人物ひとりひとりの細かい部分まで描かれていたので、歳三にしてもちょっと頭のいい悪ガキが京都に行ったとたん“鬼の副長”と呼ばれる存在になっていく過程がすごくわかりやすかったです。近藤勇と一緒なら何かできる、自分は二番手だという意識。自分にはない勇の持っているパワーに引かれていく感じもよくわかりました。

 ただ後半は、歳三の怖さや厳しさを追求していかなくてはいけなかった。歳三の厳しさはあの時代だからこそ生まれたものだし、現代人にとっては未知の領域でもありました。彼らは志を貫くためには命そのものを賭けなければならなかった。そんな歳三の生き抜くパワーの強さを演じるには、かなりエネルギーが必要でした。それに歳三は、勇のためにやるんだと腹をくくっていた。勇にはみんなを引き付ける魅力があるのだから、そのままでいてもらい、汚い部分は自分が全部引き受ける。そんな覚悟があった。香取慎吾くんが演じた勇と歳三の間のゆるぎない信頼関係も含めて、徹底的に役を作りあげていくことができた作品でした。

“鬼の副長”土方が沖田総司(藤原竜也)とともに芹沢を斬る
視聴者の声に応え、2006年正月には続編『新選組!土方歳三最期の一日』が放送された

木曜時代劇 陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜(2007)

坂崎磐音役

木曜時代劇 陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜

インタビュー

 2007年に最初のシリーズが放送されてから完結編を迎えるまでの約10年間、多くの方にご声援いただいた役でした。

 シリーズ1、2、3、スペシャル版、正月時代劇など、長きにわたって愛されたのは佐伯泰英さんの原作がしっかりしていたことが大きいですね。原作ではどっしりと重厚な印象なのに対し、ドラマでは僕流にもう少しさわやかなイメージで磐音を演じました。

豊後の家老の跡取り息子・磐音が陰謀に巻き込まれ…

 豊後国に生まれ、藩の中老の嫡男として、藩政に意欲を燃やす若者だった磐音が、友を討たなければならない悲劇に見舞われて江戸へ出奔。シリーズ1の第一話は磐音が浪々の生活を送ることになるまでが描かれましたが、その後の磐音の剣士としての強さ、包容力と誠実さを兼ね備えた魅力がここに端を発していたような気がします。磐音は、すべてにおいて男もあこがれてしまうような存在で、僕も演じながら、いいなと思う部分がたくさんあるのですが、それは壮絶な過去が下敷きにあるからこそなのかもしれません。

 そんな磐音がさまざまな経験を経て、完結編では父親になり、小さいながらも剣術の道場主になりました。ですから、撮影時には磐音と同じように、ちゃんと年を重ねてきた自分自身をそのまま出そうと思いながら臨んだことを覚えています。

磐音の生涯の伴侶となるおこん(中越典子)は明るく世話好きな江戸娘

大河ドラマ 真田丸(2016)

石田三成役

大河ドラマ 真田丸

インタビュー

 「真田丸」で僕が演じたのは、歴史上とかく悪者にされてきたエピソードの多い石田三成。台本を読んだときは、小日向文世さん扮する豊臣秀吉の家臣団のなかでも、冷静沈着で表情ひとつ変えないようなイメージが浮かびました。演じてみると内面は熱く、他人と相容れないような表面上の雰囲気は、政治的な任務に徹するために自分に課しているものだと分かりました。だからこそ、秘めたる熱さがふとした拍子にあふれ出す瞬間に、彼の人間味を出せたらと思いながら演じていましたね。

病床の秀吉(小日向文世)は三成に「家康を殺せ」と命じる

 堺雅人さん演じる信繁ですが、三成は最初、無視していたんですよ。それが、殿下(豊臣秀吉)がかわいがっている様子を見るうちに、一目置くようになっていった。人懐っこくて、憎めないキャラクターの信繁は、いってみれば三成とは正反対のタイプ。ですから、三成にとっては刺激を与えてくれる存在だったと思っています。

 殿下亡き後は、それまでの秀吉への忠義から豊臣家を守ることに力を尽くしますが、気持ちとは裏腹に家康の方に人が集まっていってしまう。「こんなに人望ないんだ・・・」って心が痛みました。

冷静な三成とは対照的に明るく人懐っこい信繁(堺雅人)

特集ドラマ スリル!黒の章〜弁護士・白井真之介の大災難~(2017)

白井真之介役

特集ドラマ スリル!黒の章〜弁護士・白井真之介の大災難~

インタビュー

 『スリル!』は、僕が主演をつとめた『黒の章』がBSプレミアム、小松菜奈さん主演の『赤の章〜警視庁庶務係ヒトミの事件簿』は総合テレビで放送と、2つのチャンネルを連動させたところが面白い試みだと思いました。僕も『赤の章』に出演したり、小松さんも『黒の章』に出るなど、赤と黒では扱う事件が違うのに、それぞれのエピソードが積み重なったことで、世界がいっそう深くなっていったという実感がありました。

 僕の役は、腹黒いけれどポンコツな弁護士(笑)。最初はかなりくだけている弾けた感じの男でいこうと思っていたのですが、出ずっぱりなので同じテンションだとただのバカになってしまう(笑)。『赤』と『黒』でははじけ具合も調整しました。あと、白井は追われて逃げるシーンが多くて撮影が大変だったことを覚えています。深夜のアクションとか、ボンネットに手をついて車一台飛び越すとか(笑)。自分でやってみて、これだけ体が動くのだから白井はここまで逃げおおせてきたんだなと納得しました。

 小松さんの『赤の章』と僕の『黒の章』、それぞれの色があって微妙に絡み合いながら展開していったので、単独でも両方見ても楽しんでいただけたドラマだったと思います。

学生時代のあこがれの人・京子(雛形あきこ)から調査の依頼が

土曜ドラマ 植木等とのぼせもん(2017)

植木等役

土曜ドラマ 植木等とのぼせもん

インタビュー

 これまで、さまざまな実在の人物を演じさせていただきましたが、植木等さんといえば歴史上の人物と異なり、僕の脳裏に鮮明に焼き付いている方です。そんな方をどう演じたらいいのか。かなり悩みましたが、完成した作品を見たとき、自分が演じていたことを意識せず素直に楽しむことができたので良かったと思います。

 植木さんたちが活躍されていた古き良き時代、それを一番近くで見ていらした小松政夫さんの視点で描かれた世界観の中にいると、なんだか、ふわふわとした不思議な気持ちになります。同じ芸能界の大後輩として、気持ちの良い現場でやりがいのある人物を演じさせていただいているなという実感があります。

大スターとなった植木の付き人として松崎(のちの小松政夫 演:志尊淳)がやってくる

 ドラマでは、『シャボン玉ホリデー』を再現するシーンが多いのですが、コントから演奏までほとんどワンカットで撮っているので、まさにあの伝説の番組を疑似体験させてもらっている感じですね。芸能界の大スターがこぞって出演されていた。今僕らがいる芸能界の世界とは違うところなので、あの時代を知らないけれどつい見とれてしまうし、貴重な体験をさせてもらっています。

 ただ、やはり歌は苦労しました。植木さんの歌を徹底的に聞き込み、ふだんの僕の歌い方とは違う声の出し方をしたほうが良いのではないかと思い、ディレクターに相談しました。そしたら植木さんに寄せるだけ寄せてくださいと言われて吹っ切ることができました。ただ、やり過ぎると物まねのようになってしまう。そこが難しいところです。一番心配していたところだったのですが、植木さんをご存じだった伊東四朗さんが「似ていたよ」と言ってくださったので一段階、安心できました。話し方も歌い方も違和感を感じなくなるまで、とにかく練習をしたので、みなさんがどう感じられるのか、感想も聞いてみたいですね。

『スーダラ節』をはじめ大ヒット曲を歌い踊る!
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