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浅丘ルリ子 浅丘ルリ子

浅丘ルリ子女優あさおかるりこ

1955年、映画『緑はるかに』でデビュー。日活の看板女優として活躍。主な出演作に、映画『執炎』『愛の渇き』『男はつらいよ』『デンデラ』、舞台「にごり江」「夜叉ヶ池」「墨東綺譚」「三谷版櫻の園」「三婆」、ドラマ『すいか』『やすらぎの郷』『やすらぎの刻〜道』など。NHKでは、大河ドラマ『竜馬がゆく』『花神』『おんな城主 直虎』などに出演。『生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔』では、善輔(舘ひろし)を翻弄する息子殺しの罪で服役した小山結子を演じる。

春はどこから(1956)

春はどこから

土曜の夕方~夜間、家族で楽しめる連続コメディ「僕と私の日記」(1956.4.7~11.3)で人気を博した中村と浅丘の<青春コンビ>を、「春はどこから」「カナリヤ姉妹」(1957.6.8~10.26)と3シリーズ連続で起用。

出演:中村メイコ、浅丘ルリ子 原作:多田裕計

大河ドラマ 竜馬がゆく(1968)

おりょう役

大河ドラマ 竜馬がゆく

インタビュー

 NHKの連続ドラマに初めて出演したのが『竜馬がゆく』でした。私は当時から“台本第一”“台本が命”という姿勢を貫いていたので、原作を読むことはほとんどなかったのに、この時はなぜか司馬遼太郎さんの原作を読ませていただいて、とても面白かったことを覚えています。

竜馬の妻・おりょうを演じる

 ドラマの中でも竜馬と手をつないで歩いたりしましたが、日本で初めて新婚旅行をしたのが坂本竜馬とおりょうだったそうですね。男まさりで風変わりなところがある一方、竜馬ひとすじという一徹な女性だったみたいです。この作品に限らず私はドラマチックで個性的な生き方をした人物を演じることが多く、そこに俳優としての醍醐味を感じています。

竜馬役の北大路欣也との貴重なカラー写真

 今回、このインタビューをきっかけに久しぶりに竜馬を演じた北大路欣也さんにお電話したんですね。そしたら「僕たち、あの時お互いに23歳でしたけど、あれ以来、お会いしてませんよ」と言われてしまいました。「あら、そんなに?ふたりとも23歳だったの」って驚いたら「忘れてしまったんですか?」って。忘れますよね(笑)。

お登勢役の森光子に髪を直してもらう

 でも、三木のり平さん(寝待ちの藤兵衛役)や森光子さん(お登勢役)のことなど、いろいろお話しくださって懐かしかった。近いうちにぜひ“浅井さん”同士でお食事しましょうということになりました。実は欣也さんも私も本名が“浅井”なんです。そんなところにも何かご縁を感じました。

大河ドラマ 花神(1978)

イネ役

大河ドラマ 花神

インタビュー

 この作品も司馬遼太郎さん原作の幕末が舞台の物語でした。私はドイツ人医師・シーボルトの娘・イネを演じたのですが、主人公の大村益次郎から医学を学ぶうちに師弟の間柄を越えて愛情を抱くという役どころでした。

シーボルトの娘で益次郎(中村梅之助)の愛弟子・イネ

 でも益二郎には、お琴という妻がいたんですよ。そのお琴を演じたのが親友の加賀まりこ。改めてこの作品のことを振り返ってふたりで笑ってしまいました。明治維新の立役者なのに女性には不器用な益二郎を演じられた中村梅之助さんのぼうようとした存在感も素晴らしかったですね。

益次郎は立ち寄った茶屋でイネと出会う

 益次郎の最期を看取った後、日本で初めての産婦人科医になったイネ。当時としてはやはり特殊な生き方をした女性ですよね。そうした役どころになると、なぜか私が選ばれるんです。そういえばプロデューサーや監督からは「浅丘さんって不思議だよね。原作を読まず、何も勉強しないで台本を読んだだけで、ぽんとその役を掴むんだから」とよく言われていました(笑)。ああやろう、こうやろうと頭で考えて役に臨むわけではないんです。セリフを覚えながら台本を読んでいると、ああ、こういうふうにすればいいかな、こんな言い方がいいかなと自然に出来てくる。それを現場で出すだけなのですが、きっと台本を体に入れながら読んでいるからなんでしょうね。

イネの恋する思いは益次郎に届かず涙がこぼれる

銀河テレビ小説 思い出トランプ(1984)

銀河テレビ小説 思い出トランプ

向田邦子の直木賞受賞作の同名短編集から「花の名前」「犬小屋」「だらだら坂」「かわうそ」「男眉」の5編を選び、主役が朗読する形式でドラマ化。

出演:浅丘ルリ子、森光子、樫山文枝、岸本加世子、加藤治子、杉浦直樹 演出:田中賢二

テレビ放送50年記念ドラマ
川、いつか海へ 6つの愛の物語(2003)

海江田遼子役

テレビ放送50年記念ドラマ 川、いつか海へ 6つの愛の物語

インタビュー

 このドラマは3人の作家(倉本聰、野沢尚、三谷幸喜)が担当されていたんですね。その後、三谷幸喜さんの舞台や倉本聰さんのドラマに出演しましたが、当時はどの作家が書かれていたかということは特に気にしていませんでした。

漁師たちを束ねる網元・遼子

 私がこの作品に出演することを決めたのは、演出が黛(まゆずみ)りんたろうさんだったからなんです。りんたろうさんのお父様は日本を代表する音楽家の黛敏郎さんでしょう。実は、その黛さんが司会をされた音楽番組にかつて出演させていただいたことがあったんです。そうそうたる演奏家の方々が出演されている番組でしたから、「浅丘ルリ子が歌えるのか」なんて声も聞こえていました。でも黛さんはそんな雑音に耳を貸されることもなく、私はスタンダード曲などを歌わせていただきました。いま考えると私も度胸があったなと思ってしまいますけどね(笑)。そんな素敵な思い出があったので、黛りんたろうさんが演出されるドラマならやらせていただこうとお受けしたんです。

漁に出た漁師が遭難して極限状態の遼子の前に、亡き夫・司郎(森本レオ)が現れる

 私が演じたのは網元の女社長・遼子で、亡き夫・司郎(森本レオ)と作った思い出の“浮き玉”がいくつもの物語をつなぐという作品でした。第1話で遼子の娘・多実(深津絵里)とその夫・慎平(ユースケ・サンタマリア)が水源地から流した浮き玉が、遼子のいる港、そして最後にはカナダにまでたどり着くという展開が魅力的でしたね。もちろん、その間にいろいろなことが起きるのですが、詳しいことは忘れてしまいました。ただ、山が蘇れば海も豊かになるという夫の意思を継いで遼子が植林をするという最終話のシーンは印象に残っています。

ドラマの最後、遼子は山で植林し空を見上げる

大河ドラマ
おんな城主 直虎(2001)

寿桂尼(じゅけいに)役

大河ドラマ おんな城主 直虎

インタビュー

 40年ぶりに出演させていただいた大河ドラマでした。ご依頼をいただいた寿桂尼役のことは、公家出身の高貴な女性でありながら“女戦国大名”の異名を持つ女傑だとうかがい興味深かったですね。直虎(柴咲コウ)に厳しく接し、小野政次(高橋一生)を脅しつけたり、後半では病を押してさまざまな交渉に挑むなど、決死の覚悟で今川家を守ろうとした生き方はすさまじいけれど魅力的だと思いました。

のちに“女戦国大名”と称された寿桂尼

 息子である今川義元を演じられた春風亭昇太さん、「ばば様」と慕ってくれた孫の氏真(うじざね)役の尾上松也さんとは、とても仲良くなりました。いまでも松也さんが出演される歌舞伎の舞台は見に行きますし、一緒にお食事をしたりしています。そういえば劇場で一番前の座席を取ってくださり、お芝居の最中に中村獅童さんとおふたりで客席まで降りて来られたことがありました。私を指さして「ほら、ここにきれいな花が咲いているだろう」なんて(笑)。歌舞伎の方はそうした遊びをされることがあって楽しいですね。

心臓の調子が悪い中、孫・氏真(尾上松也)の力となって武田家と北条家の間を奔走する

 政次役の高橋一生さんは事務所の後輩なので、現場で「一声、二姿、三芝居よ」と声の大切さを説いたこともありました。いま大活躍していますし、井伊直政を演じられた菅田将暉さんもすごい人気でしょう。一緒の作品に出ていた若い人たちがそんなふうに成長し素敵になっていく姿を見られるのは本当に楽しいので、私ももうひと踏ん張りしなくてはと思っています。

光に満ちた今川家を取り戻すため尽力するが最期は力尽きる

プレミアムドラマ
生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔(2021)

小山結子(こやまゆいこ)役

プレミアムドラマ 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔

インタビュー

 私は、これまで家族がいる役を演じることはあまり多くありませんでした。まして自分の息子を殺した母親役というのは初めて。そこで最初に思ったのが、とにかく人に嫌われる女性を演じようと思ったことでした。まず登場するところから“嫌な女”になろうって。

引きこもりの息子を刺殺した事件で服役していた結子

 刑期を終えて仮出所する結子が念入りにお化粧をした顔で振り返るというのが、最初に顔を見せるシーンでした。お化粧はバッチリ、仕事をするときは着飾る、掃除が行き届かないようなレストランは美味しくないというのが結子です。でも、いきなり真っ赤な口紅やアイラインをほどこした顔で出てきたらおかしいでしょう。だから刑務所を出る前に、化粧している様子をしっかり見せるというのが私のアイデアでした。化粧道具やウィッグもきちんと用意してもらったんです。

刑務所から出所する前に、背を向けて念入りに化粧する

 外見だけでなく態度も話し方もすべて嫌な女でいこうと決めました。面倒をみてくれている保護司の深谷善輔(舘ひろし)にも楯突いたり、嫌な言い方ばかりしていて、ふつうなら引っぱたきたくなるようなひどいことばかりしています。それも、どんどんエスカレートしていく(笑)。きっとドラマを見てくださる方は本当に嫌になると思いますよ。嫌われよう嫌われようとして演じていますから。でも、それが少し気持ちよくもあり、楽しみながら演じることができました。

担当の保護司・善輔(舘ひろし)に高齢でも生活保護を受けずに働くと伝える

 主演の舘ひろしさんとは初共演です。共演が決まってすぐに舘さんの映画を見させていただいたら、とても静かなお芝居をされていて「ああ、こういうお芝居をする人、好きだわ」と思いました。私は“芝居芝居”しているのは好きではないので、とても良かったです。

協力雇用主である洋食屋で働くことになるが…

 娘の小山香苗役の真矢ミキさんも初めてでしたが、プロデューサーから「真矢さんが浅丘さんのファンなので夢のようだと喜んでいますよ」とうかがいました。あの宝塚の素敵な男役スターだった真矢さんがそんなことをとびっくりしました。東京オリンピックの開会式でのパフォーマンスにも驚きましたが、出演することは内緒にしなくてはいけなかったんですってね。

結子のせいで娘・香苗(真矢ミキ)は離婚を余儀なくされ子どもとも離れ離れに

 これから結子は善輔や香苗とどう関わっていくのか、どんな思いを抱いているのか、真実はどこにあるのか。ますます嫌な女になるように演じていますが、ドラマを最後まで見ていただければいろいろなことがわかってくると思うので楽しみにしてください。

働きはじめた洋食屋で問題を起こして解雇されてしまう
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敬称略

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