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室井滋 室井滋

室井滋女優むろいしげる

富山県出身。1981年、映画『風の歌を聴け』でデビュー。88年にはドラマ『やっぱり猫が好き』でのコメディエンヌぶりが大人気に。95年、映画『居酒屋ゆうれい』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、99年、映画『のど自慢』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、2012年日本喜劇人大賞特別賞、2015年松尾芸能賞テレビ部門優秀賞などの受賞歴を持つ。NHKでは連続テレビ小説『ええにょぼ』でナレーションを務めたほか『走らんか!』『純情きらり』、『ウェルかめ』、『花子とアン』などに出演している。

ドラマ家族模様 マッチポイント!(2000)

大場道子役

ドラマ家族模様 マッチポイント!

インタビュー

 私は万年最下位と低迷する町工場のバレーボール部のキャプテンという役柄。チームメイトには、元バレーボール選手の大林素子さんはじめ、川原亜矢子さん、佐藤江梨子さんといった身長の高い方が多かったですね。

弱小バレーボールチーム スカイ・クリーナーズ

 このドラマの前に映画『ヒロイン!なにわボンバーズ』を撮っていて、バレーボールのエースアタッカーの役だったんです。そのときからバレーボールの練習はしていたので、ドラマの撮影前にはだいぶ慣れていました。とはいえ、バレーボールのシーンはみんなたくさん練習して臨みましたね。映像だと、アタックしたりレシーブするシーンはカットをつなげて編集して見せていますが、ひきの画面になったときもきちんと試合になっていないとつらいじゃないですか。私も大林さんに「本気で打ってみて!」と言ったり(笑)、回転レシーブしてみたりと、わからないことは大林さんに聞きながら練習していました。

かつての夫・進(村上弘明)が婚約者の冴子(細川直美)とともに現れ…

 私が演じる道子の別れた夫(村上弘明)の母親役が草笛光子さんだったのですが、2人だけのシーンも多かったので、撮影の合間に草笛さんがNHKの外から特別なお弁当を注文してくださり、ごちそうしてもらうことが何度もありました。それがすごくおいしくて(笑)。草笛さんとはほかのドラマでも親しくさせていただいていたので、共演できてとてもうれしかったです。

和歌子(草笛光子)は道子と進が離婚した後も道子と同居を続けている

 実は私、スポーツでバレーボールが一番苦手でした。中学は軟式テニス部で高校は陸上部、バスケットボールは好きでしたが、バレーボールは手が痛いし、やりたくないなと。だから、映画とドラマで続けてバレーボールの話がきたときは、“よりによって?”と思っていました。でも撮影中、大林さんに「キャプテン!」と言われると「たまらないわ!」と思ったり(笑)、一緒にプレイしていると自分たちも強くなったような気がして、撮影が終わったときにはバレーボールが楽しくなっていました。

連続テレビ小説 純情きらり(2006)

有森 磯役

連続テレビ小説 純情きらり

インタビュー

 私は、ヒロイン・有森桜子の叔母・有森磯という役でした。この映像のときの磯は落ち着いた着物を着ていますが、洋裁と和裁ができるという役柄だったので、若いころは変なマントを着ていたり、ピンクの水玉柄を着ていたりと、とてもハイカラでした。「これ、着るの?」と思うことがよくありましたね(笑)。撮影では古い時代の着物も着させていただいたんですけど、昔の方は今の人よりも体が小さくて丈が短いので、衣装さんが上手に帯で隠れるところを切って、当て布をして補正してくださいました。蚊取り線香みたいなユニークな柄など、すてきな着物ばかりでしたね。

磯は画家を目指す和之(荒川優)の実の母親だが、わけあって名乗ることはできず…
桜子(宮﨑あおい)と笛子(寺島しのぶ)に悲しい秘密を打ち明ける

 桜子役の宮﨑あおいちゃんは、お菓子が好きで、スタジオにあるあおいちゃん用の大きい引き出しにお菓子がいつもいっぱい入っていて、かわいかったですね。有森家の長女・笛子役の寺島しのぶさん、次女・杏子役の井川遥さんもすごく仲が良くて、私たちずっとしゃべってばかりいました。杉冬吾役の西島秀俊さんもずっと一緒に撮影していたので、みんな本当の家族のような気持ちでした。

 戸田恵子さん演じる八丁味噌蔵元の女将とは学生時代の同級生だけど、すぐに口げんかをする間柄。最初のロケが愛知県岡崎にある実際の味噌の蔵元での撮影でしたが、戸田さんとはそこで最初からバチバチと火花を散らすシーンを撮ったことを覚えています。

かね(戸田恵子)にドレスを贈ろうと、桜子と磯は一計を案じる

 その撮影させていただいた蔵元は、とても大きい樽に味噌が仕込んであって、“すごいなぁ”と思って見ていました。味噌の販売もなさっていて、パンフレットが置いてあったので読んでみると、赤味噌はとても体に良いことが書かれていたんです。富山出身の私は合わせ味噌をふだん使うので、それまでは赤味噌にそれほど興味はなかったんですけど、この撮影から赤味噌をよく食べるようになりましたね。

かねのために内緒のドレス作り

連続テレビ小説 ウェルかめ(2009)

吉野鷺知役

土曜ドラマ 島の先生

インタビュー

 ゾメキトキメキ出版の編集長役でした。以前、私は“責任編集”という形でMOOK本と雑誌を出したことがあり、実際に編集長を経験済み。エッセイや連載もたくさん書かせていただいているので、編集者の方とのおつきあいも私の日常なんです。だから、編集長役はまったく違和感なく演じることができましたね。

波美(倉科カナ)は編集長兼社長・吉野の勧めでゾメキトキメキ出版の編集部員に

 イタリア人の夫・ロベルトを演じるレオナルド・ベヌッチさんはすごく背が大きいんですけど、彼の本当の奥さまは日本人なので、日本語ぺらぺらなんです。よく編集部のみんなでロベルトの家に遊びに行って、ピザを焼いてもらったり、パスタ作ってもらったりしていましたね。でも、2人でけんかするシーンは、監督に「イタリア語でやってくれ」と言われて、さすがに覚えられなくて、カンペに書いてもらっていました(笑)。

ロベルト(レオナルド・ベヌッチ)

 徳島の方言で、ゾクゾクする、ワクワクすることを“ゾメく”と言って、ドラマの中でも “ゾメキトキメキ”ということばがキーワードになっていましたが、大阪弁ともちょっと違うので、方言の先生にきていただいて、指導していただきました。でも、イタリア語よりは苦労しなかったです(笑)。

 ヒロインの倉科カナちゃんはすごく動物好きなんです。当時、ウーパールーパーみたいな生き物を飼っていたんですけど、水につけていないとその生き物の体が乾いてしまうというので、水を入れた容器に浸かるようにしてスタジオに持ってきて見せてくれていました(笑)。おもしろいですよね。

 編集部が徳島の繁華街にあるという設定なのに徳島ロケはまったくありませんでした。でも撮影が終わった直後にNHKの徳島放送局から「阿波踊りのお祭りの審査員に来てください」と呼ばれて行くことができたんです。とても楽しくて、徳島はいいところだなと思いました。私が演じる吉野みたいな勢いのある女性がたくさんいらしたので、撮影が始まる前に行っておけばよかった!

2度目の〇〇~ちょっとディープな海外旅行~(2016~)

ナレーション

2度目の〇〇~ちょっとディープな海外旅行~

インタビュー

 この『2度目の旅』は私の周りですごく人気があって、番組で紹介されたルートをそのまま旅するという人が多いんです。「あの回のときはどんなだったの?」と聞かれることがあるので、家にある台本を見直して教えてあげています(笑)。

 NHKの方が「たまには室井さんも行かせてあげてという声が多いんです」とおっしゃってくださるので、「わたしも行きたいな」と言ったら、台湾で変な格好をさせられました。この動画の回ですね(笑)。潜入ロケは、すごく人気のあるお店が前にあったので、長蛇の列ができていてすごい人混みでした。私は細田善彦くんに気付かれないように変装していたんですけど、台湾の方が私を見て「あーっ!」と声を出したんです。そのあと、携帯で検索した私の画像を出して、「この人でしょ」って(笑)。絶対にばれないという自信があったのにすぐにばれてしまいました(笑)。

健康茶の店の販売員に変装して旅人を待ち受ける

 収録は声のトーンを決めたらそのままテストなしの1発本番です。ミスしたらその箇所から収録し直しますが、繰り返して収録することはないですね。「彼らと一緒に旅している設定」というコンセプトでスタートしたので、極力イケメンくんたちの背中にくっついて歩いているような気分で声を出しています。基本は台本のとおり読んでいますが、笑い声は素です(笑)。あと、一緒に旅している距離感をもっと出したいときや、「この部分は好きにしゃべってください」と言われるときは、アドリブで入れています。

旅人の細田善彦は一向に気づかず!

 出演者の若者たちはみんな私にお土産を買ってきてくれるんです。うれしいですよね。私の名前を彫った印鑑や、かわいいベレー帽、ビール酵母が入っている入浴剤や、手作りワイン、私の好きな数字の年代に作られた缶詰など、そこでしか手に入らないようなお宝をもらいます。でも、もったいなくて使えないんですよ。だから自宅には「2度目の旅コーナー」があって、お土産を並べて旅に行った気分になっています(笑)。

アイアングランマ(2015)
アイアングランマ2(2018)

佐藤直美役

アイアングランマ アイアングランマ2

インタビュー

 私が演じる佐藤直美は特殊工作員なので、相手の急所を瞬時につかんで眠らせたり倒したりします。武術家の方に指導していただき、道場にも通いました。基本練習でいくつかの技があるのですが、それを「パート1」のときにかなり練習したので、「パート2」では体が覚えていて、わりと大丈夫でしたね。ただ、大竹しのぶさん演じるソルトが戦う敵はわりときゃしゃな人が多いのに、私の敵はなぜか体の大きい男性ばかりなんです。監督に理由を聞いたら、私の役はおっさんキャラだから、相手も野郎ばかりにしたと(笑)。最初は本当に手が当たるだけで痛いし、覆い被さられるだけでも怖かったですね。

高梨(筒井道隆)は国家機密を他国に売ろうとしていた…

 「パート2」は走ることが多かった!とくに3話では、真夜中のサウナ場を借り切って、一晩中走りました。体力が心配でしたが、筋肉を適正な位置にしてくれるという黒いタイツを衣装さんが用意してくれて、それを履いて走ったらめちゃくちゃ体が軽くて、いくらでも走れました。だから、走っているシーンはそのタイツを履いていると思ってください(笑)。

 撮影中は普段見えない角度のものが見えている感覚がありました。たとえば、「パート1」の1話で、帽子を投げて帽子かけに引っかけるというシーン。けっこう距離があったので「できるわけないじゃん」と言ってテストでやったらやっぱり外れたんです。監督は「CGでやるしかないな」と思っていたそうですが、そのあとの本番でなんと1発で金具にかかったんです。そういうことって撮影中はあるんですよね。きっと集中して、テンションが上がっていたからできたのだと思います。

黒い帽子に注目!

 会話で気を付けたのは早さです。スパイは一瞬が勝負だから、たらたらしゃべらないようにしているんですね。ソルト&シュガーも仕事中は感情をはさまないようなしゃべり方をしていますが、ドラマなので早い口調の中にいろいろな感情が垣間見えないといけないんです。うまくいくと小気味いいシーンになるのでそこは大切にしていました。大竹さんとは初めての共演でしたが、芝居の相性がいいのか、とてもスムーズにできたと思います。打ち合わせは全然しないで、ふだんは女子的な話ばかりしていました(笑)。

孫の裕太(二宮慶多)の前では優しい“普通のおばあちゃん”だが…

 『アイアングランマ』の魅力は、私と同年代の方々が見てもスカッとするし、若い方が見ても、ほかのスパイものとは違うと思ってもらえることだと思います。私も自分の目つきを見て「怖い!」と思うくらい、アクションもスピーディーで迫力があるので、ご家族で見て楽しんでいただけると思います。

令子(大竹しのぶ)と直美 “ソルト&シュガー”コンビはまだまだ現役!
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