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室井滋 室井滋

室井滋女優むろいしげる

連続テレビ小説『花子とアン』

連続テレビ小説『花子とアン』

室井さんが演じている安東ふじは、ヒロイン・安東はなの母。山梨県甲府の貧しい小作農家の生まれで、夫・吉平(伊原剛志)は行商に出ており、自分の父・周造(石橋蓮司)とともに朝から晩まで農作業に明け暮れているという役柄だ。物語の時代背景もあり、初めて台本を読んだときのことを「『おしん』の子どもの頃のように貧乏で辛い生活になるのかなと想像していました」と振り返った室井さん。ところが、出来上がった第1週目を観てみるとその印象は一変する。「安東家がとても貧しく、辛い場面もあることには変わりありません。でも、全体的にお話が暗くなかったんですよね。はなが空想で遊んでいたり、『赤毛のアン』的な部分が盛り込まれていることも大きいと思いますが、辛いなかにも“幸せ”がいっぱい詰まっていて、あぁ~なるほど!と思いました」と優しい笑みがこぼれた。

とはいえ、第1週では奉公へ出る長男・吉太郎、そして東京の女学校へ編入することになったはなと、まだ幼い子どもたちを送り出す場面が続けて登場。母であるふじの心境を思うと辛いものがあるが、撮影現場で室井さんは石橋さんから「“おかあ”がそんなに泣いていちゃダメだな」と声をかけられたそう。その言葉を受け、室井さんは「確かに蓮司さんのおっしゃる通りだと思いました。ふじは夫である吉平が行商に行っている分まで何も言わずに明るく頑張っているのだから、“辛いです!”という表現をなるべく表立って出さないよう、内側に留めるお芝居をしなきゃいけないなと。悲しいことがあっても、悲しみ過剰にならないように努めています」と安東家の“おかあ”としての芝居の取り組み方を朗らかに語った。

また、当時の日本の女性について「家事や育児をこなし、旦那さんに楯をつかず、長男を立てる。何事も自分より子ども。きっとみなさんそうだったと思うので、その“王道”はしっかり守らなきゃいけないと思いながら演じています。旦那さんやお父さんに文句を言うときは一回自分の中に飲み込んでから、三つ指ついて切り出す…みたいな、ね。今の世の中では女性が強くなったと言われていますが、この時代の女の人はもっと芯が強かったのではないでしょうか」と思いを馳せた室井さん。さらに「当時の女性って、自分がどこに生まれたかでほぼ人生が決まってしまう。『花子とアン』はそんななかで自分の人生を違う形に切り開いていく女性の物語ですが、ふじが唯一自分で道を選んだのは、吉平との結婚だけ。それが彼女にとって人生で一番の冒険だったんじゃないかな」と役どころを絡めてコメント。

最後にみどころを伺うと、「はなは人生のステップを上るにつれて時代の波に翻弄されていきます。同時にふじたちを取り巻く環境もどんどん変わっていくので、その様子はもちろんのこと、『赤毛のアン』ともどんな風にオーバーラップしていくのか、ぜひ楽しんでご覧いただければうれしいです」と、劇中のふじさながらに優しく微笑んだ。

ドラマ 家族模様『マッチポイント!~女が勝負をかける時』

ドラマ 家族模様『マッチポイント!~女が勝負をかける時』

この作品は、ひと言でいうと「大人のための“スポ根”」がベース。家電メーカーのとある工場の弱小バレーボールチームが、廃部寸前まで追い込まれたことをきっかけに一致団結。仲間同士で力をあわせて困難を乗り越え、どん底からはいあがっていく様子を描いている。室井さんは劇中、バレーボールチームのキャプテン・大場道子を熱演。偶然にも本作のクランクイン前に映画の撮影でバレーボールを経験済みだったそうで「バレーボールは突き指したりするでしょ?だから、またかぁイヤだなぁ…なんて言ってたんですが、実際やってみるともう楽しくて!“死ぬまでバレーやっててもいいわ”って思ってしまったんですよ(笑)。撮影でいろいろなチームと対戦しても負けたくない気持ちになるので、撮影というより試合をやっている気分でした」とバレーボールの楽しさに魅了されたよう。また、元プロバレーボール選手の大林素子さんも出演しており、現場ではいろいろな技を教わったとのこと。それが嵩じてか、「今でも大林さんとすれ違ったりすると、“キャプテン!”なんて呼んでくれるんですよ。それがすごくうれしくて(笑)。またみんなでバレーボールやりたいですね!」と照れ笑いを浮かべながら語ってくれた。

連続テレビ小説『ええにょぼ』

連続テレビ小説『ええにょぼ』

『ええにょぼ』の舞台は京都・舞鶴。新人の女医・悠希(戸田菜穂)が困難を乗り越えて成長していく姿を描いた物語で、室井さんは語りを担当した。当時を振り返ってもらうと「声の仕事が大好きで、お話をいただいたときにものすごく嬉しかったんです。でも、語りって大女優さんや大御所の方がやられることが多いでしょう?だから正直“なんで私にナレーションが来たんだろう”って驚きました(笑)」と率直な感想がぽろり。劇中には京都の丹後半島にある伊根町の舟屋が登場しているが、室井さんは大の釣り好き、さらに小型船舶の一級免許を持っていたこともあり「こういうところに住みたいとすごく憧れていました。家の中に船を止めるスペースがあるなんて、すごいですよね」と視覚的にも楽しみながらナレーションをしていた様子。

また、大阪局制作だったため、収録のペースにあわせて度々大阪へナレーション録りに向かっていた室井さん。そんな室井さんにとって本作には生涯忘れられない思い出があった。「私事ですが、ちょうどこの『ええにょぼ』を録っている期間中に母が亡くなりました。亡くなった当日もナレーション録りの予定が入っていたので、日帰りで大阪へ行ったんですね。そうしたら、そのときの収録内容がちょうどお父さん役の俳優さんが亡くなるシーンで…。私、そのとき、もう苦しくてね。“これって何なんだろう。何のめぐり合わせなんだろう”と思って。だから、その日のことは昨日のように覚えているんです」。

連続テレビ小説『ウェルかめ』

連続テレビ小説『ウェルかめ』

「私、西のほうの“朝ドラ”にご縁があるようで結構出演させていただいているんです。割と明るいイメージがあるのかな?」と室井さんが語ったように2009年秋から放送された『ウェルかめ』も大阪局の制作で、徳島県を舞台とした作品。本作での室井さんは、徳島市にある出版社「ゾメキトキメキ出版」の社長兼編集長・吉野鷺知を演じ、主人公・浜本波美(倉科カナ)を叱咤激励しつつも温かく見守り続けるといった役どころだった。

撮影当時のことを伺うと「編集部みんながすごく仲良しで、撮影が終わるとよくお酒を飲みにいっていましたね。会話もはずむし、西の人ならではの空気感を飲み屋で培いました(笑)」と思わず笑顔に。そして劇中で鷺知はイタリア人のロベルトと国際結婚をしていたが、ロベルト役のレオナルド・ベヌッチとは「自宅に招待してもらったことがあったんです。奥さんが日本人で女の子のお子さんがいてね、とてもおいしい本場のイタリアンをごちそうになりました」と意外な交流があったことも明かした。

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