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松下由樹 松下由樹

松下由樹女優まつしたゆき

1968年生まれ、愛知県出身。83年、映画『アイコ十六歳』でデビュー。89年、ドラマ『オイシーのが好き!』で初主演。翌年、『想い出にかわるまで』で姉の婚約者を奪う役を演じ注目を集める。主な出演作は、ドラマ『29歳のクリスマス』『ナースのお仕事』『週末婚』『大奥 第一章』『G線上のあなたと私』他、映画やバラエティーでも幅広く活躍。NHKでは、『海照らし』『トクサツガガガ』、プレミアムドラマ『すぐ死ぬんだから』他に出演している。

シリーズドラマ10 海照らし(1989)

玖美子役

シリーズドラマ10 海照らし

インタビュー

 私が演じたのは、対馬出身の玖美子という女性です。彼女が料理屋で働いていたある日、行方不明の父にそっくりな宮前佐智彦(名高達郎)と出会います。タイのかぶと煮に入っていた金の釣り針が縁でした。この作品は対馬を竜宮になぞらえ、「海幸彦・山幸彦」や「浦島」の伝承をからめて男女の愛が描かれています。実際に対馬でロケを行いましたが、島には神秘的な雰囲気があり、この物語とすごくマッチをしていました。都内を離れここに降り立つとまさに異空間へ迷い込んだ感覚になったのを覚えています。

玖美子は佐智彦(名高達郎)を連れて故郷・対馬へ
多岐川裕美さん演じる母・須奈

 また、男女の描き方も独特で、佐智彦さんと玖美子の母・須奈(多岐川裕美)さんがスイカを食べるシーンは、島の雰囲気と相まってとてもセクシーに映りました。作品のもつ神々しさと、現実の生々しさのコントラストがとても印象に残っています。多岐川さんは、いつも妖艶な雰囲気が漂っていましたし、名高さんは男っぽさもありながらさわやかさも感じられ、お二人ともただただ素敵でした。

 当時、お芝居の世界をそんなに経験していないなかで、このような作品に参加させていただき、すごく刺激を受けました。私にとって、今でも忘れられない作品です。

土曜ドラマ 上海タイフーン(2008)

三井香役

土曜ドラマ 上海タイフーン

インタビュー

 アパレル会社でバリバリのキャリアウーマンだった主人公の野村美鈴(木村多江)が、失業と失恋が重なり、再起をかけて上海で起業を目指す物語です。

 私が演じた三井香は、上海で起業したフラワーショップのオーナーという役どころ。最初は美鈴の起業に反対していましたが、彼女の奮闘ぶりを見て、服飾ブランドの立ちあげに協力していきます。演じるにあたり中国語を勉強したのですが、とにかく難しくて…。レッスンを受けていると「調子いいな」と思う日もあれば、全くわからなくなることもあって、その日の出来が気持ちを左右するほどでした。お芝居で心がけていることは“うまくやろうとしないこと”。けれども、「香は上海に5年も住んでいるのだから、片言というわけにはいかない」とどうしてもうまくやろうとしちゃうんですよ(笑)。なかなか上手にできませんでしたね。

アパレルブランドを立ち上げた美鈴(木村多江)をサポートする香と遠野麻里(MEGUMI)

 ロケは実際に上海で行われ、空いた時間には常に町に出て、人の動きを見たり、買い物をしていました。現地での生活になじみながら撮影にのぞむことができ、作品の世界観により入り込める貴重な体験でした。また、撮影当時は北京オリンピック前で、急激に都市部が発展している時期でした。新しい建造物もあれば反対側には取り壊し前のおもむきある市場が残っていて、この時期しか撮れない上海の様子が映像に収められていますよ。

美鈴のブランドCherryDragonは上海コレクションに初挑戦

 私は、日本と上海を行ったり来たりしていましたが、主演の多江ちゃんは現地で一ヶ月も生活をしなければならず、すごく大変だったと思います。セリフ量も多いですし、上海の夏は過酷さもありました。そんななか、奮起して前向きに撮影にのぞまれていた多江ちゃんの姿はステキに画面に映っています。

ドラマ10 デザイナーベイビー
~速水刑事、産休前の難事件~(2015)

与那国令子役

ドラマ10 デザイナーベイビー~速水刑事、産休前の難事件~

インタビュー

 私が演じたのは、エリート警察官・与那国令子です。事件の指揮をとる管理官という役は、私にとって初めてでした。刑事役はこれまでもやらせていただきましたが、立ち位置が違うだけでこんなにも緊張感が生まれるものなのかと驚きましたね。

悠里(黒木メイサ)と事件を追う令子

 この作品は、妊娠8ヶ月の刑事、速水悠里(黒木メイサ)が、大学附属病院で起きた赤ん坊誘拐事件を追っていくことで、生殖医療のさまざまな問題が浮き彫りになっていきます。誘拐された赤ん坊が、実は遺伝子操作をされていたことがわかり、「わが子の遺伝子を、望むままに操作すること」に対して、みなさんさまざまな意見を抱かれると思います。私自身、自問自答を繰り返しましたが、簡単には答えの出ない難問でした。国によっても捉え方は違いますし、人それぞれに考えがあるので、答えが一つになることはなかなか難しいと思います。ドラマの中でも、登場人物一人一人が、事情を抱えていて。単純に良い悪いでは区別できない思いに深く考えさせられながら、誘拐事件の謎もサスペンスドラマとしてハラハラ見ることができる作品でした。

 主演をされた黒木さんは、スタイリッシュで、アクティブな印象を持っていましたが、妊婦という役柄は、とても新鮮に映りました。また、出産を経験されていますから、お芝居を超えた安定感がありましたね。

ドラマ10 トクサツガガガ(2019)

仲村 志役

ドラマ10 トクサツガガガ

インタビュー

 この作品では、本当に嫌われましたね(笑)。私が演じたのは、小芝風花さん演じる主人公・仲村 叶(かの)の母親、志(ふみ)でした。娘の叶は、特撮ヒーローが大好きな「隠れオタク」。人生の指針すらも捧げるほど特撮をこよなく愛していましたが、母親は、それを徹底的に嫌う役どころでした。叶が3歳のときに離婚し、シングルマザーとしての苦労もあるからか、娘をごくごく普通の女の子に育てたかったんだと思います。

娘・叶の大切なフィギュアを壊してしまい……

 そんな心配する母親の気持ちもわからなくはないけれど、叶が大切にしていたフィギュアを娘の目の前で壊すシーンは特撮で言うところの“悪役”になった瞬間でした。また、この事件をきっかけに叶がこれまで押し殺していた感情を吐き出す大事な場面でもあったので、中途半端な気持ちではなく、思いっきり演じました。特撮好きの方からすると、なんともひどい親ですね(笑)。

 私も、叶と同じように、子どものころに好きだった少女漫画を大人になってから全部そろえていた時期があります。好きなものに触れている時間は、本当に楽しいですよね(笑)。

プレミアムドラマ すぐ死ぬんだから(2020)

黒井苺役

プレミアムドラマ すぐ死ぬんだから

インタビュー

 三田佳子さん演じる主人公の忍(おし)ハナは、見た目にこだわる78歳の女性です。優しい夫、そして子どもや孫に囲まれ、それなりに幸せな老後を過ごしていた矢先、長年連れ添った夫が急逝。さらに、遺言書から隠し子の存在が発覚する、波乱万丈な物語です。

苺と母・ハナ(三田佳子)

 私が演じたのは、ハナさんの娘・黒井苺役。三田さんとは、20代の頃にお仕事をご一緒して以来、30年ぶりの共演でした。ハナさんと苺は、言いたいことをポンポン言い合う間柄。お芝居をしていると「母と娘の会話ってこうだよな」と思うような、リアルな距離感の親子を三田さんとやらせていただき、本当に光栄でした。

 苺は「ブラックベリーの人生迷子」という人生相談ブログを書いていて、寄せられたお悩みに、いつも辛辣な意見を返します。その毒舌っぷりはまさに“ブラック”!楽しく演じさせていただきました。

毒舌で人気のブログを運営する

 原作の内館牧子さんの作品には、これまでも多く出演させていただいています。『想い出にかわるまで』は今でも「見ていました」と声をかけられるほど、インパクトのあるドラマでした。今回も、一度見ると話題にせずにはいられない物語です。撮影中、共演者のみなさんと「とんでもないよね、お父さん」とか、「あんなこと言うかな〜」と、感想を言い合っていました。ドラマについて自然と会話が生まれるのは、内館さんの作品ならではだと思いますね。

倒れた父を病院に見舞う苺たち家族

 隠し子の一件は、家族全員にけっこうな衝撃を与えます。それでも、悲劇にならないのは、劇中でのユーモアあふれる会話劇があるからだと思うんです。忍家の会話を楽しみながら、ハナさんをはじめ家族それぞれの動向を、最後まで見守っていただけたらうれしいですね。

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