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栗原小巻 栗原小巻

栗原小巻俳優くりはらこまき

東京都出身。1968年の舞台「三人姉妹」イリーナ役で注目を浴び、舞台を中心に映画、ドラマでも活躍。主な出演作品に舞台「アンナ・カレーニナ」「マイ・フェア・レディ」「メアリー・スチュアート」、映画『忍ぶ川』『八甲田山』『男はつらいよ』シリーズなど。NHKでは大河ドラマ『三姉妹』『樅ノ木は残った』『新・平家物語』『黄金の日日』、『火の路』『風雨強かるべし』などに出演。

大河ドラマ 三姉妹(1967)

雪役

大河ドラマ 三姉妹

インタビュー

 幕臣旗本の美しい三姉妹・むら(岡田茉莉子)、るい(藤村志保)、雪(栗原小巻)と、純粋で反骨精神旺盛な浪人・青江金五郎(山崎努)を軸に、激動の明治維新を描いた群像劇。明るくあどけなさを持つ三女の雪は、結婚前に金五郎と叶わぬ恋仲だったという過去を持つ役。当時、俳優座の有望新人で本作に抜てきされた栗原の熱狂的なファンは「コマキスト」と呼ばれた。

—————時代劇初出演だったとのこと。ご出演にあたりどのような思いを抱かれていましたか。

 硲光臣プロデューサーが、『三姉妹』の前年に出演した他局のドラマをご覧になり、決めてくださったとおっしゃっていました。とってもうれしかったですが、初めての時代劇の緊張感と、こんな大役をさせていただくという、責任感がございました。

三姉妹、末の妹の雪

 収録を前に原作の大佛次郎先生にお目にかかって、岡田茉莉子さんや藤村志保さんとお話をうかがわせていただきました。すてきなお姉様方と山崎努さん、夫役の山口崇さんや舅(しゅうと)役の志村喬さん、そして滝沢修先生、大勢のすばらしい方々とご一緒できて光栄でした。

姉(岡田茉莉子)たちと激動の時代を生き抜く

————— 俳優というお仕事を続けるにあたり、大きなきっかけとなった作品でしょうか。

 当時、大河ドラマは、テレビの中心を越えて、社会の中心といった位置にあり、収録日は、大勢の取材の方をまえにして、華やかに始まりました。
 一月元旦第一回が放送されて、世界が変わりました。女優を一生の仕事にという確信を持つことができました。いまこうして、俳優の人生を歩むことができますのも、この作品、あの瞬間があったからこそと思っています。

大河ドラマ 樅ノ木は残った(1969)

たよ役

大河ドラマ 樅ノ木は残った

江戸前期、仙台藩で起きた伊達(だて)騒動を、独自の新解釈でつづった山本周五郎の同名小説をドラマ化。命を懸けてこのお家騒動から、伊達62万石の安泰を図った仙台藩家老・原田甲斐(かい)の生涯を描く。演出は吉田直哉ほか、脚本は茂木草介。主演は平幹二朗、相手役の吉永小百合と栗原小巻が対照的な2人の女性像を演じ、男性ファンの人気を二分した。

原作:山本周五郎 脚本:茂木草介 音楽:依田光正 語り:和田篤

大河ドラマ 新・平家物語(1972)

北条政子役

大河ドラマ 新・平家物語

インタビュー

 吉川英治の同名小説を原作に平岩弓枝が脚本を担当。平家一門の栄枯盛衰を平清盛(仲代達也)の生い立ちから描いた名作。主要な役だけでも30人を超えた大河らしいオールスターキャストで、栗原は源頼朝(高橋幸治)の妻・政子を演じた。

————— 『樅ノ木は残った』『新・平家物語』と、大河ドラマに立て続けにご出演されています。長丁場の撮影で大変だったのではありませんか。

 『樅ノ木は残った』では、平幹二朗さん演じる原田甲斐(主人公)の初恋の人で、情熱的なたよという役をいただきました。宮城県船岡でのロケや、雨に打たれながら心を通わす場面、強く印象に残っています。
 『新・平家物語』は、劇団俳優座で平さんの1期先輩、仲代達也さんが平清盛を演じられました。大河ドラマでお二人の先輩と共演でき、光栄でした。

源頼朝の妻・北条政子

————— 作品中の印象的なシーンを教えてください。

 私は北条政子の役。源頼朝の高橋幸治さん。頼朝が政子を抱えるように馬に乗せ、疾走する場面をスタジオで撮影しました。二重※を組み木々を置いた細い道、高橋幸治さんの乗馬の技術、手綱さばき、自信にあふれた勇気に感動しました。
 俳優は、一生が勉強、私にとっての自信は、バレエが、基礎になっていると感じていました。
※一段高く組まれた舞台セットなどの土台

平家追討をもくろむ頼朝を支える

シリーズ人間模様 火の路(1976)

高須通子役

シリーズ人間模様 火の路

インタビュー

 松本清張原作のミステリードラマ。石造遺跡調査で奈良を訪れた日本古代史の研究者・通子(栗原小巻)が、殺傷事件に巻き込まれた海津信六(芦田伸介)を助けたことから、ユニークな発想で自らの仮説を検証していく過程を描いた。

————— 『火の路』はもう一度見たかった作品とのことですが、それはどうしてですか。

 松本清張先生が収録に立ち会ってくださり、作品への思いを強く感じました。演出の清水満さんの、深く丁寧なドラマ作りに感服しています。

古代史の専門家、高須通子

 学術学問の常識を超えた、古代史への新しい発想。とにかく役づくりの段階から、原作、台本共に台詞(せりふ)が論文のようで、心の言葉にするのに、時間がかかりましたが、ワクワクもしました。大先輩・小沢栄太郎先生に「よくこんなセリフが言えるね」って感心されたのを覚えています。この作品の後、考古学が好きになり、旅公演の時、遺跡などによく行きました。
 意欲的に取り組んだ作品でしたので、もう一度見たいという気持ちとともに、アーカイブスでぜひ見ていただきたいという思いを強く持っていました。

古代遺跡の謎を探るうちに、現実の事件に巻き込まれていく

大河ドラマ 黄金の日日(1978)

美緒役

大河ドラマ 黄金の日日

インタビュー

 戦国時代、商人の町・堺を舞台に船乗りを目指す呂宋(るそん)助左衛門(市川染五郎/現・松本白鸚〈はくおう〉)が、信長(高橋幸治)や秀吉(緒方拳)ら権力者と渡り合い、貿易で巨万の富を築いていく姿を描いた作品。栗原が演じた美緒は架空の人物で、京の公卿の家に生まれながら戦火に追われて堺に逃れ、今井宗久(丹波哲郎)の養女となった女性。助左衛門とひかれ合い恋人となる。

公家の娘で今井宗久の養女・美緒

—————豪華なご出演者がそろわれた作品でした。

 呂宋助左衛門を演じられた松本白鸚さんは、歌舞伎はもちろん、ミュージカルでも大変実績がおありの方。とってもイキイキとしていて、品格あふれる演技でした。
 以前、マイフェアレディのイライザ役をやったときにお世話になった演劇プロデューサーの方が『黄金の日日』をご覧になって、染五郎さんは「板の上だけでなく、映像でもすばらしい」と、本当に称賛してらしたのを思い出します。

助左衛門と終生相慕いつつも結ばれることはなかった

 また、俳優座の養成所で同期だった林隆三さんとの共演も印象に残っています。養成所時代、仲間たちとの切磋琢磨、青春のすばらしい思い出です。『黄金の日日』では幼なじみという感覚で、演じる時、お互いに呼吸がわかる気がしました。

宗久の息子・兼久(林隆三)とは意に添わない夫婦となる

—————大河ドラマ初の海外ロケが行われた作品でもありますが、撮影の様子は覚えていらっしゃいますか。

 フィリピンの海岸にある教会でのロケはとっても新鮮で、今でも風や熱気を覚えているような気がします。本当に楽しく、やはり広がりというのでしょうか、大河ドラマの大きさ、規模のようなものも感じました。現地のスターもご出演くださいました。どのシーンも懐かしく、印象深いです。

美緒と助左衛門はフィリピン・ルソンの海岸で再会する

1914 幻の東京
~よみがえるモダン都市~(2014)

出演

1914 幻の東京~よみがえるモダン都市~

6年後のオリンピック開催が決まり、これからもダイナミックに変容していく東京。番組は現代の東京の“ルーツ”ともいえる100年前の街の風景と人々の暮らしを、ドラマと4Kの高精細VFXを駆使して再現・再発見し、日本の来し方・行く末に思いをはせる。100年前と現代を行き来するサラリーマン夫婦を演じるのは新進俳優・淵上泰史と長澤奈央。主題歌「カチューシャの唄」を歌うのは、実力派の女性ボーカリスト、UA。

音楽:UA

大河ドラマ おんな城主 直虎(2017)

於大の方(おだいのかた)役

大河ドラマ おんな城主 直虎

インタビュー

 戦国時代に男の名で家督を継いだ“おんな城主”井伊直虎(柴咲コウ)を主人公に、勇ましい名で戦乱を生き抜き、運命を切り拓いたその生涯を描いた作品。栗原が演じたのは徳川家康(阿部サダヲ)の生母・於大の方。『黄金の日日』以来の大河出演で、戦国を生きる女性の覚悟を丁ねいに演じ、多くの反響を呼んだ。

家康の生母・於大の方

—————久しぶりの大河ドラマご出演作となりました。役のオファーがあったときはどんなお気持ちでしたか。

 実は以前に、若き日の於大を演じたことがありましたので、岡本幸江プロデューサーにお話をいただいたときに、とっても懐かしい気持ちでいっぱいでした。『おんな城主 直虎』で於大を演じるにあたっては、演出の渡辺一貴さんをはじめとするスタッフのみなさま。それから柴咲コウさんたち出演者の方々が築き上げてきた情熱みたいなものを大切にしながら、私自身が歴史のなかに生きた戦国の女性の心をお伝えできればと思って演じさせていただきました。

於大の方の前では皆がひれ伏す存在

—————初めて大河ドラマにご出演された『三姉妹』から時間が経ち、作品への関わり方にどのような変化がありましたか

 『三姉妹』では出演者のなかで一番の若手でした。『黄金の日日』の時は、社会の中心にいるような存在。そして『おんな城主 直虎』は、作品を支える立場として演じられればと思い、参加いたしました。
 撮影には途中から参加いたしましたが、みなさま、とても温かく迎えてくださいました。以前の大河ドラマでご一緒したスタッフの方が訪ねてくださったりもして、とてもリラックスして、楽しく撮影させていただきました。

お家のために家康(阿部サダヲ)の長男・信康を斬れとせまる
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敬称略

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