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原田知世 原田知世

原田知世女優はらだともよ

1967年生まれ、長崎県出身。83年に映画『時をかける少女』で主演デビュー。歌手としても、デビュー当時からコンスタントにアルバムを発表。主な出演作は、映画『サヨナラCOLOR』『紙屋悦子の青春』『しあわせのパン』、ドラマ『三つの月』『海に降る』など。NHKでは、大河ドラマ『琉球の風』、連続テレビ小説『おひさま』、ドラマ10『紙の月』ほかに出演。2018年度前期 連続テレビ小説『半分、青い。』で、ヒロインの幼馴染、萩尾律の母・和子を演じる。

連続テレビ小説 おひさま(2011)

須藤紘子役

連続テレビ小説 おひさま

インタビュー

 主人公・陽子(井上真央)の母、須藤紘子役を演じました。病弱な役どころで1週目で亡くなってしまいましたが、お母さんが残した言葉がヒロインを含め3人の子供たちへの贈り物となり、その後の生き方にも影響していく重要な役どころでした。初のお母さん役だったので、お話をいただいたときは頑張らなくてはと気負いもありました。けれども、きっと素晴らしいものになる予感がしていたので、喜びの方が当時強かったですね。

心臓に持病を抱えた紘子のため、一家は安曇野に引っ越してくる

 夫役の寺脇康文さんはとても素敵な方です。すごく優しくて明るくて、撮影の合間も本当の家族のようにみんなで集まっておしゃべりをしていました。短い時間ではありましたが、撮影中楽しくゆったりとした気持ちでいられたのは、寺脇さんのお人柄があったからです。

家族の幸せを一番に考える優しい夫・良一(寺脇康文)

 亡くなった後も回想シーンや夢のシーンで再び出演しますが、ほとんど写真での登場(笑)。私自身は、子供たちがどんな大人に成長していくのか視聴者側として楽しみに見守っていました。井上真央さん演じる陽子も私の想像以上に立派に成長していました。真央さんは実際にお会いしても礼儀正しく、芝居に真摯に取り組む彼女の姿に周りのみんなが応援したくなる、そんな素敵なヒロインでした。関わった作品であること以上にお話の続きがこんなに気になったのは、彼女の魅力なのだと思います。

陽子(井上真央)は母・紘子の夢を受け継ぎ教師を志す

ドラマ10 紙の月(2014)

梅澤梨花役

ドラマ10 紙の月

インタビュー

 私が演じた梅澤梨花は、夫と2人暮らしの平凡な主婦。一回り以上年下の青年、平林光太(満島真之介)と出会い、パートをしていた銀行のお金を横領したあげく海外に逃亡します。

梨花が出会った映画監督志望の光太(満島真之介)は多額の借金を抱えていて…

 撮影の間は梨花のことを四六時中考えていました。職場のお金をどんどん使い込み、生きる意味となりつつあった光太からは距離を置かれ、彼女が追い詰められていくにつれて、私自身も息苦しくなるような感覚を覚えました。日常生活にも影響が出るほど、役にのめり込んでいたのだと思います。とても演じがいがあり、自分の代表作となりました。

 ある程度お金もあってなに不自由なく生活ができる夫との関係や不妊の悩みはありますが、はたから見れば幸せそうに見えます。けれども、自分の存在の意味を考えると空虚な気持ちを抱えてしまい、彼女のように大きな罪は犯さないまでも、彼女の行動に共感する女性は結構いたんじゃないかな。

 この動画のセリフ「ここってどこ」はグサっと胸に刺さりますね。苦しく切ない物語でした。

特集ドラマ 途中下車(2014)

灰島紗江役

特集ドラマ 途中下車

インタビュー

 物語の主人公は、突然「パニック症」を発症し、以降、電車に乗れなくなった灰島立(北村一輝)。私が演じたのは、そんな夫を支える妻・紗江役でした。勝手に会社をやめた彼の言い訳に呆れつつも「私がなんとかしなければ」と支える、頑張り屋さんで強い芯を持った女性。立は彼女のおかげで、どれだけ仕事に打ちこむことができていたかを病気をきっかけに気づきます。そして、生活のスピードを緩めたことによって子供の成長を見守ることの重要性もわかってくるのです。

雑誌編集者の立(北村一輝)はパニック症のことを家族にも打ち明けられず悩む

 病気の大変さはもちろんですが、この作品は、見た後に家族との距離感だったり家族のあり方を考えさせられます。私自身、何かを乗り越える時には夫婦のどちらか一方が頑張るのではなくみんなで支え合うことの大切さを教えられたように思います。

 北村さんご自身もお子さんがいらっしゃるので、子供と向き合うシーンでは演じるということを超え、愛情が溢れていました。北村さんは個性的な役を演じられる印象ですが、この作品では、人間味あふれるお父さん役でとても新鮮でした。

ドラマ10 運命に、似た恋(2016)

桜井香澄役

ドラマ10 運命に、似た恋

インタビュー

 恋愛ドラマの名手・北川悦吏子さんが脚本を担当された作品で、現実には釣り合わないような2人のラブストーリーが描かれ、話題となりました。私が演じたのはクリーニング店で働きながら高校生の息子を育てるシングルマザー・桜井香澄。そして相手役の若手デザイナー・小沢勇凜を演じたのは斎藤工さんでした。

配達先でデザイナーの勇凜(斎藤工)と出会った香澄

 友人からも「次どうなるの」「早く来週になってほしい」と毎回感想が届きました。恋愛ものですが触れ合う場面は少なく、さらりとしているのにドキドキしてしまう。演じている私もそうですが、見ている人たちを引きつけるその描き方が、この作品の脚本家・北川悦吏子さんのすばらしさですよね。

 北川さんは人間像を一面ではなく、いろんな角度から研究してその人の背景を想像できるように構築されるので、みんなそれぞれが魅力的に映るように描かれているんです。特に、山口紗弥加さん演じる、恋敵の白井真帆役は、存在が強烈で私も好きなキャラクターです。ドラマが進むにつれ、次はどんなお芝居されるんだろうとすごく楽しみで、最後は真帆さんに感情移入して切なくなってしまうほどでした。

勇凜から別れを告げられた真帆(山口紗弥加)は復しゅうを企てる

 斎藤工さんもとても魅力的な方でしたし、現場のスタッフの方々も情熱を持って丁寧に作ってくださいました。見る方にとっても最後まで目の離せないとても美しいお話でしたので、40代の中の代表作の一つになりました。

連続テレビ小説 半分、青い。(2018)

萩尾和子(わこ)役

連続テレビ小説 半分、青い。

インタビュー

 ヒロインの母・楡野晴さん(松雪泰子)が難産だったのに対して、私が演じる萩尾和子(わこ)は超安産で晴さんと対比するように登場します。陣痛が激しくなるギリギリまで小説を読んで過ごす、おっとりとした性格。しかし、読んでいるのはミステリーで、看護婦さんに「死体が話すの!」と小説についてうれしそうに話す場面もあり、少し変わった所もあります。

出産直前までミステリー小説に熱中するほどおっとり、優雅な和子

 北川悦吏子さん脚本の作品に出演するのはこれで3作目ですが、短いシーンなのに一瞬で、キャラクターの特徴をきちっと出す。こういう描き方は、まさに北川ワールドですね。「マイペースで地上から数センチ浮いているような人」と北川さんご本人からも和子さん像を教えていただきました。感性が人とはちょっと違う独自の流れがあるので、演じるうえではそこから外れないように、すごく集中しています。難しいですが魅力的な役ですね。

 現場の雰囲気はとても良く、みんな仲が良いんです。ふくろう商店街の男性陣は世代も近いのでいろんなお話をされていて、商店街の人たちで鈴愛ちゃんの就職祝いをするシーンでは、皆さんアドリブで仲の良さが自然と出ていましたね。何か祝い事があると近所の人たちが集まっていた時代のあたたかさを思い出します。懐かしいですよね。すてきな役者さんたちそれぞれのあたたかさも加わって、とてもいいシーンになりました。

和子は夫の弥一(谷原章介)と写真館を営む
ふくろう商店街の二大美人おかみ・和子と楡野食堂の晴(松雪泰子)

 息子の律役、佐藤健さんは若いのにとても落ち着いていらっしゃます。何も喋らなくても目を見ていれば感情が伝わってくるすばらしい役者さんです。律はクールな部分もあるんだけどすごく優しく繊細なものを持っていて、健さんにぴったり。物語とともに今後の成長を見守るのがとても楽しみです。

一人息子の律(佐藤健)
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