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原日出子 原日出子

原日出子女優はらひでこ

1959年生まれ。東京都出身。劇団四季の研究生としてデビューし、1979年「夕焼けのマイ・ウェイ」で映画初主演。1981年には、NHKの連続テレビ小説『本日も晴天なり』のヒロインに抜擢され、脚光を浴びる。その後も大河ドラマ『徳川家康』など話題作に次々出演。1998年、連続テレビ小説『天うらら』ではヒロインの母、川嶋朝子を演じ再び朝の顔に。19年は、『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』や『盤上のアルファ~約束の将棋~』などで活躍中。映画『鈴木家の嘘』で第33回高崎映画祭優秀主演女優賞を受賞。

大河ドラマ 徳川家康(1983)

亀姫役

大河ドラマ 徳川家康

インタビュー

 なんて懐かしいんでしょう。私が初めて大河ドラマに出演したのが『徳川家康』です。家康を滝田栄さん、織田信長を役所広司さん、豊臣秀吉を武田鉄矢さんが演じ、とても人気となった作品でした。この2年ほど前に、連続テレビ小説『本日も晴天なり』で主役を演じた私は、当時“朝ドラ”ヒロインの宿命ともいえる目まぐるしい日々を送っていたんです。でも、大河ドラマへ出演することは私にとって憧れでしたので、お声がけいただけて本当にうれしかったです。また、『本日も晴天なり』でお世話になった小山内美江子先生が『徳川家康』の脚本も手がけられていたので、そうしたご縁もあっての出演だったと思います。

亀姫は夫の奥平九八郎(渡辺篤史)とともに長篠城に籠城、武田軍の攻撃をしのぐ

 私が演じたのは家康の正室、築山殿の長女、亀姫役です。それほど登場シーンが多いわけではありませんが、戦国の姫を演じるのはこのときが初めて。着物での所作、裾さばきなど一から十まですべて教えていただき、とても勉強になる現場でした。実は母親・築山殿を演じた池上季実子さんはキャリアこそ大先輩ですが、ほぼ同世代なんです。そうそうたる顔ぶれがそろう大河ドラマの中に“季実子ちゃん”がいてくれたのは心強かったのを覚えています。私も若くて、お化粧した顔を局に備え付けの固形石ケンでゴシゴシと洗っていたら、季実子ちゃんが見て「日出子ちゃん、お肌がツルツルだと思っていたのに、それで洗っていたの⁉」と、驚かれたこともありました(笑)。そんな何気ない会話のやり取りすら、今となっては青春の日々の宝物のように感じます。

築山殿(池上季実子)

連続テレビ小説 天うらら(1998)

川嶋朝子役

連続テレビ小説 天うらら

インタビュー

 連続テレビ小説でデビューして以来17年ぶり。再び“朝ドラ”の現場に帰ってこられたのがこの作品です。私が演じたのは、須藤理彩さん演じる主人公・川嶋うららの母、朝子役。仕事も介護もしながら懸命に生きる朝子の役は、当時3人の子どもがいて一番下の息子が1歳というワーキングマザーだった私にとって、等身大に近いものとも言えました。撮影中は子どもを連れてスタジオに行くことも多かった私を、理彩さんをはじめ出演者の方々、スタッフの皆さんが温かく迎えてくださって。母親業と俳優業の両立は大変でしたが、現場にもうひとつ“家族”ができたような、強い絆で支えていただいたのを覚えています。この頃は朝子の母、ハツコ役の池内淳子さんや父、光次郎役の加藤武さんもお元気でしたが、もうお会いできないなんて本当に寂しいですね……。

朝子の父、光次郎(加藤武)は東京・木場の工務店「大滝組」の棟梁(とうりょう)
実の親子ながらハツコ(池内淳子)と朝子は犬猿の仲
良治(小林薫)と朝子は結婚して「大滝組」を継ぐはずだったが…

 理彩さんとは実は今も仲良しなんです。この番組以来20年以上のお付き合いなので、まるで私のもう一人の娘のよう。主人公を演じる中で一番苦労も多かったはずですが、弱音も吐かず、いつも笑顔で少年のようにはつらつとしていました。大工を目指す一本気なうらら役を見事に自分のものにして懸命に演じる理彩さんの姿を見るうちに、ふと私も“朝ドラ”の現場でたくさん育てていただいたことが、その後の俳優人生の中で大きな糧となっていたことに改めて気づかされました。1年近い時間をかけて役柄の人生を演じきる――それは、ものすごく大変だけれどかけがえのない時間です。そして、それが“朝ドラ”の主人公を演じるという、醍醐味なのかもしれません。

朝子の反対を押し切ってうらら(須藤理彩)は大工の道を歩み始める

土曜ドラマ 上海タイフーン(2008)

野村君江役

土曜ドラマ 上海タイフーン

インタビュー

 私が演じた野村君江は、木村多江さん演じる主人公、野村美鈴の母親です。美鈴はアパレル会社のバリバリのキャリアウーマンでしたが、失業と失恋が重なり失意のどん底に。そして、再起をかけて中国・上海へ渡り起業を目指す……という、壮大なスケールのドラマでした。もちろん上海ロケもあって、そのロケもなかなかハードなものがあったんです(笑)。

君江は娘の美鈴(木村多江)を訪ねて上海へ
上海で行方不明となっていた夫・雅彦(古谷一行)と再会する

 上海の温暖な気候は有名ですが、撮影中、現地は連日蒸し風呂のような暑さと湿気でジリジリと体力が奪われるようだったのを覚えています。また、この頃の中国経済の躍進ぶりは目を見張るものがあり、急激に発展する都市部と置き去りにされる田舎町とのコントラストや、富裕層と貧困層の大きな格差に、私自身がクラクラしてしまうほどでした。そして、それが中国の懐の深さであり、美鈴自身がほれ込んでしまうほどの魅力でもあったのでしょうね。多江さんは当時妊娠と出産を挟んで、女性として人生の大きな変化を経ながらこれだけの大きな役を演じ切って本当にすばらしかったと思います。私も役柄の君江と同じように、美鈴を演じる多江さんを陰ながら応援し、見守っていたつもりです。2人で本物の母娘のように、いろんなことを語り合った思い出も忘れられません。それにしても、私はいろんな俳優さんの母親役を演じられて幸せ者ですね。

上海で美鈴ブランドが立ち上がる
ファッションショー〝上海コレクション〟を見守る君江

土曜時代ドラマ
ぬけまいる~女三人伊勢参り~(2018)

お春役

土曜時代ドラマ ぬけまいる~女三人伊勢参り~

インタビュー

 私は第6回に出演したのですが、とても楽しい現場でした。私自身、こうしてカツラをつけての本格的な時代劇はかなり久しぶりで、江戸時代にタイムスリップしたかのような風情ある茨城の撮影所に通えたのもよい経験に。

 私が演じたのは、伊勢道中の桑名宿でお蝶(田中麗奈)、お以乃(ともさかりえ)、お志花(佐藤江梨子)の3人と偶然巡り合う裕福な大店の女将、お春役です。江戸の深川から夫・善蔵(北見敏之)と、幼なじみ夫婦の金太(六平直政)とお秋(柴田理恵)の4人で旅をしていたのですが、伊勢への旅路は病を得ていたお春のためでもあったんです。でも、“いの・しか・ちょう”の3人に出会えたことで、おしゃま連を懲らしめる大作戦に便乗して(笑)、元気をもらえた旅になりました。

お蝶(田中麗奈)、お志花(佐藤江梨子)、お以乃(ともさかりえ)
大店の店主・善蔵(北見敏之)は妻のお春の病を知り…
幼なじみのお秋(柴田理恵)と金太(六平直政)夫婦を誘って旅に出る

 六平さんと柴田さんも本当に昔からの仲良しなので、同窓会気分で、「次どうする?」「そんなに転がらなくてもいいわよ」なんてお互いにワイワイ言いながら演じて楽しかったなぁ。主人公を演じる田中さん、ともさかさん、佐藤さんも10代か20代のころに現場でお会いしていますが、キャリアを重ねられ、ますますすてきな女優さんになられていた姿にも感慨深いものがありました。人生の機微や、“いの・しか・ちょう”の痛快さを味わえる胸のすく時代劇だったと思います。今、時代劇自体が少なくなる中で、こういう作品は貴重ですね。幅広い世代が楽しめるいいドラマだったと思います。

巡礼の姿で旅先で悪さを繰り返す〝おしゃま連〟の娘たちをこらしめる!

よるドラ
ゾンビが来たから人生見つめ直した件(2019)

増田陽子役

よるドラ ゾンビが来たから人生見つめ直した件

インタビュー

 長年女優をしてきましたが、まさか人生“初”のゾンビ役を演じることになろうとは。でも、とても心に響く内容で、まさに“ゾンビが来たから”こそ、ありふれた日常や平凡でつまらないと思っていた人生が大切に思えてくる。その逆説的な描き方が見事だな、と感じました。ゾンビの襲来にハラハラしたり笑ったりしているうちに、ハッとするセリフがポンと投げかけられ見る人の心を離さない。櫻井智也さんが描く脚本の世界に、私もすっかり魅了されてしまいました。

家族思いの優しい母・陽子が…
ケンカを止めようとして噛まれ、ゾンビになってしまう!

 撮影も楽しかったですよ。私の演じた陽子は平凡な主婦でテレビショッピングが大好き。しかも最初にゾンビになってしまって、困ったお母さんなんです。でも、第4回ではゾンビになりながらも、「私から光男さんを好きな気持ちだけは消さないで」と叫ぶ場面もあり、夫の光男さんを心から愛しているんだなぁ、と感じました。光男役の岩松了さんは「こういう愛にあふれた役は初めてだ!」と、むしろ戸惑っていらっしゃいましたが(笑)いい夫婦なのだと思います。ただし、私がまともな顔と格好をしていたのは1日か2日ぐらいでしょうか。あとは白目のカラーコンタクトに四苦八苦して、どんどんひどくなるゾンビメイクに自分でも最終形はもう誰にも見せたくない、と思ったほどです。ところが、実は海外在住の友人たちが、国際放送でこのドラマをものすごく楽しみにしていると知り、友達に見られちゃうんだと腹をくくりました(笑)。思っていた以上に作品が幅広い世代の皆さんに愛されて、私もとてもうれしい限りです。

次第に人間の心を失ってゆく陽子は夫・光男にメールをしようとする
〝神様、私から、光男さんを好きな気持ちだけは消さないで〟
光男(岩松了)は…
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敬称略

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