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戸田恵子 戸田恵子

戸田恵子女優とだけいこ

1957年生まれ、愛知県出身。女優として活躍する一方、声優として、アニメや洋画の吹き替えも数多く手がける。主な出演作に、映画『ラヂオの時間』、ドラマ『遺留捜査』シリーズ、舞台『なにわバタフライ』『歌わせたい男たち』など。NHKでは、連続テレビ小説『純情きらり』『まれ』、大河ドラマ『新選組!』など。連続テレビ小説『なつぞら』では、戦前は「ムーランルージュ」、いまはクラブ「メランコリー」で歌う歌手・煙カスミ役を好演。

大河ドラマ 新選組!(2004)

お登勢役

大河ドラマ 新選組!

インタビュー

 初めての大河ドラマでしたが、三谷幸喜さんの作品に出演できるということが嬉しかったですね。さらにお登勢というのは個人的にも大好きなキャラクターだったので、その役を演じられるということに重ねての喜びがありました。

 私自身の出番はそれほど多くなかったのですが、現場はいつもとても良い空気でした。主人公の近藤勇を演じた香取慎吾さんをはじめ、お忙しい方が多くNHKでは珍しくリハーサル日というのがなかったんです。その分、現場で出会うみなさんの思いの強さもあったのでしょうね。さまざまなジャンルから集まった同世代の方たちが一気に仲良くなり、とても良いチームワークが出来上がっていました。

お登勢は京都の船宿・寺田屋の女主人
坂本龍馬(江口洋介)もお登勢を頼りにする

 この時のメンバーとは今でも毎年忘年会をやっているんですよ。香取くん、山本耕史くん、藤原竜也くん、堺雅人さんなど、みんな忙しいのに年末に集まり「元気だった?」って。出演者だけでなくスタッフのみなさんともそこで出会える。後々までそんなことが出来るのは、ひとえに作品がよかったからですよね。仲間としての絆があったということで、そんな出会いに感謝しています。

長州藩士をかくまう寺田屋に新選組がやってきた
中を改める、という土方(山本耕史)に…
お登勢は一歩も退かず追い返す!

連続テレビ小説 純情きらり(2006)

松井かね役

連続テレビ小説 純情きらり

インタビュー

 私の地元・愛知県が舞台、そのうえ大好きな八丁味噌の老舗味噌蔵の女将という役でしたから、とても印象に残っている作品です。ロケにも行かせていただきましたが、地元の方たちも喜んでくださいましたし、方言も私にとってはラッキーでした(笑)。方言というのは、自由に芝居をしたいと思っても守らなくてはいけないもの。それを超えて自分のものにするというのが難しくて、役者にとっては枷(かせ)になる問題なんです。でも、この時は地元ですから生き生きとできましたし、共演したみなさんの先生になれたことも楽しかったですね。

かねは八丁味噌の蔵元「山長」をとりしきる女将

 ヒロイン・桜子(宮﨑あおい)の叔母で同級生でもある磯役の室井滋さんとは、丁々発止で言い合うシーンも多かったので、室井さんから「ここは何て言えばいいの?」とか「もっとこうしたいんだけど」と聞いていただくことが多くて。「こんなふうに言い合うのはどうかな」と話し合うなど、ちょっとした工夫をすることもできました。

息子・達彦の婚約者である桜子(宮﨑あおい)を若女将として紹介する
磯(室井滋)が桜子を連れ戻しにくるが
“この程度のことで逃げ出すなんて、案外意気地がないわねえ…”

 私は、嫁の桜子に厳しくあたる姑の役だったので、一般の方から「あまり、あおいちゃんをいじめないでね」なんて声も聞きました。朝ドラというのはそういう影響力もある番組なんだと実感しました。後半は体を壊した私が桜子の看病を受け心を通わせていくようになるのですが、しだいに死に向かっていきます。そんな二人のシーンは1日で一気に撮影するため、泣くシーンと泣かないシーンが交互にあったんです。私もあおいちゃんもリハーサルから少しでも気持ちが入るとどうしても泣いてしまいます。だけど次のシーンは泣いていない……。それなのに二人とも顔が腫れてしまっていて困りました。あまりに泣き過ぎて、あおいちゃんも私も頭まで痛くなってしまったことも覚えています。

病の床についたかねを桜子は一心に看病する

 それにしても朝ドラというのは、かなりハードな撮影が続く現場です。あおいちゃんとは初めてだったのですが、一緒に仕事をしてとてもプロフェッショナルだと思わされたことが印象に残っています。彼女とはいまだにお付き合いがあるんですよ。

土曜ドラマ 55歳からのハローライフ(2014)

富裕凪子役

土曜ドラマ 55歳からのハローライフ

インタビュー

 このドラマで私が演じたのは定年を迎えた夫の老後計画にとまどう妻の役でした。こういう役をいただくことがなかったので、私の中では珍しい体験でしたし、すごく面白くて「よくぞ私を選んでくださった」って(笑)。ふだん本当にごくふつうの役を演じることが少ないので、リアルな表現の中に未体験のところを自分で開いていかないといけないという感じがあり、いい勉強をさせていただきました。

大企業を早期退職した富裕(リリー・フランキー)
キャンピングカーを買い、妻と旅をする夢を思い描いていたが…
妻の凪子には誰にも邪魔されたくない自分の時間があった

 私が目標として掲げたのは、夫役のリリー・フランキーさんの色合いに染まりたいと思ったことでした。何十年も夫婦として暮らしてきた空気というものがあるのなら、雰囲気はリリーさんとともにありたい。なるべく寄り添っていたいなって。

再就職もうまくゆかず、富裕は不安定になってゆく

 リリーさんとは初共演だったのですが、ここで一気に仲良しになりました(笑)。夫婦で露天風呂に入るシーンもあり、そんなシーンも私には初体験で楽しかったですね。リリーさんとは、よく一緒に飲みましたし、いろんなこと、いろんな場所を教えていただきました。その後、紹介していただいたところに一人で旅行に行ったりしたこともあります。この作品を通して、本当にいい出会いができました。

夢の“夫婦2人、温泉めぐりの旅”

幕末グルメ ブシメシ!(2017)
幕末グルメ ブシメシ2!(2018、19)

お千代の方役

幕末グルメ ブシメシ!

インタビュー

 時代劇は私にとっては数少ないチャンスなので、この作品もとても楽しみながら演じさせていただきました。私の役は高野藩主・松平茂照(草刈正雄)の奥方ということで草刈さんとの思わぬ共演が実現したことも嬉しかったですね。日光のロケにも参加したのですが、とても寒い日で「春じゃのう」とか「梅が咲いている」といった春を感じさせるセリフを言うたびに二人の口からは白い息が……(笑)。「本当に大丈夫?」と言いながら草刈さんと大笑いしたことを覚えています。

お千代の方は最近ふさぎがちで元気がなく…
藩主・茂照(草刈正雄)はお千代の方を元気づける料理作りを命じる

 この時は、足袋を履いていましたが、時代劇は階級によって足袋は履かせてもらえず素足で板の間に座るなど過酷なことも多いんです。逆に位が上がると着物は重くなりますし裾さばきもなかなか大変です。京都の撮影所では、慣れていない若い方が怒られていたりしますが、そこもひっくるめて時代劇なんですよね。着物や帯の結び方、かつらなど時代ごとに違いますし、所作も含めて役者が楽しめる要素がたくさんある。ちょっとした戦いや競り合いもありますが、セリフを言うだけではないプラスアルファが時代劇にはあって、そこに挑むのが私は大好きです。

伴四郎(瀬戸康史)が作ったのは…
旬のたけのこごはんにはまぐり汁をかけた料理
春の香りの汁かけごはんがお千代の方を笑顔に…

 『ブシメシ』は第二シリーズまで放送しましたが、主人公の酒田伴四郎を演じた瀬戸康史くんも素敵ですし、お料理も楽しめるしとても元気になれるドラマなので、まだまだ続くといいですね。

“お江戸美人比べ”にお千代の方が飛び入り参加!

連続テレビ小説 なつぞら(2019)

煙カスミ役

連続テレビ小説 なつぞら

インタビュー

 私がテレビで歌手の役をやるのは初めてのことです。もともと歌手として東京に来ていますし、舞台やミュージカルで歌手をやることはあるのですがテレビでは初。だから、この役はとても嬉しかったですね。

美空ひばりの大ヒット曲『リンゴ追分』を歌う
兄を探しに上京したなつ(広瀬すず)はカスミの歌声に圧倒される

 煙カスミはオリジナルではなく流行歌を歌う歌手です。自分自身のオンエアーを見て改めて実感したのですが、時代や世相を反映してみんなに聞いてもらう歌手なんですね。靴磨きの子やサンドイッチマンの歌だったり、「リンゴ追分」では田舎から出てきた子の思いだったり。そんな歌を聴いてみんなが時代の善し悪しを考えつつ口ずさむ。単に男女の愛や恋ではなく、時代を確実に歌うというのがあの当時の流行歌なんだということを認識しました。

兄・咲太郎(岡田将生)はキャバレーのサンドイッチマン
『街のサンドイッチマン』を歌うカスミ

 ただ、ドラマの中で煙カスミについて語るシーンはほとんどないんです。山口智子さんが演じる岸川亜矢美ちゃんの同僚として昔を知っているということで、多く語る時は彼女のことですね。

 最初にキャバレーで3曲歌ったシーンは、個人的な事情ですがベストな状態では歌えなかったことがとても残念です。昨年、体調の異変で生まれて初めて声がまったく出なくなってしまった時期があり、『なつぞら』のキー合わせやレコーディングを遅らせていただいた経緯がありました。完璧に治ったのは今年の3月。でもそれではオンエアーに間に合わないので、ぎりぎりの状態で何度もテイクを重ねながら録画していただいたんです。ドラマというのは、私がそれほどうまく歌えなくても、なつ役の広瀬すずちゃんの圧倒された表情や、雪之助役の安田顕さんが「はあ~」と言ってくださる。そんな受け手側のリアクションで上手なんだと思えたりするので、お芝居は面白いなと思いますね。親しい人たちにも不調は気づかれなかったようでなんとか間に合ったかなとは思いますが、自分では不本意ですし申し訳なくてもう一度、やり直せたらという思いもあります。でも、もうあんなふうにステージで歌うシーンはないんですよ。そのために建てたセットなので一気に撮影してしまいましたから。時たま、おでん屋さんで歌うくらいかな。そういう意味では幻のステージになってしまいました。

咲太郎をなつが探していると知ったカスミは…
なつを亜矢美(山口智子)の営むおでん屋に案内する
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