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萩原聖人 萩原聖人

萩原聖人俳優はぎわらまさと

1971年生まれ、神奈川県出身。87年、ドラマ『あぶない刑事』でデビュー。『はいすくーる落書2』『若者のすべて』をきっかけに一気に注目を集める。95年、映画『マークスの山』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞とブルーリボン賞助演男優賞を、97年『CURE』で二度目の日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。声優としての活動も幅広い。NHKでは、大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~』、土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』ほかに出演。韓国ドラマ『冬のソナタ』の吹き替え、『コズミック フロント☆NEXT』のナレーションなどでも高い評価を得ている。

金曜ドラマ 包丁いっぽん~夢、みてますか(1993)

永田マサオ役

金曜ドラマ 包丁いっぽん~夢、みてますか

インタビュー

 僕が演じた主人公・永田マサオは、ケガがもとで陸上選手の夢を絶たれ、高校中退後に大阪・ミナミの料亭で働く役どころでした。 改めて自分の芝居を見返して思ったのですが、余裕が無く、存在そのもので表現しようとしているなと。経験や年を重ね、ゆとりの中で表現する良さはありますが、いくら初心に返ろうと思っても当時のお芝居は二度とできないので、なんだかうらやましく感じました。

ケガで陸上をあきらめ、高校を中退したマサオは目標を見失ったまま…

 NHKでのドラマが初めてだったので、気負いとかプレッシャーを越えて「失うものは俺にはない!」と開き直りでやっていたかも知れません。とにかく自分の表現を良くも悪くも信じてやっていたような気がします。この作品では全編を通して大阪ことばに挑戦したり、調理師学校で包丁さばきを指導いただいたりと初めてづくしでした。でも、その頃はハードルが高いなんて感覚はなく、死ぬくらいの覚悟だったので、どんなことにもピュアすぎるくらいピュアに向き合っていましたね。今思えば、キャリアが浅いなかでハードルの高い仕事を任せていただいたことは感謝しかありません。

唯志(赤井英和)との出会いから料理人の道を志す

 大変なこともありましたが、同世代のつみきみほさん、中嶋朋子さんと小磯勝弥さんがいてくれたので孤独を感じることなく前向きに愚痴を言いつつも戦っていた気がします。お父さん役の上岡龍太郎さんをはじめ、共演の先輩方がとても豪華。赤井英和さんには、毎日のように大阪のいろんなところに連れて行ってもらいましたし、とても楽しい現場で、今でも忘れられない作品です。

誓子(つみきみほ)は共に調理場で働く板前志望
陸上仲間だった夕子(中嶋朋子)も店でアルバイトをしていて…
料理の世界に飛び込んだマサオの青春物語

土曜ドラマ フルスイング(2008)

阿部一球役

土曜ドラマ フルスイング

インタビュー

 59歳にして、プロ野球の名コーチから高校教師に転身し、その一年後にがんを患い急逝された高畠導宏さんをモデルに描いたドラマ。実話の物語です。僕は、高橋克実さん演じる主人公の赴任先の野球部専任監督・阿部一球を演じました。

 普段から高校野球を春・夏見て、プロ野球もメジャーリーグも見るほど野球が好きで、草野球チームで監督をしていたこともあるのですが、お芝居となると難しくて。「こちらに打ってください」と指示を受けても、なかなか思った方向にうまく打てなくてないんですよね。秋頃の撮影で、寒いなか深夜に素振りをして練習をした記憶があります。ちょうど撮影日が2007年のプロ野球ドラフト会議だったこともありました。中田翔選手の時代です。結果を気にして、合間に何度も携帯電話を見て盛り上がったりと野球一色の日々でしたね。

阿部は桜台高校野球部の監督を務めているが甲子園への道は遠く…
プロ野球の打撃コーチから教師となった高林(高橋克実)の出現に複雑な思いを抱く

 この作品を通していろんなことを考えさせられました。子どもから学べる部分は絶対あるはずなのに、年齢が上なだけで自分の方が偉いと勘違いしてしまう大人たちがいる。生徒たちと分け隔てなく、同じ目線で向き合う主人公の姿勢に、子どもと大人との対等な関係づくりの大切さと難しさを改めて感じました。

打つ自信がない、自分の打順に代打を出してほしいという選手に…
阿部は“1回でいい、フルスイングしてこい”と励ます

 ドラマでは一話につき一つずつ高畠さんがコーチ時代に獲得した指導者としての“極意”が盛り込まれています。生徒だけでなく教師も成長するドラマになっているので、いつまでも見続けて欲しい作品ですし、僕もまた見直したいなと思いました。

30年のコーチ人生で培ったコーチング力で、高林は高校生や教師たちをも変えてゆく

大河ドラマ 江~姫たちの戦国~(2011)

石田三成役

大河ドラマ 江~姫たちの戦国~

インタビュー

 江は、僕にとって初の大河ドラマ。俳優を始めて24年ほど経っていた頃ですが、ほとんど時代劇をやったことがなく、初心者に近い感覚で撮影にのぞみました。忘れもしないのは、初日にかつらを付けていたらだんだん気落ち悪くなってきたこと。新たな現場とはいえ、若い時には感じなかった、時間を重ねてしまったがゆえの緊張感みたいなものにさいなまれました。大河ドラマは国を代表するドラマですし、格式があるイメージがどうしてもありましたからね。

秀吉の命を受け、三成は江(上野樹里)を徳川家へ嫁がせようとする
またとない良縁、と説得するが江は聞き入れず…

 僕は、雀士としても活動をしているので、スタッフさんから「実は萩原さんと麻雀をやってみたいんです」と声をかけていただき、お休みの日に麻雀大会を開催したこともありました。また、ある番組の麻雀対決で、僕が大三元という役で上がったことがありました。「江」の撮りきりの日に楽屋にいると、「お芝居の変更があるんでスタジオに戻ってください」と言われ、行ってみると麻雀卓が用意されていて、僕の上がった大三元が再現されていたんです。さらに、セットに三成の家門の旗があったんですが、その中に「大三元」と書かれた旗まで仕込まれていて(笑)。本当に感激しましたね。美術部さんの手作りなのですが自宅に大切に飾ってあります。

 田渕久美子さんの描く三成はとてもお人好しなんですよね。岸谷五朗さん演じる豊臣秀吉は相当弾けていて、ボケとツッコミのコンビ感も楽しませていただきました。

秀吉(岸谷五朗)は三成を腹心の部下として信頼する

 このときのことをふりかえってみると、自分の中の厳しさがもっと必要だったかなと反省もしています。大河ドラマは時代劇独特の言葉遣いや、振る舞い方で現代とは全く違う世界を作り出せる特別な現場なので、もっと別な踏み込み方もあったのかなと思います。吐き気をもよおすほどの緊張感で始まった作品でしたが、また、機会をいただけたら、ぜひ参加したいですね。

運命の関ケ原 三成は総勢10万の西軍を率い家康との決戦に臨む

となりのシムラ #6(2016)

となりのシムラ #6

インタビュー

 派手なメイクや過激な演出ではなく、笑ってしまうシチュエーションを日常の中で作り込み、リアルな演技で綴ったコント番組です。

 監督の吉田照幸さんと、「富士ファミリー2017」でお仕事をさせていただいて、それがきっかけで声をかけていただきました。舞台ではコントっぽいお芝居をすることもあるのですが、物語全編を通してコントとなる作品に参加するのは初めて。笑いをとりに行くのは本来苦手ですし、笑いのとり方なんて知らないですから、難しさを痛感しましたね。

「しつこいな、嫌がってるだろう!」
男(志村けん)は酔客にからまれた女性(長谷川京子)を助けるが…
「彼女、嫌がってるじゃないですか!」と今度は逆の立場に

 この作品の一番の思い出は何と言っても志村けんさんとの共演です。僕はドリフに影響を受けた世代で、出演が決まる前からずっと、「ドリフ大爆笑」の再放送を見ていたほどなので、うれしい反面、おそれ多くて…。僕が言うのは本当おこがましいですけど志村さんは本当に天才です! 見ていて「すげぇ」しか言葉が出てこないんですよね。どんな相手とも、どんなシチュエーションや役でも笑いを巻き起こす方。子どもの頃はそんなこと考えていませんでしたが、自分が表現する側に回った今では、お客さん目線ではなく、勉強するために見る感覚に変わりました。それが良いのか悪いのか、尊敬するあまり、志村さんの偉大なイメージに飲まれてしまったところもあります。そんな中でも、役柄の関係性を大事にして自然体でいることを意識していました。普段使わない細胞をふんだんに使い、とても刺激になりました。こんな機会滅多にないですから、吉田監督、志村さんには本当に感謝しています。

山口(浅利陽介)は酒の飲めない自分が飲める人と同額を払うのはおかしい、と言い出す
若い山口に課長(志村けん)がかけた言葉は…?

土曜時代ドラマ みをつくし料理帖(2017)
土曜ドラマ みをつくし料理帖スペシャル(2019)

又次役

土曜時代ドラマ みをつくし料理帖

インタビュー

 僕が演じる又次は、吉原「翁屋」の料理番。主人公・澪(黒木華)の生き別れの幼なじみ、あさひ太夫(成海璃子)を命がけで守る、さまざまな過去を背負った男です。又次は空気を読む天才だと思います。ひとたび、暴漢を取り押さえると歯止めがきかなくなるほどの凶暴さもありながら、あさひ太夫への思いを一途に守り抜く人間味も垣間見えます。又次は本当にいい男です。

吉原「翁屋」の料理番・又次にとって花魁のあさひ太夫は命より大切な存在
あさひ太夫(成海璃子)は後輩の遊女をかばって斬られ…
又次は床に伏すあさひ太夫の身を案じる

 そして、藤本有紀さんの脚本がすばらしいですよね。人の温かみが押しつけがましくなく感じられて、ふとした一言がすっと刺さるんです。なので、脚本を読んだ時に感じた又次のよさを大切に演じさせてもらいました。

 スペシャルの撮影は、2017年の初回放送から2年ぶりでしたが、時間を空けて続編に関わることが今までほとんどなく、とても新鮮でした。今思い返すと、NHKの作品に出演させていただくときは、常に初めてのことに挑戦することが多いですね。そういう機会をいただけることは本当に光栄です。黒木華さんと再会して、やっぱり“澪”にしか見えないんですよ。原作のイメージがこんなぴったりあう人は黒木さん以外いないんじゃないかな。澪を中心とした、この作品ならではのあたたかさをまた、スペシャルで感じていただけたらと思います。

女料理人・澪(黒木華)とあさひ太夫は幼なじみだが生き別れに
又次があさひ太夫に澪の料理を届け、2人の懸け橋となる
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