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永井大 永井大

永井大俳優ながいまさる

1978年生まれ。新潟県出身。2002年に本格的に俳優デビューをはたし、『特命係長 只野仁シリーズ』や『砂の器』など話題作に出演。『黒い太陽』や『サラリーマン金太郎シリーズ』、NHKドラマ『新選組血風録』で主演を務めたほか、『スポーツマンNO.1決定戦』に出演した際は高い身体能力を生かし活躍した。NHKでの出演作は、大河ドラマ『軍師官兵衛』や『ザ・ラスト・ショット』、『負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~』など。『我が家のヒミツ』では第3回の夫・松坂英輔を演じている。

BS時代劇 新選組血風録(2011)

土方歳三役

BS時代劇 新選組血風録

インタビュー

 時代劇初主演で、新選組の鬼の副長・土方歳三を演じさせていただきました。最初にお話をいただいたとき、葛藤や、幕末という時代の悲哀が描かれると思ったので、そんな時代を生きた男たちを描いた作品に出演できることは、うれしさと同時にやりがいを感じましたね。

 新選組の剣士・沖田総司は腕がたつことで知られていますが、沖田を演じた辻本祐樹さんは踊るような立ち回りをするんです。それに対して土方は、沖田と違って力で相手をねじ伏せるような殺陣をやってみようと思いました。もともと僕は空手を習っていたので、立ち回りも自分の見せ場として表現できたらいいなと思っていたんです。もちろん殺陣は剣を使うので、空手とは違う難しさがあったのですが、所作や足さばき、構える姿勢などは、それまで培った空手道を生かせるのではないかと思っていました。そのうえで、今までの時代劇にないような、武骨で力強い殺陣を自分の中で作りたいと、殺陣の先生と相談しながら演じさせていただきました。

沖田総司(辻本祐樹)は土方にとって弟のような存在

 土方は鬼の副長と言われていたので、言葉巧みに何か言って、隊士たちをまとめあげるのではなく、その場にいるだけで、みんながピリッと緊張感を持つような雰囲気を出したいと思いました。あまり多くを語らず、相手と向き合ってしっかり目を見て話すような土方を演じるため、ちょっと眉間にしわを寄せた表情も多かったと思いますね(笑)。現場はというと、すごく良かったです。近藤勇を演じた宅間孝行さんは舞台で共演していたので、近藤さんが「一杯飲みにいくぞ」と言ったら僕が、「よし、みんな行くぞ!」と言って、隊士たち大勢で飲みに行く(笑)。一歩現場を離れても一致団結した関係がありました。

新選組局長・近藤勇(宅間孝行)

 撮影前には実際に土方歳三さんが撃たれたとされる函館の一本木関門跡と、土方さんのお墓に行きました。その場所に立ち、その空気を感じることができたので、土方が撃たれて死ぬラストシーンはまったく違う場所での撮影でしたが、土方さんがどんな思いだったのか、自分自身の答えを見つけて演じることができました。

 

土曜ドラマスペシャル
負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂(2012)

柴田達彦役

土曜ドラマスペシャル 負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂

インタビュー

 主演の渡辺謙さんは事務所の先輩で、以前にも共演させていただいたことはありますが、この作品で僕は、謙さん演じる吉田茂の側近であり、吉田茂の背中を見て成長していく柴田達彦役を演じました。

 一番印象的だったことは、クランクインして数日後に第1話の最後のシーンを撮った時のことです。日本が戦争に負け、焼け野原になった街を見ながら、「日本はどうなるんでしょうか」と言う柴田のセリフがありました。台本のト書きには、「この焼け野原を見て涙する柴田」と書いてあり、僕はセットとはいえ、焼け野原になった景色を見て自然と涙が出ましたし、そのあとの謙さんの表情、セリフでさらに涙があふれてきました。気持ちを乗せて心から言えたシーンで、監督からもOKをいただきました。

 ところが謙さんからは、「ト書きに“涙する”と書いてあって涙するのは芝居ではないよ」と言われたんです。ト書きを見て演じるお芝居の作り方もあるかもしれないけれど、自分の心がどういうふうに動いているのかを作ることが大切で、このシーンなら、柴田は涙を我慢して我慢して、振り絞って出た言葉であるはずだと。そう言われたときに、自分の中で確かにセリフとト書きにとらわれていたところがあったかもしれないと思いました。謙さんは、「芝居をもっと膨らませて、いろいろなことを考えてがんばれよ」というメッセージをくださったのだとわかり、すごく勉強になりましたし、謙さんの言葉はずっと僕の心に残っています。

焦土と化した東京の街
吉田茂(渡辺謙)は敗戦を受け止め「外交で勝つ」と宣言する
“大臣、日本はどうなるんでしょうか…”
“泣くな!日本の男は、顔で笑って心で泣くんだ”

 終戦後の日本は女性がつらい経験をした時代で、この作品ではシーンの中でそのことが描かれていました。柴田がずっと気にかけていた日野慶子という女性は、アメリカ兵との間にできた子を身ごもって出産するのですが、柴田は慶子と一緒になることを決意します。柴田の心情としては複雑だったと思いますし、それぞれの心境や2人の関係性も非常に激しく揺れ動くシーンの撮影は大変でした。でも、慶子を演じた初音映莉子さんがすごく器用に感情を表現してくださったので、「2人だけの空気感を出せたらいいね」というような話をして撮影に臨んでいました。この作品に出演し、激動の戦後のあの時代を柴田として生きることができたのは貴重な経験であり、思い出の作品になりました。

「特殊慰安施設協会」が慶子(初音映莉子)に課した任務とは…
柴田は慶子が産んだ赤ん坊を自分の子として育てる

ドラマ10 マチ工場のオンナ(2017)

有元大役

ドラマ10 マチ工場のオンナ

インタビュー

 この作品は、実生活で第一子が生まれてちょうど半年くらいたった時期の撮影でした。僕が演じる有元大は町工場の経営者となった妻・光(内山理名)の夫で、息子もいるのですが、光は工場を建て直そうと忙しくしており、母親として子どもに接することがおろそかになることも……。それが原因で夫婦間の意見の食い違いが起こり、もめるシーンがあって、演じながら、将来こういうことってリアルにあり得るんじゃないかなと思いました。

 共働きのうえ、大はアメリカへの転勤が決まります。そこで大は、アメリカに家族を連れて行きたかったけれど、父から受け継いだ工場を建て直そうと頑張っている妻の応援をしようと決断したんです。普通に考えたら、その決断はとても難しいことだと思います。でも最終的には2人で力を合わせて、よい方向に持っていくことができた。衝突を重ねながら、お互いがお互いを尊重し相手の本心に気づき寄り添え合える夫婦を夫役として描くことができ、自分自身、夫として父として成長できたと思っています。

大は家族でアメリカに行こうと提案するが、光(内山理名)は亡父の会社を継ぎたいと…
夫婦は離ればなれに暮らす道を選ぶ

 光役の内山理名さんとは何度か共演していたので、夫婦という役柄は演じやすかったような気がします。内山さんとは、夫婦という役柄でしたが、現場でコミュニケーションをとりながら演じることができすごくやりやすかったです。そのおかげで、家族愛も家族のもめ事も自然とリアルに表現できたと思います。

大の機転が光の会社「ダリア精機」を救う!

 そして、義理のお父さんを演じていたのが舘ひろしさんでした。こんな義理のお父さんが実際にいたら超かっこいいだろうなと思いました(笑)。舘さんとは少しだけしか共演シーンがなかったのですが、実際ご一緒させていただいて現場を和ませてくださり、すごく人間味があふれる方で本当にカッコよく素敵な大先輩です。また、町工場で働く職人を竹中直人さんと柳沢慎吾さんが演じていて、お二人とも現場を楽しませながら、お芝居でもコミカルな部分を見せてくださったので、笑いが絶えない本当に楽しい現場でした。

結婚と妊娠 二重の報告をするため光の実家へ
光に町工場を継がせたいと考えていた父・泰造(舘ひろし)の言葉は…

プレミアムドラマ PTAグランパ2!(2018)

立花瑛士役

プレミアムドラマ PTAグランパ2!

インタビュー

 僕は真飛聖さん演じる武曾 都(むそ みやこ)の元夫という役柄でした。第2シリーズの途中で、突然、家族の元に帰ってくるという設定だったので、すでにできあがった現場に途中から入ることはプレッシャーでしたし、やはり、レギュラーの方たちが作り上げてきた現場は正直、入りにくいなと思っていたんです。しかも、主演であり、都のお父さん役が大先輩の松平健さん。そこにピョンと入り、松平さんとどんなコミュニケーションをとったらいいのか……。ところが偶然、松平さんが『暴れん坊将軍』を撮影していた東映京都撮影所の衣裳担当の方が、僕も京都に行ったときにかわいがっていただけていた方と同じ方だったんです。その方の話をしたらすぐに和んでいただけて。それが突破口じゃないですけど、コミュニケーションのひとつになりましたね。妻(中越典子)も松平さんにお世話になったことがあったので、僕自身は初共演でしたが、たくさんお話させていただくことができました。

仕事を辞め、強引に離婚して青年海外協力隊に参加した瑛士
突然の帰国に娘の友理奈(川北のん)も元・妻の都(真飛聖)も驚く
都の父・勤(松平健)にとっては可愛い孫と娘を捨てた憎い男で…

 僕が演じた瑛士は突拍子もない役でした。いきなり別れた奥さんに会いにきたと思ったら、家族みんなで過ごそうという話ではなく、海外に旅立つため、改めて家族に別れを言いにきたという、自分本意で動いてしまうような男。ですから、子どもとの別れのシーンは本当につらかったです。娘役の子が涙を流すんですけど、その涙を見るだけで切なくなってきちゃって、僕だったらこんなこと絶対にできないなと思いました。家族と今後どうなりたいのか、家族会議のようなこともしないで、自分のやりたいことを告げて勝手にどこかへ行く父親というのは、演じる上でとても難しかったです。客観的に父親としてなにか違う方法があったのではないかと考えました。初めてというか複雑なというか……いろんな感情が生まれた役柄でした。

本当は「親子3人、カンボジアで一緒に暮らしたい」と言いに来た瑛士だったが…
都や友理奈の今の生活を壊したくないと思い、一人去ろうとする

プレミアムドラマ 我が家のヒミツ(2019)

第3回 松坂英輔役

プレミアムドラマ 我が家のヒミツ

インタビュー

 臨月の妻・葉子の夫・英輔を演じました。葉子は隣に引っ越してきた夫婦がどこか怪しいと思い、不安になって英輔に相談をするのですが、英輔は自分の仕事に追われていて、それどころじゃないと話半分に聞いているんです。僕自身は洗濯や子どもの世話など、家庭で自分ができることは率先してやるタイプですが、家事は苦手で奥さんやお母さんがやるべきことと考える男性もいる中で、英輔はどちらかというと後者のタイプなんですね。だから、精神的に浮き沈みのある妻をうまく支えて上げられない。そんな不器用な英輔が臨月の妻を支えて上げられるのか、夫婦関係はどうなるのか。そんな初めての出産を控えた家族の不安や心境がリアルに描かれている作品でした。

待望の赤ちゃん誕生が近い松坂家の隣に…
ハードボイルドな雰囲気の?2人が越してきた

 この撮影のときは、実際に僕の妻が第二子を妊娠していて、ドラマの中と同じように臨月だったんです。それもあって、妻役の佐藤仁美さんとは、「この時期はどういうふうに動く?」、「そんなに速く動かないよ。ちょっと歩いては、お腹がはるような動きもするよ」というような話をしていました。実生活で夫として感じることをリアルに話すと、佐藤さんは、「そうなんだ!タメになるね」と言って参考にしてくださったようです。僕も自分自身が父親になってからの気持ちや、父親になる前の気持ちを経験しているので、その感情を引き出しながら、演じました。

葉子は隣の2人が犯罪者ではないかと疑う
仕事の忙しい英輔は笑って取り合わないが…

 この作品は第1回から第5回まであって、僕は第3回に登場する夫役です。佐藤さんがひとり4役でそれぞれ違った妻を演じているのですが、すごく頼もしかったですね。佐藤さんは器用にどんな役でもこなせるカメレオン女優というイメージがすごく強いです。夫婦喧嘩のシーンでは、長まわしで撮らないといけなかったので、緊張感があったのですが、佐藤さんはセリフも感情も僕とうまくキャッチボールをするようにキャッチして投げてくださるので、英輔として、すごく気持ちを動かしてもらいましたし、引っ張っていただきました。

果たして妊婦の第六感は当たっているのか?ただの妄想か?
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