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長谷川真弓 長谷川真弓

長谷川真弓女優はせがわまゆみ

ドラマスペシャル『父の詫び状』

ドラマスペシャル『父の詫び状』

 この作品まで向田邦子さん自身がモデルとなって出てくるドラマというのはなかったと思います。私はまさに向田さんの役でしたが、本作の前に向田さんはお亡くなりになっていたので、残念ながら直接向田さんにお会いしたことはありませんでした。当時、私は高校1年生で、オーディションに受かってうれしかった思いはありますが、共演者に大御所の方が多く、ものすごく緊張しました。私自身、年齢的にも微妙な年頃でしたし、思春期に入った役ということもあり、自分からどうこうというよりは、言われるままに演じていたと思います。

私は向田さんの本を読むことが初めてだったんです。でも読み始めたら止まらなくなって、本当にむさぼるように読み漁りました。私の実際の父はよく酔っぱらって寿司を片手に帰ってきたり、頑固おやじという面があったので、『父の詫び状』に出てくるお父さんと似ているところがありましたね。だから最初に台本をいただいたときに母と、「なんとなくお父さんと似ているね」という話をしたことを覚えています。父役の杉浦直樹さんとは本作の前から親子役がすごく多かったんです。連続ドラマはもちろん、二時間ドラマも2~3本ご一緒していたので、当時から第二のお父さんみたいな感じでした。現場ではたまに演技指導もしていただきましたが、厳しく何かを言われることもなく、いつも温厚なお父さんでした。杉浦さんに叩かれるシーンがあるのですが、そこは私から「本当に叩いてください」とお願いしました。それでもある程度、手加減はしてくださったと思うのですが、やはり気持ちが入っているので強く叩かれたように見えると思います。私もあのシーンはよく覚えていますね。また、杉浦さんに言われて大事にしていることは「名作と呼ばれる本を若いときにきちんと読んで、年をとったときにもう一度読み直しなさい」ということです。「読み直すことで違った感情が生まれてくるから」と教えてくださいました。

  • 父に張り飛ばされる
  • 頑固な父を演じた杉浦直樹さん

一度(演出の)深町さんにすごく怒られたのが、おばあちゃんがお芝居を観に行って、偶然その姿を見つけてしまう恭子が、二回アップで抜かれるシーンです。スタジオで撮っていたのですが、一度目と二度目の私の表情が同じだったので、調整室にいらした深町さんがものすごく怒って、スタジオが凍りつきました。普段は優しい方なんですけど、私のつたない演技に耐えきれなかったのでしょうね。

  • 祖母役は沢村貞子さん
  • 祖母のデート?を目撃してしまう…

この作品に対する思い入れというのは皆さんすごくお持ちで、特別なドラマに出演しているんだなと感じていました。深町さんも、優しくて素敵なお母さん役の吉村実子さんも、父親役の杉浦さんも向田さんへの思い入れがすごくあったのですが、私は向田さんにお会いしたことがなかったので、向田さんのお話をよく聞くようにしていました。
そんな大御所ばかりの中で、恭子が思いを寄せる吉岡少年役は当時、ぴちぴちの(七代目)市川染五郎さんでした。私は歌舞伎の世界の方とご一緒するのが初めてで楽しかったですね。染五郎さんは少し照れながら演じていらしたと思います(笑)。

  • 母親役 吉村実子さん
  • 七代目 市川染五郎さん(当時13歳)

今では考えられないくらい時間をかけて撮ったドラマだと思います。しっかりと父親というものが描かれたドラマというのは貴重だと思うので、おそらく現代の方が見ても何か感じるところがあると思います。今、自分が年を取り、家族を持ったので、改めて見ると感じ方がまったく違いますね。私も思春期の頃は親の言うことを面倒くさいと思っていたと思います。でも人となりというのはやはり家族によってつくられていると思うんです。ドラマの最後に「私には父の血が脈々と流れている」とナレーションがあるのですが、その言葉の意味を改めて実感しています。

  • 家庭では“暴君”の父の意外な姿
  • 恭子の父への思いに変化が訪れる

ドラマ『太陽の子~てだのふあ~』

ドラマ『太陽の子~てだのふあ~』

灰谷健次郎の児童文学をドラマ化。長谷川さんは心の病に苦しむ父を持つ小学生・ふうちゃんを演じた。戦時中の沖縄の悲惨さについて、ふうちゃんが調べていく姿は強烈な印象を残し、ふうちゃんを演じた長谷川さんはこの作品で天才子役として知られるようになる。

 私は小学校6年生でしたが、すごく反響をいただきました。このときもオーディションでしたが、わけがわからないまま決まったという感じです。とにかく神戸弁が大変で1か月間特訓しました。『ひみつのアッコちゃん』のアッコちゃんの声をあてていらした太田淑子さんが自宅に呼んでくださって、全部イントネーションを直してくださったんです。最後には灰谷先生にもほめていただきましたし、灰谷先生の沖縄のお家にも何回も遊びに行かせていただきました。
お母さん役の中村玉緒さんはよくご飯に連れていってくださり、お父さん役の井川比佐志さんも可愛がってくださいました。このときは本当に子役という年齢だったので、あまりプレッシャーも感じずにできたから良かったのでしょうね。いまだに「ふうちゃん、良かったよね」と言ってくださる方が多いので、私の代表作だと思っています。

  • 父親役 井川比佐志さん 母親役 中村玉緒さん

プレミアムよるドラマ『キャロリング~クリスマスの軌跡~』

プレミアムよるドラマ『キャロリング~クリスマスの軌跡~』

 航平役の(鈴木)福くんがかわいかったですね。私も子役上がりなので、福くんはどんな子かしら?と思っていたら、まぁいい子で!(笑)私が子役のときとは違い、受け答えもしっかりしていました。
 原作の有川浩さんが現場にいらっしゃると差し入れを持ってきてくださって、それがまたおいしかったんですよ。すごく気を遣っていただいて、サイン入り本もいただきました!

  • 田所航平役 鈴木福くん

私の役は、航平のお父さんの祐二(石井正則)が勤める整骨院の院長でした。坂本冬美という名前がいいでしょう(笑)。祐二や整骨院のお客さまで大嶽(ミッキー・カーチス)さんという老人に気に入られるなど、とてもモテモテの役だったこともあって(笑)、すごく楽しい現場でした。

  • 祐二役 石井正則さん
  • 大嶽役 ミッキー・カーチスさん

冬美の祖父の借金で整骨院は存続の危機に…

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