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モロ師岡 モロ師岡

モロ師岡俳優もろもろおか

1959年生まれ、千葉県出身。1978年、劇団「現代」に入団。映画、舞台、テレビドラマで活躍。コントの舞台や一人芝居なども開催している。主な出演作は、映画『キッズ・リターン』『ラヂオの時間』『シン・ゴジラ』、ドラマ『古畑任三郎』『白い巨塔』『下町ロケット』など。NHKでは、『クロスロード』『破裂』、連続テレビ小説『こころ』、大河ドラマ『利家とまつ』『おんな城主直虎』、Eテレ『さんすう刑事ゼロ』など出演作多数。『これは経費で落ちません!』では総務部長の新島役をひょうひょうと演じている。

連続テレビ小説 こころ(2003)

五井譲役

連続テレビ小説 こころ(2003)

インタビュー

 NHKの朝ドラに出演するというのは、当時の僕には夢のようなことでした。何より、両親や兄弟、親戚がとても喜んでくれたことを覚えています。急に「テレビに出ている人」みたいに扱ってくれました(笑)。

 共演者もすごかったですね。なんといっても岸惠子さんとご一緒できたことは嬉しかったです。一緒にお芝居をさせていただき、お話をさせていただいたことで、俳優としての自信もつきましたし、勉強にもなりました。岸さんは飾らない方で「きょうのシーンは家で読んでこなかったの」「役者の風上にもおけないわね」なんて反省されたりするんですよ。とても気さくに接してくださったことが印象に残っています。

こころ(中越典子)は実家の老舗鰻屋「きよ川」の若女将見習いに
こころの祖母いづみ(岸惠子)は8代目大女将として店と家族を見守る

 僕の役は、ヒロイン・こころ(中越典子)の実家である浅草の老舗鰻屋「きよ川」の板長。実際に魚をさばくシーンなどもありましたが、料理屋でバイトしたことがあったので、その時の経験が生きました。こころの祖母が岸さん、母親役は伊藤蘭さん、ゲストで小柳ルミ子さんが登場されるなど、大スターばかりの中で「きよ川」の従業員チームは“お笑い”担当のような楽しさがありました。山谷初男さん、清水由貴子さん、勝俣州和くんたちとのお芝居は、いつも和気あいあいとした空気でしたね。

板前の保雄(勝又州和)、五井、ベテランの丹下(山谷初男)、仲居の芳江(清水由貴子)
板長の五井は老舗の味と伝統にこだわる頑固な料理人
天然ものの鰻で最高の鰻重が完成!

 浅草が舞台でしたから、よく浅草寺近辺でもロケをしていました。僕の家はたまたまその近くで、娘が浅草寺幼稚園に通っていたんです。ある朝、娘を自転車に乗せて幼稚園に向かっていたら、ちょうど通りのところでロケをしていたことがあり、スタッフから「モロさん、今日は出番じゃないですよ」と言われたことも懐かしい思い出です。

土曜ドラマ リミット〜刑事の現場2〜(2009)

大石役

土曜ドラマ リミット〜刑事の現場2〜

インタビュー

 このドラマで僕が演じた大石という男は、かつてひき逃げをして人を死なせてしまった犯人です。すでに罪は償ったけれど恋人を殺された女性・茉莉亜(加藤あい)に「なぜ逃げたのか」と憎しみの言葉をぶつけられる。そこに、主人公の刑事・啓吾(森山未來)や梅木(武田鉄矢)を巻き込んだ黒川(ARATA=現・井浦新)の復讐劇の中に登場する人物でした。

黒川(ARATA 現:井浦新)は茉莉亜(加藤あい)を誘拐・監禁
解放する条件として茉莉亜の元恋人を殺したひき逃げ犯との面会を求める
梅木刑事(武田鉄矢)は大石に事件への協力を依頼する
大石は自分が起こしたひき逃げ事件のために人生を損ない、苦しんでいた

 なんとも重い役どころで、とくに茉莉亜に責められて自分も苦しんできたと絶叫した後、彼女から許されるというシーンは、前日のリハーサルから感情が入ってしまい、涙が止まりませんでした。そして迎えた本番、朝からずっと撮影していたのですが、そのシーンの少し手前で昼休憩ということになったんです。10年くらい前で、まだ役者の経験が足りなかった部分もあり、その時は思わず「続けてお願いできませんか」と言ってしまいました。ただ、そうもいかず午後から続けたのですが、少し集中力が欠けてしまったのではないかという反省がありました。でも、いま改めて見直してみたら、なんとかなっていたようで少しホッとしました(笑)。

黒川は大石をも拉致し茉莉亜に会わせる
“あなたの恨みを晴らしてあげますよ”

 そういえば、リハーサルで僕が大泣きをしていたのを見て、ARATAくんまでボロ泣きになってしまって。彼は怒りで復讐を仕掛けている役なので、「ARATAくんは泣くことないんだよ」と言ったのですが(笑)、そういうことってドラマの現場ではよくあることなんです。そこで気持ちをどう持っていくのか、とぎらせないのかと言ったことも含めて、とても勉強になりました。

さんすう刑事ゼロ(2013〜)

ゼロ(善田良郎)役

さんすう刑事ゼロ

インタビュー

 小学校の高学年向けの教育番組ですが、ちゃんとした刑事ドラマになっていて、それで算数の問題が解ける。算数をドラマ形式で見せるというのがとても面白いですよね。制作スタッフに『中学生日記』班だった人たちが何人かいらっしゃって、それで声をかけてくれたようで、ありがたかったです。

 ただ、やはりあまりにも異色の教育番組なので、パイロット版だけで終わってしまうかなと思っていたんですよ(笑)。それがレギュラーになると聞いた時は本当にびっくりしました。NHK、すごいなって(笑)。

さんすう捜査課のベテラン刑事ゼロと新人のイチ(一之瀬翔太)
有名なロボット博士が行方不明に
手がかりはちぎれた立方体の展開図
この展開図を組み立てられたら博士の居場所がわかる?!

 僕が堅いお芝居ではなく、コントっぽい演じ方をするのをスタッフが喜んでくれるし、新人巡査・イチ役の加藤慶祐くんも2枚目だけれど、アドリブもやってくれる。いつもとても楽しい現場になっています。あと、僕の衣装はトレンチコートなんですが、夏用は熱くないようにと裏地をはがしてくれるなど、みなさんの気遣いもとてもありがたいです。

 すでに6年も続いていて、再放送などでもたくさんの方に見ていただけているようで、僕自身にとっても大事にしたい番組です。まだまだ続けていきたいですね。

展開図や比、分数など、小学生がつまずきがちな算数を使って事件を解決!

スーパープレミアム スローな武士にしてくれ
~京都 撮影所ラプソディー~(2019)

大河原三郎役

スーパープレミアム スローな武士にしてくれ~京都 撮影所ラプソディー~

インタビュー

 この作品は映画のような作り方をしていましたね。出演者も里見浩太朗さん、佐川満男さん、石橋蓮司さんなど大御所がずらり。たしか、石橋さんや佐川さんが78、79歳くらい、里見さんが80歳を超えておられた。僕なんかこの時にちょうど60歳になったところなので、若造みたいなものでした(笑)。そして言うまでもなくお芝居がすごい。コメディータッチのセリフ回しといい見事でした。

歴史と伝統の「京映撮影所」、国重監督(石橋蓮司・右端)はじめスタッフも大ベテラン
里見浩太朗が本人役で出演!

 僕なんか、この人たちの中に入って、殺陣師の重量感を出すにはどうしたらいいだろうと考えてしまいましたね。とにかく大きく見せようと思いましたし、衣装にもこだわりました。別のパターンの衣装も用意されていたのですが、それは貧弱に見えるのではないかと。「これ!」と決めた衣装が結果的に功を奏して、みんなから「この衣装は目立つし、いいね」と言っていただけました。

殺陣を考案し、俳優に立ち回りを指導するのが殺陣師の役目

 物語は、NHKの時代劇オタクの職員(柄本佑)が、最新のハイテク機材を撮影所に持ち込み、それらを駆使して時代劇を撮影してほしいと依頼。監督から役者をはじめ、カメラ、照明、音声など、職人気質のスタッフが右往左往しながら新技術に挑んでいくというものでした。僕は殺陣師の役ですから、殺陣をつけるだけ。えばって見ているだけでよかったんです(笑)。その点、主役の内野聖陽さんは、何手もある複雑な殺陣を覚えたり、真剣を使ったりと大変だったと思います。

NHK技術ラボの田所(柄本佑)が最新鋭の撮影技術を時代劇に持ち込む
大河原から渡された真剣で茂雄(内野聖陽)が斬るのは…
水の入ったゴム枕!これはハイスピードカメラのテスト

 撮影していて「わかるなー」と思ったのは昔気質のスタッフの心境です。最近はそれほどでもありませんが、京都の撮影所はすごく仕切りなどが厳しいところです。そこへ、ドラマのように世界最先端のハイスピードカメラとか、ワイヤーアクションのようなやりづらいものを持ち込んできたら、「ふざけるな」とキレている職人さんいるだろうなって。冗談だとは思いますが、僕が20年前に初めて京都の撮影所に行ったとき、監督さんが「モロさん、あれやで、東京から来た俳優さんとか大変やで。ヅラ(かつら)の中に釘入れられたりとかな」「そうですか」「しっかりせなあかんで、いじめられるで」って(笑)。だから京都に行ったらしっかりしないといけないと身が引き締まったものです。出演者はみんなそういうことを知っているので、そんな方たちを思い出しながら「わかる、わかる」という感じで演じていました。

クライマックスの「池田屋階段落ち」の場面にワイヤーアクションを入れることが決定!
俳優とスタッフが一丸となって“誰も見たことのない新しい時代劇”に挑む!

ドラマ10 これは経費で落ちません!(2019)

新島宗一郎役

ドラマ10 これは経費で落ちません!

インタビュー

 僕は『さんすう刑事ゼロ』をやっているけれど、算数はあまり好きではないんです。ところが経理のようなことは好きで、このドラマのヒロイン・森若沙名子(多部未華子)が、「ぴたりと合うのが気持ちがいいんです」という気持ちがすごくよくわかる。確定申告を毎年しているので、通帳とかを合わせるのも好きなんです(笑)。

森若沙名子(多部未華子)は何事にもきっちり、の優秀な経理部員

 だけど残念ながら経理部ではなく総務部の部長役(笑)。経理部長の吹越満さん、営業部長の角田晃広さんと、部長3人の芝居は演じていてもスリリングですごく面白いですよ。お互いに相手が何かし出すだろうという警戒心の中でやっている(笑)。みんなお笑い経験者でもあるから、いろんな引き出しを持っていて「あ、やりやがったな」「じゃ、こっちはこういこう」と。それぞれが計算していく中で、ある意味グレードが上がっていき、よりアグレッシブになっていくんです。

経理部長の新発田(吹越満)と営業部長の吉村(角田晃広)は犬猿の仲
総務部長の新島が新発田に打ち明けた秘密とは…

 ドラマの内容も面白いですよね。領収書だけ出せばいいわけではなく裏書きをしないといけないとか、誰しも経理の人に厳しく言われたり、税務署で聞かれる経験がある。そこから話が広がり、人間ドラマが始まるというのが興味深いですよね。

 総務部の話も改めて知ることが多くてなるほどなって。コーヒーサーバー設置の話や蛍光灯が切れたり,トイレットペーパーの補充も総務部なんだと。なんでもやらなくてはいけなくて大変な仕事だと思いました。

配線工事の立ち会いも総務部の仕事

 経理から始まる人間ドラマは、一つの会社での悲喜こもごもや、ちょっと笑えて胸きゅんなエピソード、お金がまつわるのでしみじみとさせられる部分などいろいろ。けっこうシリアスな部分もあれば、やわらかい感じで見せるところもある。そのさじ加減が微妙ですが、中島悟監督がしめてくれるので良いドラマになっていると思います。

実はコーヒーが苦手な新島だが、入れてくれる部下には言えず…
コーヒーサーバーのリースをめぐって総務女子の間にバトルが!
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敬称略

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