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宮崎美子 宮崎美子

宮崎美子女優・タレントみやざきよしこ

1958年生まれ、熊本県出身。80年、ドラマ『元気です!』に主演し、女優デビュー。以降、女優としての活動のほか、クイズ番組などでもマルチな才能を発揮。2000年、映画『雨あがる』で第24回日本アカデミー賞優秀主演女優賞ほかを受賞。主な出演作に、映画『野球部員、演劇の舞台に立つ!』など。NHKでは、『サラリーマンNEO』、『ネーミングバラエィー 日本人のおなまえっ!』、大河ドラマ『八重の桜』、連続テレビ小説『風のハルカ』ほか。人気シリーズ、BS時代劇『立花登 青春手控え』では、主人公・立花登の叔母、小牧松江を演じている。

時代劇シリーズ
立花登青春手控え(1982)

小牧ちえ役

時代劇シリーズ 立花登青春手控え

インタビュー

 当時の映像を見ると主人公・立花登役の中井貴一君がすごく初々しい! 20代前半でデビューしてまだ2年ほどだったにも関わらず、とても落ち着いていて、大きな花を咲かせる人だという雰囲気がありましたよね。

 私が演じたのは、医者を目指す登を世話している叔父・玄庵(高松英郎)の娘、ちえ。遊びすぎてお酒を飲んで帰ってくるなど、いわゆる時代劇に登場する娘役のイメージとは少し違ったキャラクターでした。おきゃんな町娘と捉えることもできますが、時代劇ですからどのくらい跳ねていいのかわからなくて。お芝居をするにあたり役柄がちょっとつかみにくかったんですよね。例えばちえの登場シーンでは、お尻をかきながら出て来ることも(笑)。そんな子いるかしらと思いながら演じていました。一度、原作の藤沢周平先生がスタジオにいらっしゃって「とにかくちえを真人間にして終わらせないといけない」とおっしゃったのがすごく印象的でした。私自身なのか、役柄としてなのか「私、真人間にならなくちゃ」と思ったのを覚えています。

立花登(中井貴一)
遊び友達と町に出たちえは、登が女性と歩いているところを見て…

 ちえの遊び相手だったあき(鹿取容子)と、みき(西山水木)。演じるお2人とは同世代ということもあり、なにしろ賑やかな現場でした。あまりにも3人ではしゃぎすぎて、しょっちゅう怒られてたんです。ついつい楽しすぎて(笑)。登が思いを寄せるおしん役の山崎千里さんは、かわいいし清楚な方でした。「二度とない青春頑張ります」とご挨拶されたのが印象的でした。

 2016年のリメイク版に、かつて自分が演じたちえのお母さん役として出演のお話をいただいた時は、「ここまでよく頑張ったな」と思いました。1982年はデビューして2年目。そこからとにかく続けてきたからこその巡り合いだと思うとすごくありがたいです。でも、溝端淳平くん主演のシリーズに出演されているキャストさんには、1982年版の映像は照れ臭いのでできれば見ないでほしいですね(笑)。

銀河テレビ小説
やどかりは夢をみる(1984)

川合直子役

銀河テレビ小説 やどかりは夢をみる

インタビュー

 懐かしい銀河テレビ小説ですね。この『やどかりは夢をみる』は一つ屋根の下で生活を送ることで、もともとは他人同士だった人たちの間に恋愛感情が生まれたり、疑似家族のようになっちゃうお話。題材が面白かったですね。

 撮影は名古屋局でした。昔は奥にテニスコートがあって休み時間にみんなでそこで遊んだりもしました。名古屋局といえば消え物(撮影で使用する食事のこと)が美味しくて、食べるシーンがとても楽しみでしたね。消え物だけじゃなく、名古屋は美味しいご飯がたくさんありますから、撮影の合間の食事が撮影チームをつないでくれました。

直子が大家を務める下宿に昔この家に住んでいた青年・伸次が帰ってきた
ケンカばかりの直子と伸次(三浦浩一)だが…

 河野良子役の和泉雅子さんとの共演も印象的でした。冒険家としても活躍していらっしゃって北極探検から戻ってこられてすぐの時期だったと思います。「グリーンランドは素敵よ」とお話をしてくださいました。すき焼きを食べるシーンで、和泉さんがよそってくださる場面があったのですが、たぶん北極圏で生肉を召し上がったのかもしれません。お肉の焼き加減を見た現場の方々から、「和泉さん、お肉は焼いて食べてください。」と言われていたのを思い出します(笑)。また、和泉さんには、いろいろ教わりました。ある場面で私が振り返る速さを見て、「やっぱり若いのね」と言うんですよ。それがきっかけで年齢によって振り返り方が違うことがわかったんです。とにかく見ていらっしゃるんだなと思いました。この当時は自分のことで精一杯で何にも見えていませんでしたが、今になって和泉さんがかけてくださった言葉を理解できるようになりました。年を重ねないと見えてこないこともあるので、今度は私が若い人たちに様々な気づきを伝えていかなくてはなぁと、改めて思います。

河野家の4人、直子、伸次、仙吉老人…他人どうしが食卓を囲む暮らし
河野家の主婦・良子(和泉雅子)は直子と伸次を温かく見守る

大河ドラマ 八重の桜(2013)

西郷千恵役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 会津藩家老・西郷頼母(西田敏行)の妻、西郷千恵を演じました。動画のシーンは、会津の無実を訴え、新政府軍に屈しないことを示すために一族で自刃する場面です。実際の撮影では血糊をつけて倒れていったのですが、一番小さな子が怖がって、側に付き添っていた本当のお母さんがなだめていました。「みんな、ケチャップつけて、おねんねしているだけだよ」っていうんですけど、大泣きしちゃって。史実に基づいているとはいえ、こんな非道なことはお芝居でもやっちゃだめだと思いました。けれども、実際にあったんですもんね。会津藩はどんなにひどい目にあったんだろう…。本当にこのシーンは切なかったです。

千恵は幼い娘たちに“良いところに行くのですよ”と語り…
長女の細布(たえ・田中明)も辞世の句を詠み、自刃する

 印象的だったのが、私の正面にいる長女役の田中明さんの表情。なんでこんな目に私たちが合わなければいけないんだろうという悔しさがお芝居を超えて伝わって来ました。また、西田さんとのお別れの場面も忘れられないですね。リハーサルとか台本にはないことをされるんですよ。ちょっとしたことなのに、参りましたという感じです。

 千恵さんを演じるうえで、私で大丈夫だろうかという思いもありました。会津の方にとっては思い入れが深い人物なのに、私は全然会津と縁がないわけですよ。自分の中で超えなくてはいけないハードルのあった、思い入れのある作品でした。

夫・西郷頼母(西田敏行)を送る

連続テレビ小説 ごちそうさん(2013)

西門静役

連続テレビ小説 ごちそうさん

インタビュー

 東出昌大さん演じる西門悠太郎の義母・静(しず)を演じました。放送中、話題にもなりましたがキムラ緑子さん演じる悠太郎の姉・和枝さんの“いけず”ぶりは、突き抜けていましたね。最初はどこまでやっていいのかと加減を気にされていた感じもありましたけれども、見事に振り切って演じられていて、見ていて気持ちよかったです。

和枝(キムラ緑子)は弟の嫁であるめ以子(杏)に意地悪く接する

 静さんは元芸妓さん。以前少しだけ芸妓役をやらせていただいたことはあったのですが、こんなに長いものは初めてでした。三味線のお稽古は構える姿勢から習って苦労しましたし、所作も大変でした。また、方言も難しくて。指導の方が船場の言葉を伝えていこうというとても熱意のある方で、厳しさもありましたが楽しかったですね。いいチームに参加できました。

元・売れっ子芸妓の静は明るく、め以子にも優しい

 食事が核となる物語ですので、劇中に出てくる消え物が、毎回手が込んでいて、最高に美味しかったですね。市場のシーンで肉や魚が並ぶと、セットではスタジオごとキンキンに冷やして冷蔵庫にしちゃうんです。それくらいこだわっていたからこそ、どの食べ物も最高に美味しそうに見えたのでしょう。食べるシーンが多くて、お茶碗の扱い方もとても勉強になりました。

BS時代劇 立花登青春手控え(2016-18)

小牧松江役

BS時代劇 立花登青春手控え

インタビュー

 2016年に最初のシリーズが放送され、翌年に第二シリーズ。そして今回で3年目の今年で最終章となります。そんな風に3年に渡って毎年顔を合わせてきましたから、主演の溝端淳平くんや娘のちえを演じた平佑奈ちゃんの成長を間近で感じてきたように思います。

ちえ(平佑奈)は同居する従兄弟の登(溝端淳平)が気になって…

 佑奈ちゃんなんか最初はまだ高校生だったのに、今は「大学2年生になりました」って言うんですよ。女性が一番変わっていく時期ですからね。花が開いていくようで、かわいらしい女の子からきれいな女性になっていくのを見守ることができて面白かったです。役と同じく、娘の成長を見守る感覚でした。中井貴一さん主演の同名作品でちえを演じましたが、私のちえと比べると祐奈ちゃんの落ち着き方は本当に素晴らしいです。

 また、主役の溝端淳平君の成長も大きいですよね。以前映画でお母さん役をやったことがあるんですけど、その時から誰に対しても、非常に気配りができる方。主役として負担になっていないか心配になったこともありましたが、彼の性分なんでしょうね。今ではどっしり真ん中にいる感じが出てきました。たくさん経験を積んで、顔付きもキリッと変わってきましたね。またお顔がきれいなのよね(笑)。

松江は居候の登に屋根の修理や庭掃除などの仕事を押し付ける

 そして忘れてならないのが夫・玄庵役の古谷一行さん。その存在感には助けられました。あまりベタベタした方ではなく、またどこかで会えるよねと、すっきり立っている感じが涼やかで。その古谷さんの涼しい求心力で、前回シリーズから間が空いてもキュッとまとまれたのだと思います。第3シリーズでは、実に楽しげに演じていらっしゃるのも印象的でした。

 とうとうこのシリーズも最終章。長かったけれど「もっと続けられないかなぁ、なんとかできないの?」と現場ではみんなで言っているんですよ。

町医者の玄庵(古谷一行)は無類の酒好きで松江には頭が上がらない
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