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水野美紀 水野美紀

水野美紀女優みずのみき

1974年生まれ、三重県出身。87年、芸能界デビュー。以後、ドラマ『踊る大捜査線』『女子アナ。』、映画『踊る大捜査線』シリーズ、『恋の罪』、舞台 KERA MAP #006『グッドバイ』など幅広く活動。NHKでは、『スロースタート』『七瀬ふたたび』『柳生十兵衛七番勝負』『逃げる女』、大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』など。『スローな武士にしてくれ』では、主人公の大部屋俳優・シゲちゃん(内野聖陽)を支える妻を演じる。

土曜ドラマ スロースタート (2007)

谷口未散役

土曜ドラマ スロースタート

インタビュー

 ニートや引きこもりの社会復帰を手助けする「レンタルスタッフ」という仕事をする女性の役でしたが、ドラマの原案となった『レンタルお姉さん』(荒川龍著)という本を読むまで、こういう職業があることを知りませんでした。監督自ら実際に活動されているレンタルスタッフの方のお話を聞いて、それを私たちに伝えてくださるなど、事前にかなり情報収集をしてから撮影に入ったことを覚えています。

35歳の早川(萩原聖人)は優秀な営業マンだったが今は無職で…
“なぜ働くのか?”という早川の質問に未散は答えられない

 内容はやはり衝撃的なことが多かったですね。引きこもりの若者を部屋から出すために、家族全員を一時引っ越しさせるという強硬手段もありました。自ら外に出なければ食事すらできない、生きていけないという状況を作り出す一種の兵糧作戦です。強い信念と数々の経験を踏まえたうえで、確信をもって臨まないとつとまらない仕事だなと思いました。

 演じている間もいろいろなことを考えさせられましたね。もし、家族や身近な人がニートや引きこもりになってしまったら、自分には何ができるんだろうとか。本人だけではなく家族の問題にもなってくるわけで、本当に難しい問題に切り込んだ作品だと思いました。

早川が自殺を図り病院に搬送された
“なぜ働くのか?”悩み抜いた未散が出した答えとは…

ドラマ8 七瀬ふたたび(2008)

漁藤子役

ドラマ8 七瀬ふたたび

インタビュー

 蓮佛美沙子さんがヒロインの七瀬をつとめたSFサスペンスドラマでした。七瀬は人の心が読めるテレパシーの持ち主、私が演じた漁藤子は時間を移動できる能力に目覚める科学者の役でした。脚本を読んだ段階でとても不思議な物語だなと思ったことを覚えています。しかも、この作品は29年前にやはりNHKで放送したドラマのリメークだったんですよね。29年前に、こんな名作が制作されていたことに衝撃を受けました。

筒井康隆原作 超能力を持つ若者たちの孤独と受難を描いたSFドラマ
未知能力を研究する藤子自身に超能力が現れ…

 蓮佛さんは当時まだ10代でしたが、とてもしっかりされていてお芝居の安定感も抜群でした。普通の少女だった七瀬が未知の能力に目覚めたことのとまどいや葛藤、そして悩みを抱えながら行動していく様子をとても素敵に演じられていましたね。

 刑事役で出演されていた市川亀治郎(4代目市川猿之助)さんは、若手が多い現場でまとめ役のような役割を果たしてくださいました。亀治郎さんが幹事になって食事会を開いてくださったことも……。その後、歌舞伎を見に行かせていただくなど交流が続きました。

  
七瀬(蓮佛美沙子)は他者の心を意のままに操る究極のテレパス
高村刑事は超能力を悪用しようとする組織を追うが…

正月時代劇 陽炎の辻スペシャル
〜居眠り磐音江戸双紙〜海の母 (2010)

お彩役

正月時代劇 陽炎の辻スペシャル〜居眠り磐音江戸双紙〜海の母

インタビュー

 時代劇『陽炎の辻』シリーズの完結編となった正月時代劇に、磐音(山本耕史)が仇討ちの助太刀をする少年・小太郎(須賀健太)の母親・お彩役でゲスト出演させていただきました。実は小太郎が父の仇として追うのが、実の母であるお彩と剣の師匠だったんです。故郷の上総の海辺に逃げていた二人の前に小太郎とともに磐音が現れるという切ない物語でもありました。

傳三郎(山口馬木也)はお彩に暴力を振るう主君を止めようとして死なせてしまう
夫の暴力に苦しんでいたお彩は傳三郎とともに逃げるが…

 この撮影のロケで訪れたのが岩手県の大船渡市でした。それまでにも『陽炎の辻』シリーズのロケ地となっていたそうで、地元の方たちがずいぶん撮影にも協力してくださいました。3シリーズも続いた作品ですからレギュラー出演者のみなさんは打ち解けていらっしゃいますが、ゲスト出演者というのは少し緊張するものです。でも座長の山本耕史さんが、そうしたゲストも含めた輪を作ってくださったおかげで、私たちも不安なく参加することができました。

 なかでも山本さんが連れていってくださった焼肉屋さんの店長さんとは、それ以来、交流が続いています。2011年の東日本大震災では、ロケ地だった港やその方のお店も家も津波にのまれてしまったのですが、ご家族は全員無事だと聞いてホッとしました。その後、上京されていま立川でまたお店を始められたので何度か足を運んでいます。ドラマがきっかけで出来た人の縁ですね。

お彩の息子・小太郎(須賀健太)は父の敵を討つべく母と傳三郎を追う
仇討ちを助けることになった磐音(山本耕史)がお彩の前に現れ…

土曜ドラマ 逃げる女(2016)

西脇梨江子役

土曜ドラマ 逃げる女

インタビュー

 児童殺人の罪で8年間も服役した後に無罪が証明された女性・梨江子が、釈放後自分を陥れた親友の足跡をたどるというサスペンスロードムービーでした。鎌田敏夫さんのオリジナル脚本でしたが、鎌田さんご自身がこれまで書き慣れてきたセオリーに頼らず、過去の自分を裏切って書いていくとおっしゃっていた作品です。そのため、いわゆる起承転結があるわけではなく、出所してきた梨江子と仲里依紗さん演じる謎の女・美緒との揺れ動く関係や変化、さらには爆発といったものが延々と描かれていて、見ている方はいうまでもなく、演じている私たちにもどこに向かっているのかわからない。そんな思いにさせられる作品でした。

えん罪が晴れて刑務所を出所した梨江子だが世間の目は冷たく…
刑事の佐久間(遠藤憲一)は償いの気持ちで梨江子を案じる
梨江子につきまとう謎の女・美緒(仲里依紗)

 さらに黒崎博監督の黒崎ワールドが強烈でした。佐世保を中心に九州のいろいろな場所でロケをしたのですが、ほぼすべてハンディカメラでワンシーンを長回しというスタイルだったんです。「用意スタート」「はい、カット」という撮り方ではないので、どこからお芝居なのかがはっきりしない。どう動いてほしいという指示はなく、ただ何回かテストをしてずっと長回しのワンカット。たとえば、梨江子が中華料理店でちゃんぽんを食べるというシーン。お店に入るところから、注文してちゃんぽんが来て食べ終わり、お店を去るまでがワンカットの撮影だったんです。このときはちゃんぽんを4杯くらい食べきりましたね。とにかく、ずっとドラマの世界の中にいる感じで、梨江子として生きていないと成立しないような撮影方法だったので、ずっと息を詰めていたという印象があります。ひたすら役にのめり込んで捧げた数か月は、きつかったけれど刺激的でとても楽しい日々でもありました。

梨江子は美緒に対して愛しさにも似た感情を覚え始めるが…

 美緒役の仲里依紗さんとの共演は最高でした。この二人の関係をうまく表現する言葉が見つからないのですが、微妙な距離感を保ちながら依存し、誰かを投影し疑いもし憎みもする。いろんな感情をぶつけ合う二人でもありました。苦しいシーンも多かったけれど、お芝居の先輩や友達、同業者からの反応がすごくて、放送後の反響の大きさにも驚かされました。

2人の周囲で起こる殺人事件は美緒のしわざなのか?

スーパープレミアムドラマ スローな武士にしてくれ
〜京都撮影所ラプソディー〜(2019)

村田富士子役

スーパープレミアムドラマ スローな武士にしてくれ〜京都撮影所ラプソディー〜

インタビュー

 映画『蒲田行進曲』に対する源孝志監督のオマージュがたっぷり入った作品です。内野聖陽さん演じる主人公のシゲちゃんというのが、すごく不器用で、でも真面目で本当にいとおしいキャラクターなんです。殺陣(たて)は抜群にうまいのに、セリフを言おうとするとガチガチに緊張してしまってうまく言えない。だからずっと大部屋で斬られ役専門の役者をやっていて、そんなシゲちゃんを京都で団子屋をやりながら支える妻というのが私の役どころでした。昔は『くノ一』シリーズで、ばりばり殺陣もこなし、けっこう周囲をぶいぶい言わせていた(笑)女優でもあったんです。

いつもほとんどセリフのない茂雄(内野聖陽)が主役に大抜擢!
富士子は茂雄を心配するが…

 物語は最新機材を使って撮影する作品を企画したNHKが、その主役にシゲちゃんを抜擢。ハイスピードカメラなどを使っていろいろな角度から撮影するというもので、ふんだんに披露される殺陣シーンは見どころです。でもそれ以上に見逃せないのが、京都の時代劇撮影所の裏方をつとめる昔気質の職人さんたちの物語。ベテランの役者さんたちがカメラマンや音声さんなどを演じられているのですが、その丁々発止のやりとりなど、職人のおやじたちのカッコ良さが詰まっています。台本を読んでいても何度もグッとくる場面がありました。

 さらに不器用なシゲちゃんを内野さんが演じられているのが本当にはまっていて、あまりに素敵なシゲちゃんなのでみんなが応援したくなるんです。私が演じる富士子も、昔取った杵柄といったところで、かつての仲間たちとじゃれ合いのように少し殺陣をやってみるというシーンもあります。私自身も久しぶりに京都で立ち回りをさせていただけて楽しかったし、とてもクリエーティブな現場でした。楽しく笑って、少しグッとくる。そんな素晴らしいエンターテインメント作品になっていると思います。

富士子はかつての人気アクション女優
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