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綾瀬はるか 綾瀬はるか

綾瀬はるか女優あやせはるか

1985年、広島県出身。主な出演作に、ドラマ『ホタルノヒカリ』シリーズ、『JIN-仁-』シリーズ、『きょうは会社休みます。』『奥様は取り扱い注意』『義母と娘のブルース』『天国と地獄〜サイコな2人〜』、映画『ハッピーフライト』『おっぱいバレー』『海街diary』『今夜、ロマンス劇場で』など。NHKでは『精霊の守り人』シリーズや、大河ドラマ『八重の桜』で主演を務めたほか、大河ドラマ『いだてん』などに出演。

大河ドラマ 八重の桜(2013)

山本八重役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 大河ドラマの主演が決まったときは驚きました。大河は初出演で、1年間かけてひとりの人物の生涯を演じるのも初めての経験。私にとっては挑戦でした。でも、プロデューサーから、福島をはじめ、東北の皆さんが喜んでくださるような作品にしたいとうかがい、光栄だと思いました。

 私が演じた八重は、男まさりで活発な女性。会津藩方術師範の家に生まれ、女性でありながら砲術の道を志しました。そして、会津若松城の籠城(ろうじょう)戦では、スペンサー銃を手に奮戦します。ですから、会津ことばはもちろん、射撃や薙刀(なぎなた)の稽古(けいこ)をして、撮影に挑みました。

 アクションシーンの多い役でしたが、体を動かすのは気持ちがよかったです。なかでもドラマの冒頭でも描かれたスペンサー銃を撃つシーンは、「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれるようになる八重を象徴するような場面だったので、ひるまず敵に向かっていく姿を印象的に演じたつもりです。

“幕末のジャンヌ・ダルク”とよばれる

 会津戦争に敗れたあと、兄の覚馬(西島秀俊)を頼って上洛。やがて新島襄(オダギリジョー)に出会い、ともに同志社英学校の設立に奔走します。さらに日清・日露戦争では看護婦をしたりと、八重はいつも誰かのために働く女性でした。

会津戦争が終わり、京都にいた兄・覚馬(西島秀俊)を訪ねると「これからは学問が武器だ」と言われる
再婚相手・新島襄(オダギリジョー)に「これからはジョーと呼んで」と言われ、その男女平等の精神に驚く

 江戸から明治へと時代が変わり、人々の生活が大きく変わるなか、会津藩に伝わる「什(じゅう)の掟(おきて)」の「ならぬことはならぬ」という教えを胸に、ブレずに生きた八重。その一方で常に柔軟な考え方で新しいものも取り入れていきました。そんな八重としての経験が、自分に刻まれていくことを感じた1年でした。大河ドラマという特別な空間で重ねた時間は、私にとってかけがえのない財産です。

大河ファンタジー 精霊の守り人(2016〜18)

バルサ役

大河ファンタジー 精霊の守り人

インタビュー

 上橋菜穂子さん原作の「守り人」シリーズを、3年にわたって描く大河ファンタジー。大河ドラマで1年間ひとりの人物を演じ、言葉にならない大切なものをもらったので、出演のお話をいただいたときは「また素晴らしい経験ができる」と本当にうれしかったです。

 私が演じたバルサは原作を読めば読むほど「こんなカッコいい人はいない」と思うようなヒロインでした。 “短槍”の達人で女用心棒をしていますが、本当の強さと優しさを持っているんです。こういうハンサムウーマンはいいですね。

 用心棒役なので激しいアクションシーンが多く、クランクインの半年前から特訓を重ねました。受け身の練習から始まり、体感を鍛えたり、ボクシングをしたり。もちろん槍を使った殺陣の練習もしました。でも実際に演じるとすごく難しくて、ちょっとした歩き方にしても、様にならず苦労しました。

激しいアクションシーン

 それがアクションシーンを重ねるうちに、つかみづらかったバルサ像がどんどんしっかりしてきたんです。生死をかけて戦っている感じが体に入ってきた気がして、アクション自体も楽になりました。そんなふうに役をつかんだのは初めての経験でした。

 シーズン1で描かれたバルサは30歳くらい。ちょうど私も30代がスタートするタイミングだったので、役とリンクする感覚がありました。それから3年をかけて作品に取り組みましたが、新たな壁であり、多くの発見もした、自分の人格に関わる大きな役でした。私もバルサと一緒に大きく、強くなったと感じています。最終章を放送したときは、ようやく終わったという安心感と、バルサとお別れして一歩前に進むんだという気持ちになったのを覚えています。

大河ドラマ いだてん(2019)

春野スヤ役

大河ドラマ いだてん

インタビュー

 日本人で初めてオリンピックに出場した金栗四三さん(中村勘九郎)と日本にオリンピックを招致した田畑政治さん(阿部サダヲ)を主人公にした大河ドラマ。私が演じたのはマラソン一筋に生きた四三さんの妻・スヤでした。

 スヤさんは6人のお子さんを育てながらテキパキと家事をこなす、明るい太陽のような女性。初登場シーンでは自転車で爆走しながら、「自転車節」という当時の流行歌を大声で歌っていました。オリンピックに出場するためストックホルムに行った四三さんを、皆で応援する宴会では、踊りながら歌うシーンもありましたね(笑)。熊本ロケの際にお会いした四三さんとスヤさんのお子さんたちからうかがったのですが、実際のスヤさんも晩年まで歌やお酒を楽しまれたそうです。

自転車節を大声で歌う
四三(中村勘九郎)に自転車節を教える「金栗さん上手!」

 ふたりが結婚してしばらくは、四三さんがマラソンを続けるために東京にいて、スヤさんは熊本で家族と暮らす離ればなれの生活。きっと寂しさはあったと思いますが、それ以上に大好きな四三さんを応援してあげたいという気持ちが強かったのではないでしょうか。特に印象深いのは、挫折を経験して落ち込む四三さんを、同じ気持ちになりながらも、あえて前向きに励ます姿。真っ直ぐでりんとした強さもある女性だったと思っています。

オリンピックに参加できず落ち込む四三を励ます

 また、熊本で一緒に暮らしていた義母の幾江さん(大竹しのぶ)は、スヤさんを本当の娘のようにかわいがっていました。実際の2人も、子どもたちが嫉妬するほど仲がよかったのだとか。四三さんがずっと東京にいたので、スヤは幾江さんとのシーンがとても多かったのですが、太っ腹で端切れがよく、気持ちいい義母でした。

義母・幾江(大竹しのぶ)からスヤのために生きたいという思いを聞いてうれし泣き

 宮藤官九郎さんの作品は初出演。登場人物たちがとにかく個性的で、面白かったです。それぞれに信念を持って生きている人たちばかりで、そのぶつかり合いを、笑って泣ける作品にされた宮藤さんはすごいですね。心が熱くなり、胸を打たれるようなシーンもたくさん描かれていたので、私自身も「頑張らなきゃ」という気持ちにさせられました。

四三の二度目のオリンピック報告会にて「16位ばってん、大勝利!金栗四三は金メダルたい!」

東日本大震災10年 特集ドラマ
あなたのそばで明日が笑う(2020)

真城蒼役

東日本大震災10年 特集ドラマ あなたのそばで明日が笑う

インタビュー

 宮城県石巻市を舞台に、行方不明の夫を待つ女性と、震災を知らない建築士の出会いを描いた作品です。私が演じるのは主人公の蒼。突然大切な人がいなくなってしまい、10年間、その経験を抱えながら、それでも前を向こうともがきながら生きている人でした。

 蒼は生活のなかで毎朝変わらずに夫の高臣さん(高良健吾)のご飯を作っていて、いなくなった夫の存在を抱え続けています。不在を受け入れられずにいる複雑な心境が描かれるのですが、その葛藤が長かったので、鬱々(うつうつ)とした大変さがあっただろうと想像しました。

 そんな毎日のなかで、蒼は石巻にやってきた葉山瑛希(池松壮亮)と出会い、夫を忘れて切り替えよう、前を向こうと一生懸命やってきたけれど、存在を抱えながら一緒に歩いて行くこともできるんだと気付くんです。自分の深い悲しみと向き合って、それを受け入れたとき、ある意味で10年間の葛藤を心のなかで融合させたのではないかと思うんです。

 ドラマでは震災をテーマにしていますが、人それぞれに大小関係なく、悩みや苦しみを抱えています。でも、そのひとつひとつを、時間をかけながらでも受け入れ、前に進んでいくと明日につながるんだというメッセージが、このドラマには込められていると感じました。

 ロケで訪れた石巻には、津波によって被害を受けた小学校がそのまま残されていたり、町並みの壁にも水がここまで来たという記しがあったりしました。10年経ってもまだまだ癒えていないことが多く、そのなかで目の前のことに向かって頑張っていらっしゃっるんだと感じました。私自身、このドラマに出演して改めて知ることや、苦しく感じることもたくさんあったので、このドラマを通して震災の被害に遭われた方々や、蒼のように前を向く人たちに寄り添っていただければと思います。

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