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岡田義徳 岡田義徳

岡田義徳俳優おかだよしのり

1977年生まれ、岐阜県出身。95年、映画初主演作『渚のシンドバッド』で好演し、注目を集める。主な出演作に、映画『マダガスカル』シリーズ、『神様のカルテ』『アイアムアヒーロー』『今日も嫌がらせ弁当』(2019年初夏公開)、ドラマ『木更津キャッツアイ』『南極大陸』『未来日記〜ANOTHER WORLD〜』など。NHKでは、『ちゃんぽん食べたか』、連続テレビ小説『甘辛しゃん』、大河ドラマ『篤姫』『八重の桜』などに出演。プレミアムドラマ『主婦カツ!』では、スーパーマーケット「宝屋」の店長・岡野陸役で出演。

連続テレビ小説 甘辛しゃん(1997)

榊拓也役

連続テレビ小説 甘辛しゃん

インタビュー

 『甘辛しゃん』は、阪神・淡路大震災を扱っている作品でもあったので、先輩方にお話を聞いて慎重に取り組みました。見ている方が不快にならないように、また応援の意味を込められるようにと、ずいぶんいろいろなことを考えながらやらせていただいた記憶があります。

 舞台となったのは神戸市灘の酒造家・榊酒造で、僕はそこの当主の息子役で、ヒロイン・泉(佐藤夕美子)は義理の妹でした。まだ僕自身が新人だったこともあり、いっぱいいっぱいでしたが、共演させていただいた素晴らしい先輩方がとてもいい雰囲気を作り出してくださっていました。祖父の庄一郎を演じられた植木等さんは現場でいつも笑顔でいらっしゃったし、義母のふみ役の樋口可南子さんも僕らが緊張しないように冗談などで笑わせてくれたり。すごく素敵な空間でしたね。

灘の造り酒屋榊家の跡取りとして生まれた拓也だが、家に反発し…
榊酒造を支える母ふみ(樋口可南子)、祖父の庄一郎(植木等)
拓也は義理の姉・泉(佐藤夕美子)への恋に苦しみ、家を出る

 NHK大阪放送局の制作でしたから、撮影中は局の近くの宿に泊まっていたこともあり、スタッフの方たちとも本当に親しくなれました。まだ若かったので、みなさんがいろいろなところに連れていってくださるなど、まるで家族のように温かく接してくれました。

 共演者やスタッフと一緒に過ごす時間が長かったことは、芝居のこと、撮り方なども含めて勉強になることばかりでした。

清水酒造で茂吉(塩見三省)の指導を受けながら酒造りに打ち込む拓也

大河ドラマ 篤姫(2008)

島津忠敬役

大河ドラマ 篤姫

インタビュー

 時代劇初体験というわけではなかったのですが、本格的に取り組むのは初めてだったので、とても楽しみでした。所作や殺陣が重要だということも理解していたので、必死で勉強しました。新しいことを覚えるというのはやはり楽しいですし、とても良い経験になりました。

 僕は今和泉島津家の三男で、後の篤姫となる於一(宮﨑あおい)の兄でしたが、妹によく嫌みを言っていました(笑)。兄妹げんかしながらも妹のことを大好きだったと思うので、於一が島津本家の養女になるというのは手が届かなくなる存在になってしまう寂しさもあったと思います。

忠敬(ただゆき)と肝付尚五郎(瑛太)は同じ塾に通う学友
妹の於一(おかつ/宮崎あおい)が男装して塾に現れ…

 篤姫は将軍御台所にまでなりますが、今和泉島津家で過ごした時間はとても大切な思い出として心に残っていただのではないかと思います。そういう意味で家族団らんのシーンは、ていねいに描かれていましたし、撮影していても本当に楽しかったです。父上・忠剛役の長塚京三さんが楽しい方で、母上・お幸役の樋口可南子さん、宮﨑さんも柔らかい空気を持っていらっしゃったので、あの温かい空気、ほっとするような人間関係は家族全員で作り出したものだと思います。

明治維新の後、忠敬は母・幸(樋口可南子)とともに妹・天璋院を訪ねる

大河ドラマ 八重の桜(2013)

広沢富次郎(安任)役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 この作品に出演させていただいたことで、幕末の会津藩士がたどった運命を知ることができ、とても勉強になりました。僕が演じた広沢は一度は投獄されたりしながらも、廃藩後に酪農に携わり旧藩士たちをまとめた人物。会津藩の悲惨な歴史だけではなく、そうした希望があったことを伝えることができて本当に良かったと思います。

 とはいえ、やはり前半は切ないことが多かったのですが、そうした悲惨な出来事や、理不尽な思いをきちんと伝えなくてはと思いながらやっていました。どんな時も彼らは必死で生きていたと思うし、生き抜こうとしていたんです。追体験はできないけれど、僕が感じたそんな思いを消さないようにしたいと考えながら演じていました。

戊辰戦争に敗れた旧・会津藩士たちは下北半島に“斗南藩”を興す
広沢も極寒の斗南へ…

 大河ドラマのような長い作品は、途中でいなくなったりすることもあるのですが、『八重の桜』は終盤まで出演できて、広沢の後半生を演じられたのでそれが嬉しかったし、幸せなことでした。

 また大河も二度目だったので、かつて僕が先輩からしていただいたように、若い人に所作のちょっとした心得を教えてあげることができました。畳のへりを踏まないようにとか、刀のさばきはこうするんだよとか。現場で気づくことが多いので自然に伝えていましたね。

斗南の地に牧場を開いた広沢
山本覚馬(西島秀俊)と妹の八重(綾瀬はるか)

土曜ドラマ 足尾から来た女(2014)

新田新吉役

土曜ドラマ 足尾から来た女

インタビュー

 日本初の公害事件だった「足尾銅山鉱毒事件」を題材にした社会派の作品でしたね。こういうテーマは年を取らないので、いつまでも見ていただきたい作品です。

 僕が演じた新吉は主人公のサチ(尾野真千子)の兄で、政治家の田中正造(柄本明)とともに銅山を相手に闘っていた人物です。それが、戦争で銅山の銅で作られた銃弾で命が助かったことから、銅山側についてしまう。それはすごいことですが、新吉は自分の正義を強く信じている人なんだと思いました。周りに流されることなく、事実を見つめ自身の考える正義を見据えていた。反対されても嫌われてもその信念を貫いたところに感動しました。

足尾銅山鉱毒事件の追及に生涯をかける田中正造(柄本明)
新吉は妹のサチ(尾野真千子)を正造に引き合わせる

 田中正造役の柄本明さんが、とても素敵でしたね。僕は唯一反発して背を向けるという役どころでしたが、合間ではいろいろなお話しをしてくださいました。作品のことやお芝居のアドバイスなど、とても良い時間を過ごすことができました。

 尾野真千子さんとご一緒するのは二度目ですが、構えるところのない自然体の方ですね。彼女はお芝居の中で感じたこと、思ったことを、セリフにのせて会話として出してくれる。お芝居で会話ができるうえに、受けることも引っ張ることもできる。すごい技術を持った素敵な女優さんです。

日露戦争後、新吉は正造を裏切り、正造らと対立する県の役人に…
生まれ育った村を池の底に沈める計画に加わる
新吉を変えたのは日露戦争での過酷な経験
“悔しいけど、銅山がなきゃ、鉄砲の弾は作れねえ…”

プレミアムドラマ 主婦カツ!(2018)

岡野陸役

プレミアムドラマ 主婦カツ!

インタビュー

 大手スーパーマーケットに押されているスーパー「宝屋」の店長役です。若いころは「店長」と呼びかけるバイト役をやったことがありましたが、今回は店長の側。そういう立場になって(笑)、その分、広い視野を持たなくてはと改めて実感させられました。

 でもこの店長は、「宝屋」のメンバーからは少しバカにされているようなところもあります。でも実は頼られていたり、みんなが心配し合ったり、少しクセのある人物もいますが(笑)、素敵な関係の仲間たちです。岡野は一言でいえば、とてもいい人。30代は悪役が多かったので、40代に入っていい人を演じられるのは嬉しいです。

岡野は経営不振に悩むスーパーマーケット「宝屋」八王子台店の店長
プライベートでは幼い息子を抱えたシングルファーザーで…
パートとして入った夏子(鈴木保奈美)のアイデアと熱意が店を変える

 鈴木保奈美さんが演じる夏子が加わり、宝屋もどんどん変わっていきます。展開が早いので楽しんでいただけると思うし、時代が変わってきていることを感じていただける作品でもあります。夏子たちの活躍ぶりに比較して、このドラマに登場する男の人はだらしないと思ってしまう方もいるかも知れません。だけど男が働かなくてはいけないとか、引っ張らなくてはいけない。そんなふうな考え自体がもう古いということを、僕自身も思っていますし、ドラマから受け取ってもらえたらいいなと考えています。きっと若い人のほうが違和感なく見ていただけそうですね。

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