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菊池桃子 菊池桃子

菊池桃子女優・歌手きくちももこ

1968年生まれ、東京都出身。84年、映画『パンツの穴』でデビュー。同時に歌手としてもレコードデビューを果たし、爆発的な人気を得る。ドラマ、ナレーション、バラエティーなどで活躍するほか、戸板女子短期大学の客員教授もつとめる。NHKでは、大河ドラマ『信長』、『ガラスの家』『定年女子』などに出演。『ダイアリー』では、結婚間近の一人娘・彩加にも過去を語らずに生きてきたシングルマザー・春海役を演じている。

ドラマ10 ガラスの家(2013)

尾中寛子役

ドラマ10 ガラスの家

インタビュー

 エリート官僚の渋澤一成(藤本隆宏)の過去を知る謎の女性として登場し、ヒロインの黎(井川遥)たちを翻弄する役どころでした。そんな女性を演じるうえで私がテーマにしたのが“笑顔が不気味”というもの。どんなふうに笑うのか、現場で監督ともお話しさせていただいて、自分の中で一番悪い笑いというか、悪魔の笑いというのをやってみたところ、採用をしていただいたのです。

突然澁澤家を訪ねてきた謎の女性に黎(井川遥)はとまどう

 この女性は最終的には他人の家庭を壊すようなことをしてしまうのですが、計算とか何か筋道が見えての行動というよりは、相手のことを気にせずに突っ走ってしまう。こういうことをせざるを得ない心理状況になっているという感じでした。そういう意味では、次の回の台本に何が書いてあるのかわからない。どう変化していくのか想像できない難しさがありました。

寛子は高級フィットネスクラブのオーナー

 私自身の性格や、日ごろ演じさせていただく役柄とはだいぶ離れていたのですが、その振り幅の大きさが演じるうえでは楽しかったです。意地悪のさじ加減にも強弱をつけることができて、やはりスパイスのある悪役というのは面白いですよね。ただ、気を付けなくてはいけないなと思ったのは、家に帰っても顔が怖くなっていたこと(笑)。こういう役は、どうしても日常が引きずられがちなんです。出演者がみなそれぞれ独自の世界観を持った素敵な作品でした。

黎の夫・一成(藤本隆宏)との関係を語り始める寛子

SONGS(2014)

SONGS

インタビュー

 デビュー30周年記念の番組でしたが、自分自身の人生を棚卸しするような機会になりました。とてもていねいに制作していただき、いま改めて見ても泣きそうになってしまうほど(笑)、私にとっては宝物のような番組です。

 でも、久しぶりに何曲も続けて歌わせていただいたので、収録が終わった時の疲労感はすごかったです(笑)。歌うことに集中していたこと、一生懸命やりたいという気持ちで何日も前からずっと緊張状態だったこともあり、どっと疲労が押し寄せてきてしまったんですね。

 30年という歳月を俯瞰して、自分を肯定してあげたいという思いもありました。また今の私が素敵に映ることが、ファンのみなさまに応えることだとも思っていました。そこで輝ける瞬間があれば、自分の中でも30年間やってきたことが間違いではなかったと思えるのではないか。そんなふうに真剣に取り組んだ結果、終わった後がぐったりだったんです。本当にどれだけ力が入っていたんでしょう(笑)。

2012年から大学の客員教授も務める

 この番組では、歌だけでなくアイドル当時に過ごした場所を訪れることもできました。時を経て変わってしまったところもあるけれど、昔懐かしい風景に時間が巻戻ってしまったような感覚にもなりました。こうして振り返ると、これまでお芝居から歌までいろいろなことをやらせていただけて楽しかったですね。

鶴瓶の家族に乾杯(2015)

鶴瓶の家族に乾杯

インタビュー

 この番組は事前にスタッフから「行きたいところはありますか?」と聞いてくださるんです。そこで、「うどんを食べに行きたいです」とお話しして、坂出市になりました。もともとうどん好きだったのですが、やはり本場で食べたうどんは歯ごたえとコシが絶妙で本当においしかったです。

 それ以上に良かったことは、地元の方とふれあえたこと。まったく初めてお会いする方とじっくりお話をする機会というのは、なかなかないですよね。番組の収録という安心感もありますが、いろいろな方に声をかけさせていただいて、そこで出会った方たちがみなさん本当に温かくて。地元の方とのふれあいがこんなに楽しいものなのかというのが実感です。それ以来、そうした地域の方とふれあえるような番組には積極的に出演させていただくことにしています。

香川県では本当に毎日うどんを食べているのか?笑福亭鶴瓶と調査!
“日本一営業時間が短い”といううどん屋を訪ねる

 ただ、ぶっつけ本番って怖いですよね(笑)。鶴瓶さんと別れて自力で出会いを求めて歩き出してからが大変でした。こっちがいい、あっちがいいと、自分が行きたい道を選ばせていただいたのですが、行けども行けども出会いどころか、人がまったくいないんです(笑)。日本の人口問題や過疎化の現状を目のあたりにするなど、いろいろなことを考えさせていただく機会にもなりました。

 そういえば、この番組で出会えたおいしいうどんを子供たちにも食べさせてあげたくて、その後、もう一度、家族で香川県まで旅行に行きました。

プレミアムドラマ 定年女子(2017)

竹下由美役

プレミアムドラマ 定年女子

インタビュー

 南果歩さんが演じられたヒロインの深山麻子をはじめ、このドラマに登場する女性たちの多くが仕事をしている中で、私だけが専業主婦という役どころでした。どちらの立場にしても、「実際にこういう人、いそうだな」と思わせてくれるような脚本だったので、専業主婦代表という気持ちで演じさせていただきました。

由美は麻子(右端・南果歩)のママ友
麻子の娘・葵(山下リオ)の結婚披露宴の打合せ中…

 役作りにあたって監督にご相談したら、それぞれの年収設定などを教えてくださり、私が演じた由美の家庭は年収1200万円だそうで、衣装やアクセサリーを選ぶうえでとても参考になりました。衣装と言えば、同世代の女性たちが多いので、それぞれのイメージカラーのようなものを決めておくと進めやすいと監督はおっしゃっていました。私の役は、ふんわりとした雰囲気の女性だったこともあり、どこかにピンク色が入っていましたね。

麻子が部長職を定年になったことに、由美も登美子(草笛光子)も驚き…

 現場はとても楽しかったですね。休憩時間になるとみんなで椅子を持って草笛光子さん(麻子の元姑・登美子役)の周りに集まっては、いろいろなことを教えていただいていました。女優業のことだけではなく、生活全般から食事やトレーニングなど具体的なこともお話しくださいました。本当に先輩のアドバイスがありがたくて、一生懸命ノートに書き留めたりしていました。南果歩さんは「光子の部屋」とおっしゃっていましたが(笑)、とても素晴らしい時間を過ごさせていただけた現場でした。

プレミアムドラマ ダイアリー(2018)

宮田春海役

プレミアムドラマ ダイアリー

インタビュー

 このドラマは高校生で妊娠、石川県から上京し娘を産んで育ててきた女性が急病で倒れたところからスタートします。私はこのシングルマザーの役ですが、意識不明の植物状態になってからの回想が一つ一つとても意味深いものになっていくので、大切に演じなくてはと気持ちを引き締めて臨んだ作品です。ドラマでは描かれませんが、親戚や身寄りが近くにいない状況での子育ては本当に大変だっただろうと想像しました。そんな中で寄り添って生きてきた母子の絆は、とても温かく、その一方、重たいものでもあったと思います。

春海は娘の彩加に父親のことを聞かれると嘘ではぐらかしてきた

 娘の彩加を演じた蓮佛美沙子さんは、撮影中はずっと「お母さん」である私のことを思ってお芝居をしていたそうで、ドラマの打ち上げで私の顔を見たら「まだ胸が苦しくなる」と話していました。私も「もう、終わったのだから」と言いながらも、同じような気持ちになりました。短い撮影期間でしたが、それだけこの母子の絆が固く結ばれていたのだと実感することができました。

離れて暮らす彩加(蓮佛美沙子)から結婚すると報告され…
彩加のドレスの試着に向かう途中、脳出血で倒れる

 また、このドラマで取り上げた「リビングウィル(尊厳死宣言書)」のことも深く考えさせられました。娘が大事だからこそ尊厳死を望んだ母親ですが、同時にそれこそが自分らしい人生の終わり方だということでもあり、そこは非常に腑に落ちた部分でもありました。こんなふうに考える人はきっといるだろうと思わされるリアリティーのある台本で、読んだ時は思わず泣きました。尊厳死については、これまであまり理解していなかったのですが、人はいつか必ず死を迎えること、また年齢に関わらず明日何が起きるかわからないということなど、いろいろなことを感じていただける作品になっていると思います。

春海はなぜ“尊厳死”を望んだのか…
彩加は春海の日記を手がかりに母のふるさとを訪ねる
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