50音から探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
妻夫木聡 妻夫木聡

妻夫木聡俳優つまぶきさとし

1980年生まれ、福岡県出身。98年、ドラマ『すばらしい日々』で俳優デビュー。2001年には映画『ウォーターボーイズ』で主演に抜擢され、日本アカデミー賞を受賞する。その後も『ジョゼと虎と魚たち』や『悪人』など話題作に次々出演し、実力派として存在感を発揮。NHKでは、09年に大河ドラマ『天地人』の直江兼続役で、初出演にして初主演の大役を務めた。

大河ドラマ 天地人(2009)

直江兼続役

大河ドラマ 天地人

インタビュー

 俳優を始めて最初に目標にしたのが、大河ドラマへの出演。それが、こんなに早く、しかも主演という形でかなうとは思っていませんでした。主役に決まったと聞いたときは、喜びよりも驚きの方が大きくて、親や祖父母への感謝の気持ちがわいてきました。仕事で初めて孝行ができると思いました。

大河ドラマ初主演

 演じた直江兼続は上杉謙信(阿部寛)の薫陶を受けて育ち、主君・上杉景勝(北村一輝)を生涯支えた義臣。演じるにあたっては、関連の書籍を読んだり、ゆかりの地をめぐったりしました。上杉家の領地だった新潟県にはロケでおじゃまし、おおらかで温かい人々と美味しい米と酒に出会いました。また、上杉家の移封(いほう)先、山形県米沢では、兼継が着用した「愛の兜(かぶと)」を見ることができました。現代の僕たちがイメージするLOVEではなく、仁愛を表していると感じ、現物の兜のすばらしさに感動してしまいました。

生涯、上杉景勝(北村一輝)に忠義を尽くす
兜に「愛」の文字を掲げる

 1年をかけてひとつの役を演じさせていただくのも始めてでした。兼継の青年時代から60歳で亡くなるまでの生涯を演じましたが、当初から兼継が兜に掲げた「愛」の意味を見いだせたらと思っていました。戦国乱世を生き抜いていくために、悩みや弱さと向き合いながら、さまざまなピンチを切り抜けた兼継を支えたのは“仁愛”の精神。兼継の家族や仲間を思いやり、民を慈しむ気持ちに寄り添って駆け抜けた1年間でした。

人形劇 シャーロックホームズ(2014)

人形劇 シャーロックホームズ

三谷幸喜が推理小説の古典を学園ミステリーとして脚本化。15歳の少年・ホームズとワトソンが学園内で起こる奇妙な事件のなぞを解く。

原作:アーサー・コナン・ドイル 脚本:三谷幸喜 音楽:平松加奈
声の出演:山寺宏一 高木渉 堀内敬子 妻夫木聡 ほか

夏休みドラマ キッドナップ・ツアー(2016)

タカシ役

夏休みドラマ キッドナップ・ツアー

インタビュー

 角田光代さんの同名小説をドラマ化した作品で、別居中の父・タカシと小学5年生の女の子・ハル(豊嶋花)のひと夏の誘拐(キッドナップ)旅行を描いたロードムービー的な物語でした。“親子“をテーマにした作品に出演するのは、これが初めてで「自分もついにそういう年齢になったんだな」という感慨がありました。

夏休み、娘のハル(豊嶋花)を“誘拐旅行”に連れ出す

 僕が演じたタカシは、だらしなくて情けなく、お金もないダメな父親。でも放っておけないかわいげがあって、実は情にも厚いんですよね。ですから、演じるにあたっては、不器用だけど人間らしい部分を意識していたのを覚えています。

タカシは娘もあきれるダメ父

 娘のハルを演じた花ちゃんとの共演はすごく楽しかったですよ。初対面から全力でぶつかってきてくれたので、こちらも自然と楽に演じられたと思っています。実は撮影初日に監督さんから「ふだんの妻夫木さんのほうが作品に合っているので、父親らしさはあまり意識しないで」と言われていたので、花ちゃんと“友達以上父親未満”の距離感でいられたのは良かったですね。

旅するうちに、ハルはタカシと心通わせるように

 役を通して、タカシほど不器用ではないけど、こういう距離感で子どもといられるのはいいなと感じました。父と子は“こうあるべき”ってものはなくって、不器用でもただ一緒にいることが大事。このドラマはそんな父子にとって言葉では表せない大切なことを再確認させてくれる物語なので、見る方にもそこを感じ取っていただけるとうれしいです。

“シュガー&シュガー”
サカナクションの音楽実験番組(2021)

“シュガー&シュガー”サカナクションの音楽実験番組

歌やサウンドそのものはもちろん、音楽をとりまくさまざまなカルチャーに目を向け、サカナクション・山口一郎ならではの実験的アプローチにあふれた楽しい映像オムニバス。2回シリーズの1回目は、「選曲家劇場」ほかのコーナーを送る。ゲストトークのコーナーでは、妻夫木聡が登場。作品にのぞむ姿勢やクリエーティブの未来についてなど、ほかでは聞くことができないディープな対話を繰り広げる。

終戦ドラマ
しかたなかったと言うてはいかんのです(2021)

鳥居太一役

終戦ドラマ しかたなかったと言うてはいかんのです

インタビュー

 太平洋戦争末期に帝国大学医学部で行われた米兵捕虜の手術で、教授の指示のもと手術を手伝った主人公・鳥居太一を演じました。その手術は実は実験手術で、太一は教授に中止を進言するも却下されてしまい、8人もの命が失われることに。戦後、事件の首謀者として死刑判決を受けますが、妻の房子(蒼井優)は、裁判のなかで夫が首謀者とされたことに納得ができず、救い出そうと奔走。太一は己と向き合うなかで、目を背けていた本当の罪に気づいていきます。

米兵捕虜の手術を手伝わされる助教授の鳥居

 太一は教授の指示で手術に参加しましたが、途中でその手術がおかしいことに気づいていたと思うんです。それでもやはり、教授に従わざるをえない戦時下の状況は、現代を生きる僕たちには想像することしかできません。でも、抗えば殺されてしまうこともある時代に、上の指示に逆らって中止させることはやはり難しかったでしょうね。罪だと分かっていても、それを止められる自信が僕はありません。

捕虜の実験手術について教授に中止を進言するが

 ふだんはあまり、役と自分を重ね合わせたりしないタイプなのですが、今回は違いました。人ひとりの命の尊さを考えさせられたこと、そして僕自身が親になったことも大きく関係していると思います。シンプルですが、もし自分がいなくなってしまったら家族はどうなるのかと胸が苦しくなりました。極論ですが、自分が死ぬのは構わなくても、そのあと遺された家族が自分の犯した罪を被ってしまうのは耐えられない。そうした心の動きもあり、太一も心を決めたのかもしれません。

面会に来た娘の「お父さん!行かんで!」の言葉に突き動かされる

 裁判で真実を歪められ、首謀者とされた太一ですが、投獄され刑の執行を待つなかで、自分が犯した罪について深く向き合うことになります。きっと太一にとって、自分が犯した罪は死ぬまで現実で、ずっと抱えていかなくてはいけないこと。その思いは、作品をご覧になった方にきっと届くと信じています。そして、自分にももっと出来ることがあるんじゃないかと、ご自身のなかに芽生えるものがあるとしたら、この作品に関わった僕たちにとってすごく幸せなことです。

その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
一覧から探す

敬称略

」の検索結果(0件)

お探しの検索条件では見つかりませんでした。
人物名を入れてください。